今日は三月一日。 仕分け的には 一応今日から春!
何とか今冬も無事越した、そして九十回目の春が来た。
PC 教室の O さんが、団地内六丁目に素晴らしい枝垂れ梅のお家
があると 誘われて見に行った。
・・・・・・・・・ お見事 ・・・・・・・・・
・・・・・ よくぞここまで! 家人のご熱心さに敬意 ・・・・・
写真を撮りに行った昨日(28日)は素晴らしい 快晴だった。
だが、 春は名のみで、まだ空気は冷たい
「北原白秋」の詩集より・・・
今日は三月一日。 仕分け的には 一応今日から春!
何とか今冬も無事越した、そして九十回目の春が来た。
PC 教室の O さんが、団地内六丁目に素晴らしい枝垂れ梅のお家
があると 誘われて見に行った。
・・・・・・・・・ お見事 ・・・・・・・・・
・・・・・ よくぞここまで! 家人のご熱心さに敬意 ・・・・・
写真を撮りに行った昨日(28日)は素晴らしい 快晴だった。
だが、 春は名のみで、まだ空気は冷たい
「北原白秋」の詩集より・・・
パソコン教室内で S 女子がそっと来て、「今度の11日は祭日だけど、また
お昼食べにいかない? 誰々さんもくるよ!」。 私、ウーン それはいいけど、
僕を誘うと、又ビールを呑むよ。 勿論ビールは飲んでもいいよ・・・・
ウーン!そんなら OK 行くよ。
(過去 何度も一緒したから)例のファミレスで一人で酔っておしゃべり
するか! 位に思っていた。
それから、数日してまた S 女子が、 M さん(私より二つ上の92才)も呼ん
でいい? と聞いて来た。 いいんじやなーい 僕は構わんよ、Mさんはあま
酒は飲まないけど ・・・
・・ 所で、待てよ、何か 企画しているなぁー? 私 90 Mさん 92 。T 女子
M 女子ゴグループで、お祝いに、例のファミレスで、おごってくれるんだなー?
せいぜい 5~8人位 だろうと、思っていた。
〇 さて、当日 迎えに来てくれた S女子の車に乗って、可成遠い、(想像
していた何時もの所と違う)
着いた場所は、この地区では、可成有名な(私は初めて)・・・料理屋に到着。
なんと、大広間に 立派な宴席が設けられていて、既に皆さん着席。 私二人
を待ち受けられていた。 総勢30人 ・・・ 私達は拍手で迎えられ、
もう、ビックリ! あとは T女子の司会で、知らない内に企画された。、
「卒寿のお祝い」が進められた!!!!!
私にとってはまさに、
美人からの、花束贈呈 ・・・・ シヤイな私は チョット 照れ気味 ・・・・
ー 最後は全員の集合写真 ー
私はもう、この歳になって、予想だにしなかった、この様な手厚い処遇に、
ただただ 感謝まさに、 「我が人生最良の日」 でした。
ひたすら、感謝あるのみ!
私の大好きな、且つ、スティーブン・スピルバークやコッポラが師匠
と仰ぐ、世界の巨匠「アカデミー特別名誉賞」受賞の、 黒沢 明。
数多くの作品の中で、意外に知られてない作品に 「夢」 がある。
これは昭和65年作で、 八つの話が オムニパス 風に語られている。
従って 物語は八つあるが、 私は 「天気雨」 と 「トンネル」 の二
つが大好きで、 また見たくなったので INでDVDを買った。
黒沢 明作 「夢」 の中の 第四話 「トンネル」 私の一番歓迎した、
好きな作品。 昭和21~22年頃の、 ある田舎道の夕暮れ時 ・・・
・ 一人の復員将校(寺尾 聡)がとぼとぼと歩いて帰ってくる ・・・・・・
・ やがて大きな トンネル に差し掛かる。 何だか!背筋に冷気の様な
ものをかんじる ! ・・・・・・・
・ トンネルの中で、 突然 軍用犬 が出てきて、 激しく吠えたてる ・・・
・ やっと、 長いトンネルを抜けると、 もう既に日は暮れ掛かっていて薄暗い
・ すると、 トンネルの中から何か? 軍靴の足音の様な響きが聞こえて来る?
・ 少尉・・・(小隊長)を先頭に 一小隊の兵隊が歩調を正して進んで来る?
・ やがて 小隊は目前に ・・・・・・・
・ 少尉の ・・・ 「小隊止まれ」 の号令で 全員停止して、銃を下ろす!
・ やがて 「中隊長殿に敬礼 ― 捧げつつ」 の号令で 一斉に 捧げ銃
をする ・・・・・・・
・ 「 第三小隊 只今帰りました、 全員異常なし ・・・」 小隊長の報告 ・・
・・・・・・ やがて ・・・・・・
・ 中隊長 (大尉か中尉) が、 声を絞って 語りだす !
” 聞いてくれ ”
お前達の気持ちはよく分かる。 しかし 第三小隊は全滅したのだ。
すまん! 生き残った わしは、合わせる顔がない。
お前達を全滅させたのは わしの責任だ。
わしは、 全ての責任を 「戦争の不条理」 と 「軍律の非人間性」に転化
して、 自分の無定見と過ちを認めぬ様な卑怯者ではない!
しかし、 生ながらえて 捕虜となったわしは、 その抑留生活で、死ぬ
苦しみを味わった。 そして また今、お前達を見て 同じ苦しみをなめ
ている。
いや、 お前達は自分達の苦しみに比べれば、そんな苦しみは 何だ
と言うだろう。
しかし 正直に言う、 わしはお前達と一緒に死にたかった。
この気持ちを信じてくれ! お前達の無念な気持ちはよく分かる。
戦死とは言っても 犬死だ !
しかし、 その様に この世を さまよって 何になる。
頼む 帰れ ・・ 帰ってくれ 帰って静かに眠ってくれ ・・・・
中隊長は ・・・ 不動の姿勢(きおつけ)を取って
第三小隊 廻れ右 前へ 進め の 号令をかける ・・・・・
・ 第三小隊は廻れ右をして、 歩調を取って トンネルの奧へ目指して
行進して行った ・・・・・・ 帰って行った ・・・・・・
・ その時 ・・・ 葬送ラッパ がなり続ける ・・・・・・
・ 中隊長はその場に 泣き崩れて 第三小隊(死者)の消えて行く姿 ・・・
に 「南無阿弥陀仏」 と唱えたのではなかろうか?? ・・・・・
______________________________
ドラマであれ、映画であれ、 その善し悪しを決定付ける 要因の一つに
「時代考証」の可否がある。 ・・・ らしさ (嘘っぽい?)の中にコスチューム
とか動作とか ・・・ 戦後70年立つから仕方がないが、 軍隊・戦中物に
見るに堪えない物が多い ・・・ だがこの映画は 服装・軍装・所持物・動作
はほぼ100% 寸分の間違いがない! 。 軍隊を思い出す感激のドラマ!
終わり
黒沢 明 作 「夢」 八話の中の一つ目。
「天気雨」 私も子供の頃から、お天気雨は狐の嫁入り、と聞かされ
ていた。
・ 時は江戸か明治?可成大きな家の子供に 凛として 母が, 今日は
お天気なのに雨が降るから、こんな時はきっと 狐の嫁入りがあるから、
狐はそれを見られるのを とても嫌うので、 外に出ては行けません。
家にいらっしゃい! と、 きつく言いつける ・・・・・
ところが、 子供はそう云われると 逆に一いっそう見たくなって、そっと
抜け出して裏山深く入って行く ・・・・・・
・ 街道並木の陰にひそんでいると、 小雨の中、 狐の行列がやって
来る ・・・・・
・ その行列は、 静かで 厳かで とても四方に気を配りながら、しず
静 とやって来た ・・・・・
・ 数歩行っては、 全員が 一斉に右を見る! ・・・・・
・ また 数歩行ったら、 全員一斉に左を見る ・・・・・・・
・ 子供は 隠れているが、 この時しっかり見られている ・・・・
・ 行列の中心、 狐の花婿と花嫁 ・・・・・・・
・ お供達は、 また数歩行っては左を見る ・・・・・・
この狐達の 多彩な衣装や 顔の作り 仕草が とても幻想的で面白い!
・ 狐の行列が通り過ぎたので、 子供は急いで帰って来る ・・・・・
・ そこには、 厳しい顔をした母親が待っている ・・・・・・・
・ あれほど言ったのに、 お前は母の言うことを聞かずに 見に行ったで
しょう! さっき狐が来てこれを 置いて行きましたよ! ・・・・・・
・ さあ 狐が置いて行った短刀で腹を切りなさい!
お前が 腹を切る勇気が無ければ、 この短刀を持って 狐の所へ行って
謝って来なさい!
狐も 並大抵の事では許してくれまいが、 必死で真心から謝るのですよ、
・ こんなときにはきっと虹が出るはずだから、 その虹の根元が 狐のお家
のはずだから、 さがしなさい ・・・・・・
・ 門を締められて、 子供は短刀を持って狐の家を探しに行く
狐の行列と拍子木入の音楽と、 狐の仕草が面白い!!!
まさに 夢 ゆめのはなし ・・・・・ 終わり。