リスペクトコラムです。
今朝深夜早朝に、U-23日本代表のU-23アジアカップ準決勝が開催されました。またしても時間が合わず、今朝の通勤時にちょこっとスマホで観ました。すでに前半で2-0だったのでこれはいけるなと思いましたが、やはり難なく、そのまま2-0で勝てて、見事パリ五輪出場を決めました。おめでとうございます! という事で、またしてもネット情報によるリスペクト記事にさせていただきました。万歳万歳でもいけないので、今回なぜイラクは勝てなかったのかという視点を中心にリスペクトしていきます。
【U-23日本代表は「計算されたチーム」。五輪も期待? 短期決戦に適している理由】
〔不発だったU-23イラクのロングボール作戦〕
「序盤の焦点はU-23イラク代表のロングボール。188㎝のサリム・アフメド・アルバンダルをトップに起用し、そこへのロングパスを狙ってきた。イラク代表がアジアカップで日本代表を倒したときのやり方である。
10分程度は蹴り合いになるかと思ったが、3分を経過したところで展開は落ち着いた。U-23日本代表が余裕を持ってビルドアップを開始している。
U-23イラク代表の作戦が不発に終わったのは、木村誠二と高井幸大のCBコンビがアルバンダルにほぼ何もさせなかったこともあるが、それ以上にU-23イラク代表のプレッシングが不十分だった。長身FWへのロングパスという攻撃は、そのFWが直接シュートするわけではなく、こぼれ球を拾えるかどうかが成否を分ける。相手に拾われても素早くプレスして高い位置で奪い返す、相手のビルドアップを機能不全にさせるという狙いもある。相手の混乱とミスを狙った攻め込みだ。
ところが、U-23日本代表は全く混乱しなかった。ロングボールはあってもサポートもプレッシングもないため、こぼれ球を拾って楽々と攻め返すことができた。ロングボールは蹴るけれどもリトリートして守るという相手の中途半端な戦い方に動揺することはなかった。」
「後半もU-23日本代表の攻勢が続く。後半開始直後にジャシムの際どいクロスボールがあったものの、その後は松木玖生、山田楓喜が惜しいシュートを連発。ただ、一時的に攻め疲れたのか、その後は相手にボールを持たれ始める。」
【サッカーU-23日本代表に敗戦した理由は?中東メディアがU-23イラク代表の弱点を分析】
「中東メディア『WinWin』が、イラクが日本に敗北を喫した理由を分析している。」
「同メディアは、イラクが日本に敗戦した理由を4つ挙げている。1つ目はDFラインの深さだ。『DFラインの深さは日本と対戦したイラクのオリンピックチーム(U-23イラク代表)の最も深刻な問題だ。イラクの弱点をアドバンテージに日本がゴールを決めていた』と指摘している。」
「2つ目は攻守の切り替えのスピードだ。『イラクは攻撃の開始が遅く、ディフェンスから攻撃に移っていた。これは日本を楽にしており、イラクにプレッシャーを与える上でベストなアドバンテージだった』と言及した。3つ目は今大会3ゴールで、エースのアリ・ジャースィムの孤立だという。日本がこの選手の選択肢を少なくさせたことにより、イラクの攻撃を停滞させていたと分析している。
そして、4つ目はイラクにストライカーがいなかったことだという。イラクはセーラム・アーメドが34分に負傷交代。センターフォワードの負傷により、『オフェンス陣はリダ・ファディル・マヤリが入ったにもかかわらず、怖さがなくなってしまった』と指摘した。」
ネットの戦評です。
「イラクは長身のサレム・アフメドをターゲットとした空中戦を仕掛けてくるも、日本は守備陣がタフに戦って対応し、地上戦の攻防でも引けを取らない。また、相手が後ろ重心なことも影響してか、藤田譲瑠チマが自由を得て中央から的確な配球を続け、2得点を演出する。後半は早々に訪れた立て続けの決定機を決め切れず、アフメドの負傷もあってプランを変更したイラクの圧力に押される格好となるも、素早いカウンターで応戦。主導権は渡し切らず、時折遅攻を挟んでしたたかに試合を進める。終盤にかけて攻撃の脅威は弱まったものの、最後まで相手にゴールを割らせることなく、しっかりと無失点で締めくくった。」
この3つのコラムで、十分試合の内容がわかった気がします。イラクはそれほど強くなかった。日本との相性も悪かった。日本はしっかりスカウティングして、完璧に対応して勝利を掴んだというところですか。
1点目は細谷選手で、見事なシュートでした。2点目も見事で、前半で試合が実質決まってしまったのかもしれません。A代表の中東勢との相性の悪さのイメージが強いので、カタール・イラク相手にしんどいなぁという気持ちが出ていましたが、見事払拭してくれました。U-23代表はセットプレーも得意だし、A代表とは違う強さを秘めているにのかもしれません。ウズベキスタンとの決勝戦にも勝って、今大会の優勝を飾って欲しいです。次の決勝戦は祝日なので観れそうですが、24:30開始か、観たいですね。そして、パリ五輪本大会の情報も出始めましたね。
日本は、これで五輪本大会の1次リーグでC組かD組に入ることが決まりました。1位通過であればD組でパラグアイ、マリ、イスラエルと同組。2位通過であればC組に入り、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と同じ組になるという事で、スペインとの同組を避けるためにはやはり優勝しかないですね。
【パリ五輪サッカー男子1次リーグ組み合わせ(全16チーム)】
▼A組 フランス、米国、アフリカ4位ギニアとアジア4位(イラクかインドネシア)の大陸間プレーオフ(5月9日)勝者、ニュージーランド
▼B組 アルゼンチン、モロッコ、アジア3位、ウクライナ
▼C組 アジア2位、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国
▼D組 アジア1位、パラグアイ、マリ、イスラエル
こうして見ると、欧州や南米の強豪の名前が見当たらないですね。イタリア、イングランド、ベルギー、ブラジル。オセアニア予選だったニュージーランドが出ているのに、アジア予選だった豪州は落選か。ウクライナの名前があるのはうれしいですね。とにかく顔ぶれが今回は異色の一言。
でもスペインは優勝候補の筆頭格ですね。日本も五輪では東京大会では負け、ロンドン大会では負けているという戦績。A代表では勝ちましたが。
#がんばろう石川 #がんばろう能登