1960年代のフランス映画(白黒)
フランス映画が 「映画はフランス」 だった時代の懐かしい作品。
あのジャンヌ モローと ジャンピエール・ベルモンテ。
ストーリーは単純、 或る町の製鉄会社の社長夫人(ジャンヌモロー)の話。
富に恵まれ豪邸に住み、家事一切は執事・賄い人が取り仕切り、特にする
事もない。忙しい夫との愛情は冷え切っている。
ピアノのレッスン、散歩・・・可愛い男の子にそそぐ愛情の毎日・・・
息子のピアノの稽古の帰りに、ふと立ち寄った製鉄所の従業員達の集まる
パブで若い青年(製鉄所の工員)に話しかけられる。
綺麗な奥さん(社長夫人と知っていて)プレイボーイの彼は、いたずら心
で話しかけた・・・が、女性の方は火がついて燃え上がった。
それから(キスすらしない)二回程度のしのび逢いだが、狭い町だから、
社長夫人の浮気として一瞬に知れ渡る。
逢いたい女性・・・事の大きさに戸惑い、町を出ようとする男。
大事な社長宅におけるレセプションを抜け出し、恥も外聞も捨てて逢いに行き
彼に「どうにもならぬ生(な)さぬ仲」と諭され・・・ 一緒に逃げよう!とは言って
くれない。でも若し、そう言われても “ 坊やを置いては行けない ” 分り切った
しがらみ。
燃える恋心・・それを必死でおさえる”理性” どうしょうもない現実・・せめて
最後の握手をさせて、とせがみ・・・去って行く彼を見送る・・・
彼は、町を出て行った。 どうする事も出来ない・・・
残された彼女の 、シジマに響く号泣・・・・・・・
・・・の果て・・・・
夜明け、事情を知り尽くした夫が迎えに来た車で帰るしかない ・・・・・・
夫が開けてくれた車に乗り込む・・・・・ で 「 FIN }
これからどうなる??・・・
どうですか?大人の映画。 然も茶の間でビールをのみながら二回見た。
なんて幸せなんだろー!!!。DVDに撮ったから又見る・・・映画馬鹿!