新勝庵

元サラリーマン、映画・読書・芸術好き。
おんとし 92歳 です。

滝 純一

2014-06-25 17:06:35 | アート・文化

宗像市の「海の道むなかた館」に、福岡教育大学美術部名誉

教授 滝 純一 氏の作品が寄贈された。と市の広報に載って

いたので、早速見に行って写真も撮って来た。

作品はF200号(259cm×193cm)の大作3点他小品2点。

滝 純一氏は現在「二紀会」の重鎮で、過去留学もし、数多く

の輝かしい内外の賞も取っている知名度の高い画家で、私

も名前は早くから知っており、克つて美術誌などで、作品の

絵は見たことがあるが、実物を見るのは今回が初めて!

Photo

   題名「聖馬は眠る」 F200

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     題名「Being  Silent 」

上部の黄色く見えるところは全部金色(金は写真では上手

く写せない)

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    題名「記憶の刻」

重厚な中世的歴史(十字軍時代?)の重みを感じさせる

様な内容?だが ・・・・ よく見ると、単に油絵の具だけで

はなく、色々な独自の画材技法をおりまぜた、独特のマチ

エール(画材の効果)が珍しく素晴らしい!

特に好きではないが、大きさと歴史の重みと緻密な技法

が織り成す、特に 〝金” の効果を生かした画面に感動し

た ・・・ 。


紙の手提げ袋

2014-06-09 14:46:39 | アート・文化

博多大名2丁目にある「山本文房堂」は30年以上に亘って

 付きあいがあった。

油絵材料・木版画・エッチング材料 etc ・・・・

その山本文房堂の紙手提げ袋は堅牢で今でも時々利用し

ている。 そのデザインがシンプルだが画材店らしくユニー

クで好きだ。

2

これは、18人の有名画家達の作品に描いたサインを

デザインしたもの。

 はて、誰のサインか?・・・すぐ分かるものももあるが、

どうしても分からないものが多い。

 普通 絵を見る場合、サインまで注意して見る人はあま

りいないのではなかろうか!

 この中で私が分かったものは!

 これは一発で分かった。

Photo

キュピズム(立体派)の巨匠、あの有名な “ パブロピカソ ”

Photo_2

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これは、エコールド パリ(パリ流派)の代表、

 “ モジリアニ ”  彼の生涯は、ジェラールフイリップの

「モンパルナスの灯」で映画化された。 

生前は殆ど売れずに困窮して早死にした ・・・・

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“ ピエール ボナール ” この人も エコールドパリ に属する

だろう ・・・ 

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この人は「日本画の影響を強く受けた人」と言われている。

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         “ フェルナンド レガ ”

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“ ジェームズ アンソール ” ベルギーを代表する画家

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       _______________________________________________

※ その他は正確に読めない!というか、あまり自信が

ない。

 昔 (約45年前)、 「新制作派」の画家 “ 富岡惣一郎氏 ”

親交があったが、 その富岡さんが 「 サインが描けるよ

うになったら一人前よ」と言っていた。

 その時は意味がよく分からなかったが、 自分の絵に

自信の持てない絵のサインはサインが下手!絵にサイン

が馴染んでない、というか? サインを見ると絵の熟度が

分かるというか?富岡さんの言葉が今は分かる様な気が

する。

※ 富岡さんは歳は私よりだいぶ上だった。

彼の絵は独特の白を基調にした油絵で当時から(富岡ホワ

トと言われていた。  藤田嗣治の“ふじたホワイト”に似て

いる。

あの当時、サンパウロの国際ビエンナーレでグランプリを取

ったりしていた。

その後、新制作派の重鎮になり、故郷に美術館が出来たと

いうことは何となく聞いていた。

久しぶりに思い出してINで検索したら立派な美術館!

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富岡さんはすでに20年前没したらしい ・・・・

http://www.pref.niigata.lg.jp/minamiuonuma_kikaku/1297886444450.html

 私の尊敬する最も身近な画家の一人でした!