河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

DVD「つみきのいえ」

2009-09-28 22:31:35 | 映画
アカデミー賞を取った短編アニメ。
あらすじ以上でも以下でもない。
ナレーションがなくても十分わかる。
なくてもいいかも。
味のある絵、そしてちょっぴりノスタルジー。
栗コーダーの近藤さんの音楽が、明るくさみしいのを支えてる。
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魔使いの秘密

2009-09-28 22:28:08 | 読書(小説)
ジョセフ・ディレイニー、東京創元社。
魔使いシリーズ第3弾。
秘密は、結局明らかにされなかったような、大人のひ・み・つ(笑)のような。
トムも見習いになって1年が経とうとする。
師匠は年を取ってきて、どうやらそろそろ世代交代。
トムの父が亡くなり、母も故郷へ帰ってしまった。
トムに残された母の小部屋の秘密は?
つづく。
でもまだ次の「魔使いの戦い」でも終わらないんかなあ。
がんばれ、トム。
男どもにあしらわれながらがんばるアリスも、どこまでできるのか。
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神去(かむさり)なあなあ日常

2009-09-27 16:29:21 | 読書(小説)
三浦しをん、徳間書店。
三重県が舞台ってから読んでみたよ。
架空の村、神去村。
美杉っぽいけど、宮川のような尾鷲のような。
高校卒業後、就職を決めずにだらだらしてた平野勇気は、
神去村に送り込まれた。
全くの初心者なのに、林業をすることに。
ヨキと愛犬ノコ、中村班のおいちゃんたち、そのほか
「なあなあ」が口癖の住民たちと、勇気は一緒に生きていく。
前に読んだ「白蛇島」(文庫は改題したみたいだけど知らん)みたい。
よく、伝記物だと古くて怖い日本の伝統、みたく描かれてしまう古い風習が、
今も生きていて、次の世代にも受け継がれていく様子を、肯定的に描いている。
全くの現実路線じゃなくて、ちょいと溶け込む幻想的な描写が面白い。
神去山の二人の娘とか。
しかし、クライマックスのお祭りは予想外のはっちゃけぶりだったな。
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あの路

2009-09-27 13:00:02 | 読書(その他)
山本けんぞう、平凡社。
挿絵がいせひでこの絵本。
今度の原画展、是非行かなくちゃ。
水彩画だけど、けっこう細かい技法を使ってる。
ラストの少年と、水たまりに映った空のシーンだけ、
ちょっと明るいけど、他は冬のヨーロッパな色彩。
天涯孤独になった少年と、その町に住む犬「三本足」との交流。
主人公は、何も否定せず、自力で人生を歩んでいく。
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DVD「風音」

2009-09-26 22:49:38 | 映画
邦画。
目取真俊の小説の映画化。作者が脚本も書いてる。
原作、昔読んだ。
短編だった。長編にしたのも出ているけど読んでない。
風音、ちょいと笛すぎ。
ついでに、後半からの80年代メロドラマ風の展開は
どうにもならなかったんだろうか・・・。
マサシやアキラたち小学生たちの友情とかはいい感じなのに。
クライマックスからラストシーンまでの、台詞のない展開が
邦画だなあと思う。
万年筆、返してあげればいいのにと思ったけど、
返したところで、あの女性の人生に重荷になっちゃうだろうから、
あれでよかったんかなあ。
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