新勝庵

元サラリーマン、映画・読書・芸術好き。
おんとし 92歳 です。

サンシューの花

2014-03-07 19:26:29 | うんちく・小ネタ

 去年の8月から約半年間、全くブログに手を付けていない・・・!

気にはしていたけれど、家内の骨折入院に続く介護施設への移行の事や、

それに伴う、私自身の体調不順(メンタルヘルスだと思う)の事もあって、

気も滅入りがちで、なんだか書く気になれなかった・・・。

ところが、最近近親者も含め、数名の方から ・・・ いつも見ているのにぜん

ぜん書いて無いじゃないの? ・・・ どうしたの?と、「励ましとも取れる嬉しい

質問」を戴いたので、 こんな駄文でも読んでいてくれる人が居られる!と知

れば、有難い事で、また元気を出して、好きなパソコンに向かい! 取り留め

のない事でも書きっ続けよう!!。

〇 毎年書いて来たが、 今年も我が家の象徴的〝 春告げ花 " サンシューの

花が咲いた!

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サンシュー、正しい漢字は 「山茱萸」。 ミズキ科の落葉小高木。

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宮崎民謡「稗つき節」の歌詞では、今は「山椒の木」となって

 

♪ 庭の山椒の木  鳴る鈴かけてよー   ホイ

 

    鈴の鳴るときゃ  出ておじゃれヨー

 

 

となっているが本当は、山茱萸(サンシュー)の木。

 

平家追討(根絶やし)を命じられた(那須の与一)の弟、那須大八が、

日向の山奥まで分け入って見たものは!余りにも悲惨な落人達の

困窮生活状態 ・・・・ それを題材にした「那須の大八と庄屋の娘鶴富」

との悲恋物語。

 

確か昔、柳田國男がこれを発掘して紹介した・・労働歌が「稗つき節」

として火が付いた「有名になった」と思う。

 

私も十年位前ここを訪れた事がある・・鶴富屋敷は今も残っている、

今はすっかり観光化しているが、追うものと、追われる者とのなさぬ恋物語

には、想像を掻き立てる纏綿たる情緒がある。  でも、

 

その時現地で知ったのだけど、椎葉に今も「那須」性の人が何軒かある

という事。 と云う事は那須の大八の子孫が居るという事!。

 

要するに、生木を裂くように、鶴富姫が捨てられた ・・・・ というのではなく、

 

二人は結ばれて、大八の子孫は今も残っている・・・と云う事だらう!

 

めでたし めでたし かな?