河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

さくら聖・咲く

2012-12-24 21:02:21 | 読書(小説)
畠中恵、実業之日本社。
佐倉聖の事件簿2と銘打っている。
しかし、もうちょっとタイトル何とかならなかったものか。
1作目も「アコギなのかリッパなのか」だったし、
中身は結構面白いのに、なんか今ひとつな感じ。
政治家手伝い?の大学3年生、佐倉聖。
コネに頼らず就職先を見つけようと奮闘する。
しかしこんな学生いたら、すげー便利。
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舟を編む

2012-12-24 20:44:41 | 読書(小説)
三浦しをん、光文社。
玄武書房で編纂予定の辞書、「大渡海」。
松本先生と編集者荒木の悲願だった新しい辞書作り。
糞真面目な馬締光也は、辞書編集部に配属になり、
辞書編さんに邁進することになる。
不況のこのご時世、果たして辞書は完成するのか!?
辞書、はては言葉への熱い思いがほとばしる。
香具夜との恋愛話はちょいと都合いいけど。
帯のイラストになってる西岡と馬締のシーンは良い感じ。
しかし事態は13年後へ・・・
家で辞書を見直しちゃったよ。
装丁が辞書と同じでちょっと楽しい。
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金の仔牛

2012-12-21 17:27:10 | 読書(小説)
佐藤亜紀、講談社。
追い剥ぎの青年アルノーが、
今まさに身ぐるみ剥ごうとしていた紳士から
持ちかけられた儲け話。
紙切れだと思っていたリーブル札から始まる、
ミシシッピ株の株式相場絡みの物語。
話の軸には、アルノーがたまたま惚れた女が
故買屋ルノーダンの娘で、娘を取られたくない一心で、
イカれた紳士オーヴィリエにアルノーを売り、
その他いろいろないかさま師たちが関わって、
ちょいと大変な騒ぎになる。
まあアルノーたちはハッピーエンドなんだけど。
途中から数字に麻痺してきて、最初は750すげーだったのに、
9000か1万かみたいな。
そして挙句に計算についていけなくなった・・・
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町でうわさの天狗の子10

2012-12-17 22:38:25 | 読書(マンガ)
すげー、10巻だ。
そして、なんか天狗的展開が面白い。
自分の強さと危うさを薄々感じ取ってる秋姫。
自分の出自を知り、自分の中の天狗と相対する。
秋姫に明日は来るのか。
文字を書いて言霊込めて術を使う鬼とか、
ずっと前から出てきてた獣っぽい秋姫の影とか、
けっこうブレずに謎が明かされていってる。
奈良の描写も普通にリアルな奈良。
それより何より、「某、驚きの白さではござらんか」
とかブレーメンの音楽隊とか、動物ネタがツボる。
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プラネット1

2012-12-10 23:35:05 | 読書(マンガ)
遠藤淑子の最新刊。
作者が最初っから断っているとおり、
計画性がないというか・・・・・
「アリル~午後のお茶は妖精の国で番外編~」の
最後に載っている読み切りが第1話で、
この本自体が、それの続き。
くっそー、細かいところ覚えてねーってまま、
続きを読むはめに。
ニセ角と関西弁のあやしい精霊ディールと、
少女の格好をした少年リースの異世界探検物語。
交互に語られる過去の物語がそのうち繋がるのか。
今のリースと過去のリースは同一人物?次世代?
少年リースを知ってしまったら、
少女のリースがちょっと気持ち悪いかも・・・
しかしさすが遠藤節、絵はアレだが、読ませるねえ。
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