河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

とりぱん9

2010-05-31 20:44:03 | 読書(マンガ)
つづくよ。
もうやめようと思いながら、
また、ちょっとワイルドライフ的な小話に惹かれるわけだが。
鳥への餌やり禁止と言われながら、やり続けるってどうなんだ。
この作者も、野鳥に詳しくなったねえ。
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太陽の戦士

2010-05-19 19:43:57 | 読書(小説)
ローズマリ・サトクリフ、岩波少年文庫。
グレードブリテン島の、青銅器時代。紀元前900年くらい。
右腕が利かない少年ドレム。
でも、へこたれず、やんちゃで負けず嫌いの子どもだった。
しかし、ある夜、戦士にもなれないような子は息子の数に入らない
という祖父の残酷な一言を聞いてから、人生観が変わってしまう。
かけがえのない親友と、愛犬ノドジロなどに支えられ、戦士になるべく励む。
王道と言えば王道のストーリー展開。
だけど、うまくばかりも行かず、挫折も味わう。
そして訪れるハッピーエンド。
話運びがホントにうまい。
子ども向けとして、完璧だと思う。
大人になってから読むと、さらに分かるってところも。
作者も身体障がいがあったらしいけど、
ドレムも、障がいがあってもへこたれず、
他の人たちと対等に、一人前になろうとする姿が小気味良い。
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プリンセス・トヨトミ

2010-05-16 09:39:32 | 読書(小説)
万城目学、文藝春秋。
会計監査院と大阪国との戦い。
うーん。
「鴨川ホルモー」は、あり得ない話をありそうな話に
うまいこと仕立て上げていたけれど、
こちらは、話を大きくしすぎた分、少し無理があるような。
アイス好きの鬼の松平、帰国子女旭ゲンズブール、ミラクル鳥居の
でこぼこ3人組が、大阪出張で出会った、謎の会社(有)OJO。
その正体は。
妙に公務員らしさが出ていて笑える。
ちょっと中学生たちのキャラが濃いのに薄く感じる。
なんだろう、親近感がわかないからかなー。
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海の島

2010-05-09 20:03:32 | 読書(小説)
アニカ・トール、新宿書房。
ステフィとネッリの物語4部作の1作目。
オーストリアで裕福な家に育ったユダヤ人姉妹、
12歳のステファニー(ステフィ)と7歳のエリノア(ネッリ)。
オーストリアがドイツに併合され、迫害に遭うようになり、
スウェーデンの<海の島>に疎開してきた。
二人は別々の家に預かられることになる。
ステフィは、いじめられたりもしたけれど、
言葉も覚え、中学に進学も決まって、親友もできて、
一人きりではないと感じるようになるまでの1年間が描かれる。
手紙や伝聞で、遠くに描かれる戦争の影が恐ろしさを醸し出す。
とりあえず、続きを読んでみよう。
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