河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ダーウィンのドラゴン

2024-08-05 11:03:43 | 読書(小説)
リンゼイ・ガルビン、小学館。
イギリスの児童書。
本人は歴史小説と言ってるようだが。。。
ダーウィンがビーグル号で航海してた時の、
キャビンボーイ兼バイオリン弾き、のち助手という
実在の人物シムズ・コビントンを主人公に、
ガラパゴス諸島で遭難した時に出会った謎の爬虫類
をめぐる冒険譚ということだが、、、
なんか思ったよりこじんまりとした冒険で、
せっかく出てくるダーウィンもパッとしないし、
そもそもドラゴン、ファージングはかわいいけど、
それほど動物学的な描写があるでもなく、
今なぜ標本が残ってないのか的な
なんかもう一捻り欲しかったなあ。
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書楼弔堂 待宵

2024-08-05 10:50:58 | 読書(小説)
京極夏彦、集英社。
シリーズが似たようなデザインで、
どれ読んだのかわからなくなったけど、
破曉と炎昼は読んだと思ったので消去法。
次の語り部は、坂の途中の甘酒屋の爺、弥蔵。
こいつの正体は何だろうな、というのは一つの糸。
しょっちゅう顔を出すのは酒屋の次男利吉。
ここに、弔堂へむかう様々な客が、甘酒屋に立ち寄り、
弔堂までついていってやったりする。
求めている本を渡し、なければ渡さない。
弥蔵の場合は、過去を蓋して偽名で生きているから、
渡す本は、その時点では、ない。
謎を持っていったら、鍵の一つを弔堂が持ってるから開けられるとか、
ちょっとご都合主義だけど、いつものことだからまあいっか。
じわじわ続くと、弔堂の正体もわかるのかな。
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虹いろ図書館の蛇男

2024-08-05 10:39:46 | 読書(小説)
櫻井とりお、河出書房文庫。
これは...児童書。
とはいえ、子供騙し的な描写は全然なくて、
子供の理屈がそのまま描かれてて好感が持てる。
お母さんが病気で入院中、お父さんは左遷されて仕事を変わり、
転校することになった主人公は、どうやら逆らってはいけない子に
逆らって、いじめの対象となってしまった。
学校へ行けなくなってしまったが、
母不在で頑張ってくれてる父と姉から身を隠して、
図書館に飛び込む。
そこにいるのはへびおとこ、右半分が緑色をしている。

ラストのスイミーだけ、カラーで掲載されてたよ。
後日譚含め、全てがいい感じにまとまった。
しかし、シリーズってのはどう続くのか?
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