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優勝の味44

2018-12-19 00:01:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 まだ元旦まで10日以上あるのに、今日の時点で少し前に天皇杯決勝が終わっています。特殊な年ですね。思い出すに、J2岡山のホーム最終戦でボラ参加している時に、浦和サポの篤氏が「ウィー・ア・レッズ」とやたらご機嫌であり、あの日の夜が決勝でした。そして浦和さんが優勝されました。優勝おめでとうございます。同時にACL出場も決められました。また、アジアで優勝して欲しいです。最近の浦和さんといえば、今季から就任したオリヴェイラ監督の手腕で、すっかり蘇生された印象があります。やっぱ監督の部分は大きいですね。
   

【名門・浦和復活させたオズの魔法】
「苦しい船出となった今季だったが、タイトル奪取で来季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権も獲得という大団円で幕を閉じた。かつて鹿島でJ13連覇を成し遂げた名将の手腕が、沈みかけていた名門をよみがえらせた。」
「オズワルド・オリベイラ監督(68)は大胆な手法でチーム再建を果たした。『リーグ戦の真ん中くらいに目標が天皇杯を取ることに定まった』と槙野智章(31)が振り返るように、早々にリーグ戦のタイトルを諦めて天皇杯奪取に照準を設定。選手のモチベーションを高め、戦いやすい環境を整えた。
 そして目標を実現するべく次々と改革を断行。「試合への持っていき方、サッカーのために生きるという考え方。浦和に足りなかったものが植えつけられた」とDF岩波拓也(24)。まずは勝者のメンタリティーをチームに浸透させた。
 練習も“スパルタ化”。「単純に練習量が多い。だから自然と走る力がついた」とMF青木拓矢(29)が苦笑いを浮かべるほど選手に厳しい練習を課した。さらにメスを入れたのがセットプレー。これまで浦和はセットプレー練習には消極的だったが「ただ練習するだけでなく、選手一人ひとりの細かい動きまでやる」(MF宇賀神友弥=30)と徹底したトレーニングで成果を出した。」
引用:東京スポーツ

 やはり名将は違いますね。シーズン中盤でなかなかリーグ戦を諦める事はできません。徹底しています。「勝者のメンタル」というのは強いチームの共通項ですね。あと、「練習はうそをつかない」と言われていますが、まさに練習が実を結んだ形。対照的なのがJ2降格した柏、大谷主将から「練習で上手くいかないものが試合で上手くいくはずがない」と練習時の不満がにじみ出ていました。

【大家族の長・オリヴェイラ監督~「優勝は不可欠だった」】 
〔勝負強い浦和レッズ〕
「浦和レッズにとって12大会ぶり7度目となる天皇杯優勝は、現在のチームカラーを如実に示していたと言えるだろう。徹頭徹尾、勝負に徹して戦い抜くーー。「勝ったものが強いのだ」というサッカー界の格言そのままの戦いぶり。それは、これまでオズワルド・オリヴェイラ監督が率いてきたチームのカラーとも重なるものだ。」
〔就任当初は「選手の意欲が低下していた」〕
「指揮官によれば、今年4月に就任した当初は「選手の意欲が低下している」と感じられたという。ただ、連戦の真っ只中であり、すぐにチームを改革して結果を出すことはできなかった。そこでロシア・ワールドカップによる中断期間を利用して行なった静岡での夏合宿で、フィジカルの向上に努め、戦術の浸透を図り、何より選手の意欲を掻き立てることに注力した。そこから徐々にチームは上昇していく。リーグ戦は就任当初の13位から最終的に5位まで浮上。そして、天皇杯では頂点に立った。」
「指揮官のタイトルに対する強い思いが、チーム全体に伝わっていた。その伝え方こそが、オリヴェイラ監督の真骨頂と言える。選手、スタッフ、サポーターを「家族」ととらえて、同じ方向に歩ませるべく、あらゆる手を尽くす。時にはサポーターのもとにまで出向いて、語りかける。胸襟を開いて思いを伝え、結果、人心を掌握し、家族の数を増やして、導いていく。これまで率いてきたチームで見せてきたその手腕を、就任1年目から、しかもシーズン途中の就任にもかかわらず十二分に発揮した。その存在は、まさしく浦和レッズという大家族の長だ。」
引用:ベースボールマガジン社WEB
   
 確かに鹿島時代に「偉大な父親みたいな存在」と耳にした事がありますね。オリヴェイラ監督は優勝請負人、タイトルホルダーと聞いたので、ちょっと過去の獲得タイトルを調べてみました。こうしてみると、'15年から昨季までは空欄ですが、それまでは毎年のようにタイトルと取ってますね。特に鹿島時代。

・コリンチャンス: サンパウロ州選手権(1999)、ブラジル全国選手権(1999)、FIFAクラブ世界選手権(2000)

・ヴァスコ・ダ・ガマ: コパ・メルコスール(2000)

・鹿島アントラーズ: J1リーグ(2007, 2008, 2009)、天皇杯(2007, 2010)、ゼロックス杯(2009, 2010)、Jリーグ杯(2011)
・ボタフォゴ: タッサ・リオ(2012, 2013)、タッサ・グアナバラ(2013)、リオ州選手権(2013)、
・サントス: Copa São Paulo de Futebol Júnior(2014)
・浦和レッズ: 天皇杯(2018)

 当ブログとしては、たぶんJリーグ開幕年から毎年正月にずっと(留守録含む)見続けていると思います。という事はかれこれ25年か。でも今季のように12月上旬の決勝というのは記憶にありません。そして、いつも地上波放送(NHK)でしたが、今回は地上波は無し。これも前代未聞でした。いくらTV欄を探しても、天皇杯の放送予定が無かったのです。NHKは共催しているので、夕方の時間でも当然今までのようにNHK総合で放映があると思っていましたが、甘かった。
 確かに、今回は正月早々アジアカップがあるため、しょうがない事ではありましたが、ちょっと失望感が大きいですね。確か数年前の2ステージ制の暗黒時代に、チャンピオンシップがTBSで生中継されていたと思いますが、大会の価値はこれ以下なのでしょうか。たぶん、まだ元旦決勝だと思っている人がまだ日本全国に大勢いるんじゃないですか。 来季は元旦決勝でなくてもいいですが、サッカー界の知名度アップのために、ぜひ生中継をお願いしたいと思います。とにかく浦和さん、おめでとうございます。
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