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モンテディオ山形の件23

2016-06-03 00:01:11 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 久々の山形さんの事例です。元々山形さんは、公益法人が経営するJクラブとして昔から当ブログでは評価が高く、地域密着した素晴らしいJクラブだと認識しています。他のテーマだったのですが、J's GOALで「ご当地ディーオ」という記事を見かけて、すぐに記事にする事にしました。親企業の無い地方クラブのお手本となる素晴らしい事例です。以下、抜粋して紹介。
   
【山形県全35市町村コラボ企画「ご当地ディーオ」】
 山形県35市町村をイメージし、各地の名産品やお祭り、農産物などの様々な特色とモンテディオ山形マスコットディーオがコラボレーションした「ご当地ディーオ」のイラストが完成。今後は、各ディーオを各市町村に露出展開し、山形県内において更なるクラブの認知度向上や、各市町村のPR活動など、多角的な展開を行っていく予定。

〔ご当地ディーオについて〕
デザインコンセプト:
 山形県内35市町村をイメージした各市町村ごとのディーオを製作することで、よりモンテディオ山形を身近に感じて頂き、親しみを持って頂くことを目的として全35種類のご当地ディーオを製作。
〔各市町村のモチーフについて〕
村山地域:
 山形市(花笠)、上山市( かせどり)、天童市(将棋)、尾花沢市(すいか)、中山町(カブト虫)、西川町(夏スキー)、大江町(やまがた地鶏)、
 寒河江市(つつじ&さくらんぼ)、村山市(薔薇)、東根市(さくらんぼ)、山辺町(繊維(ニット))、河北町(雛人形)、朝日町(りんご)、大石田町(そば)             最上地域:
 新庄市(新庄祭り)、金山町(金山杉)、 最上町(アスパラ)、舟形町(縄文の女神)、真室川町(梅の花)、大蔵村(雪だるま)、鮭川村(鮭)、戸沢村(舟下り)
置賜地域:
 米沢市(直江兼続)、長井市(けん玉)、南陽市(ぶどう)、高畠町(泣いた赤鬼)、川西町(ダリヤ)、小国町(熊)、白鷹町(鮎)、飯豊町(百合の花)  
庄内地域:
 鶴岡市(クラゲ)、酒田市(獅子頭)、三川町(菜の花)、庄内町(風車)、遊佐町(岩牡蠣)
J1山形公式HP該当記事:http://www.montedioyamagata.jp/news/g-5/y-2016/m-6/n-00005616/

 いやぁ素晴らしいですね。以前に当ブログの師匠的存在のJリーグ傍士元理事がご当地ナンバーの提唱者ですが、今回の山形さんのこの事業はまさにご当地マスコットコスプレとも言えるものです。それにしても地域性が出過ぎですね(微笑)。これを観ると岡山県よりも山形県の方が全然個性的です。各市町村を象徴するものがモチーフに採用されている訳ですが、面白いものばかり。縄文の女神、直江兼続、クラゲ、熊とか目を引きましたね。熊って日常的に出没するのかなと思ってみたり。続いて、そのご当地ディーオをシールにしたそうです。以下、抜粋して紹介。

【小中高生来場者コンプリート企画「ご当地ディーオコレクションシール」プレゼント】
 6月4日(土)からのホーム4連戦で、山形県内小中高生来場者を対象としたコンプリート企画として、「ご当地ディーオコレクションシール」のプレゼントを実施。
〔ご当地ディーオコレクションシール」概要〕
商品について:
 ご当地ディーオコレクションシール全4種(山形県35市町村、全35種類のディーオがランダムに分配)。
対象試合:
 6月4日(土)横浜C戦、12日(日)讃岐戦、26日(日)水戸戦、7月3日(日)山口戦の4試合
配布方法:
 小中高生ブースにて先着でのプレゼント。(各試合先着500名)
J1山形公式HP該当記事:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2016/n-00005617/

 シールいいですね。4枚揃うとサッカーコートになるというスグレもの。上手く子ども達のハートを掴む内容だと思います。年代的によくわかりませんが、ふと昔ビックリマンチョコというのが流行ったよなぁと思ってしまいました。
 そして、そのまま山形さんの公式HPを眺めていたら、さすが山形さん。いい事例がじゃんじゃん出てきました。今回はその中でも一番目を引いた「モンテ棚田米」ですか、以下、抜粋して紹介。
   
【2016年のモンテ棚田米の田植えの時期】 
 5月28日(土)は中地区有志の会、グループ農夫の会メンバーが手かける山形県山辺町大蕨での、棚田再生事業の田植え作業ににJ2山形の選手、スタッフが参加。この棚田再生事業へクラブの協力は今年で6年目で、当初40アールだった耕作地が、今年は2.1ヘクタールへと5倍以上に拡大。クラブは「日本の棚田百選」に選ばれている大蕨棚田の再生と地区の活性化に協力を継続。この日の棚田での田植えは快晴の中、韓選手と摂津選手、中井川統括取締役が参加。
 高齢化の進展や担い手不足などにより、継続的な耕作活動が困難な状況になりつつある「日本の棚田百選」大蕨棚田の再生と大蕨地区の地域活性を目的に、クラブが中地区有志の会、グループ農夫の会と共に、棚田再生事業(6年目)を継続。地域の繋がりがなかなか少ない時代だからこそ改めて地域の繋がりを大切にする事業。田植え終了後、地域の方との交流会があるそうです。
〔モンテディオ山形棚田再生事業「田植作業」実施概要〕
・日 時:  2016年5月28日(土) 13:45~(予定)
・場 所:  大蕨棚田
・実施主体:中地区有志の会、グループ農夫の会
・主な協力団体: 山辺町、JAやまがた、㈱フィディア総合研究所、大学コンソーシアムやまがた
・今後の作業予定:
 9月頃稲刈り、10月頃取り入れ
・備 考: 
 地元の方々の理解も得ながら、高齢化で耕作放棄地が増えつつある中山間地での活性化のモデルケースになってるとか。
J1山形公式HP該当記事:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2016/n-00005609/
  〃              http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2016/p-3/n-00005565/

 中山間地域って、岡山にもいっぱいありますね。地元Jクラブが中山間地域活性化のモデルケースになっているって素晴らしいですね。役員体制が替わった現在のJリーグになって、とんと聞かなくなったJリーグ百年構想の理念に近い事業だと思います。ここには売上・利益主義は存在しません。
 よく、真の県民クラブとは何かという事ですが、最近わかったような気がします。「全市町村」という何かのアイテムを示している事です。甲府さんは中銀スタジアムのスタンドに全市町村の旗を掲げていました。熊本さんは全市町村に担当選手を設けてまちおこしの交流を図っています。新潟さんは全市町村に後援会組織を置いています。愛媛さんは全市町村で市町村デーを開催しています。岐阜さんは全市町村から出資を受けています。まさにここですか。県庁所在地だけはおろか、ホームスタジアムの周辺しか主に相手にしていないところがあれば、そこは県民クラブとはいえず、単なる地元市民クラブなのかもしれません。そんな事を気づかせてくれた山形さんの事例でした。
 山形さんには数年前からコンサル会社が付いていますが、表面上は全く感じさせられません。これからも小さな地方県で活躍する、地方クラブの雄として頑張って欲しいですね。地方にある親企業のない企業チームにお手本を見せて欲しいです。
J2山形関連:23 / 22 / 21 / 20 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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