河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

芙蓉千里

2024-08-14 22:50:07 | 読書(小説)
須賀しのぶ、角川書店。
以前に文庫でこれが全4冊で売ってた時、
ちょっと気になったんだが、
少女漫画とかでこういう大河っぽいのあるよなーって
素通りした記憶がある。
今になって、これ、この作者のだったか。って感じだ。
この主人公の奔放さは、流血女神伝のカリエとどこか通じる。
少女小説で、男親の違う子を3組産むヒロインって。
と衝撃だったが、この作品もまあまあすごい。
12で父親に捨てられ一人になった少女が、
外国(哈爾濱)の女郎部屋に売り込む人買いに自分を売り込み、
大陸一の女郎になる!と意気込むって。
しかし、ラスト、絶対馬賊になると思ったのに、違ってた。
でもきっとそうなる。
文庫は4冊だったが、図書館には3冊。何が違うんやろー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする