鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

地震災害の教訓8

2013年09月08日 00時00分01秒 | 紹介

ケ.自家発電装置
 病院で地震による停電のため、早速自家発電に切り替えたが、20分たってやっと作動した。心臓手術中の患者を人工心肺からだし、傷口の縫合中であったから良かったものの、人工心肺中であれば、おそらく生命に関わったと思われる。従って、いつでも切り替えて作動するように月一回ぐらいの点検が必要であろう。

コ.二次災害の防止
 1)電気
  地震とともに停電するが、通電する際には、各棟の受電盤や電線の異常の有無を確認した上で、通電すること。特に、木造家屋の場合、天井で電線が切れていたり、振動で裸線になり漏電のため出火する恐れがある。機器については専門業者の点検を終わった後に通電のこと。

 2)ガス・水道
 ガス管、水道管は、古いものが折れたり破れたりしていることがあるので、ガス漏れや漏水を点検した上で通すこと。都市ガスや市水道の場合、市が点検に来るが、施設部でも配管図により点検する必要がある。

 3)エレベーター
 契約している保守管理会社の点検が終わるまで使用中止とする。復旧直後は供給電力が弱いので、緊急用1~2台に限定する必要がある。

 4)崖崩れ
 亀裂の入った崖や路肩は、集中豪雨で崩落する恐れがあるので、警戒すること。

 以上、思いつくまま記したので、あるいは重複部分もあり、お読み辛かったと思う。本学でも評議会に諮り、地震対策委員会を学長の諮問機関として設置し、分科会に分かれて検討することになっているので、詳細な報告は数ヶ月後にはまとまると思う。「災害は忘れた頃にやってくる。」との格言どおり、何時来るか判らない。異常の反省と教訓がお役に立てば幸いである。

 このブログの紙面を借りて震災の教訓をシリーズで投稿したが、日頃からの震災や災害に対する準備は心がけておくことが大切である。今回の東北・北関東を襲った震災と津波は例に出した仙台の地震以上のものであり、いまでも行方知れずの方が発見されていない。
復興に係る費用や時間は過去に経験しなかった出来事である。予想では南海・東海沖の南海トラフ震災が取りざたされている。建物の耐震化は緒についたばかりである。人事を尽くして天命を待つではないが、たとえ発生しても最小限に食い止めるのが人知というものである。
大学という特殊な例であったが、個人の住宅や、勤務先の企業等においても十分に参考になると思っている。(このシリーズ最終回です)