新勝庵

元サラリーマン、映画・読書・芸術好き。
おんとし 92歳 です。

ムツ六

2018-04-09 15:27:35 | 日記

三月終わりのある日、 テレビで 漫然と 「もぐれさかな君」 東京湾を

 さかな君 が潜って、 江戸前の近況を映す ・・・ を見ていたら、

     胸の奥から無性に懐かしいものがこみあげて来た。

50年近くもまえのことになるけど、 いま さかな君が 潜っている、

豊饒海・・千葉県 館山沖は、 若かった頃の私が釣りに熱中

してた時の釣り場です。

東京湾の入口で、(巾着の締め首みたいな所) 横須賀、横浜、東京

港 へ 出入りする、巨大コンテナー船から 日米軍艦 タンカーや 大小

の貨客船 etc 一日数百隻の船舶が出入りする要衝です。 

 魚君が潜った 12メートルの海底には 「海難事故防止祈願の神社」

がある。 これは知らなかった. このあたりから 急激に深くならう。

さかな君が潜った 12 メートル の海底には 「海難事故防止祈願の

神社」がある。 これは知らなかった! この辺から 急に 深くなる ・・

 

海底神社では、 コブだいの「よりこちゃん」がさかな君を出迎えてくれる

神社 には 漁師の神主さんがいて、老年(人間なら80才?)の飼いなら

されたペットのこぶだいが住み着いているとのこと。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○ 私が 40才くらいの頃 杉並区 泉町 に住んでいて、日曜日には釣り

船で沖釣りに出かけるのが楽しみだった。

朝 4時頃起きて、 釣り道具一式に クラーを背負って、 京王線 代田橋駅

から 新宿で乗り換え、 山手線で 品川駅へ、更に 京浜急行に乗り換え、

はるばる 三浦半島の突端に近い 久里浜駅で下車、 更にタクシーで 久里

浜漁港の 釣り船 「ムツ六」 へ行く。 

8 時半 位じゃなかったかなー? 大型乗合の釣船に乗り込む (早い者

から良い場所が取れる) エンジンの音を聞きながら、期待に心が踊った!

釣り場は さかな君が 潜った 館山沖あたり。 

此処は浅場から急激に深くなるところで、 普通の魚から、 深海に近い海

に棲む魚と、 多彩な魚が連れた。    黒潮の流れもも近い、

 特にムツ (白ムツ、黒ムツ、赤ムツ)がよく釣れた。  ムツ 六 とは 「ムツ

釣りの 六 さん」  か?

大体はよく釣れたが、当然 釣れない日もあった。 全くの ボウズ の時は

おかみさんが、漁協から魚箱を持ってきてお土産に魚を配ってくれたとき

もあった。

くたびれて、 家に帰り着くのは 7 時ごろになった。

あの時流行っていたのが 「帰って来た酔っ払い」  テレビでは 丁度  第

一回 NHK 大河ドラマ 松本幸四郎主演の「花の生涯」 をやっていた!

             

             こんなでかいのを 釣った 事もあった。

 ○ そんな事から、 ムツ六 が懐かしくなって、インターネットで検索

してみたら、 あった あった 派手なサイトの 「ムツ六」 が ・・・・

そーか!ますます繁盛してる様子! もうあの六さんの孫の時代だろう

 

しまのの石鯛と、 鯛 のようなのは 赤ムツ ?  ムツ と 鯛はよく似ている。

それから、 久里浜と云えば あの 黒船 の ペリー が上陸した所で 上陸

記念碑があった。

○ こんな事もあった。 釣っていると、 巨大な アメリカ 空母のデッキの

上から、水兵達が 笑いながら 両手を 狭めて、[小さい)のゼスチャーを

する。 わたし達も 負けじと、 両手を拡げて、 大きい という 仕草でやり

返し お互い笑いあった ・・・・ また 大きな帆船 「日本丸」 や 「海王丸」

も 横を 通過した ・・・・・・

 ※ こうして、 一日 疲れては 、

      また 翌月曜日 には 元気に 満員電車 で会社に出勤した。   

 

 


 

 

 

 

 


コメントを投稿