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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

地震災害の教訓6

2013年09月06日 00時00分01秒 | 紹介

カ.薬品類の保管と場所
 1)薬品の保管
  化学薬品景況質・実験室は常に大量の薬品が陳列してある。今回の地震での被害のあった理学部化学棟は実験中でもあったが、戸棚が倒れ、又は棚から転落し、各種の薬品が混合して発火又は爆発した。出来得れば、棚を固定し、しかも棚に転落防止のためのプラスチック(高さ5センチメートル位)の枠を格段の手前に設けるか、瓶のはいる大きさの穴をあけたプラスチック板を固定し、それに瓶を挿入する工夫があれば良かったと思う。
一番良いのは、爆発・発火の恐れのある薬品は少量しか出さず、それをドラフト(注:排気を備えた装置)の下に入れておくのが安全であろう。大量のものは、厄介でも1階に耐震構造の薬品庫を造り、貯蔵しておくことであろう。また、少量のものは、耐火金庫に入れておくことも考慮すべきである。

 2)化学系教室・実験室
 これらを上層階に設けるのは危険である。有機化学系学科などは1階に置くべきである。
 また、各室の扉は鉄扉にし、下から水の入らぬ構造が望ましい。(扉の下から水が入り、床に落下したナトリウムが爆発した例がある)

 3)スプリンクラー
 薬品を大量に保有している箇所には、スプリンクラーは大変危険である。中和剤・化学消火剤・粉末消火器の常備を怠らないこと。水を使う場合には、大量の水なら良さそうだ。

 4)ガスボンベの保管
 2月の経験から壁に鎖でつないでおくようにしたが、簡単なビスは抜けてしまう。倒れないように鉄製の袴をはかせるか、倒しておいて転がらないように歯止めをしておく必要がある。(次回へ続きます)