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Bリーグについて86

2023-09-28 00:01:36 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 遅くなりました。Bリーグの将来構想「B.革新」のリスペクト記事です。今後何回かに分けてお届けしようと思います。第1部は「リーグ概要」、第2部は「米国型リーグか欧州型リーグか」、第3部は「米国型リーグ」、第4部は「欧州型リーグ」というところです。まずは第1部「リーグ概要」その2です。前回に続いて、ネット情報からリスペクトしたいと思います。まずはスポーツ報知の報道から。

新名称は「Bリーグ・プレミア」 NBAに次ぐリーグへサラリーキャップ導入、ドラフト実施検討など発表…2026年に大革新 : スポーツ報知

新名称は「Bリーグ・プレミア」 NBAに次ぐリーグへサラリーキャップ導入、ドラフト実施検討など発表…2026年に大革新 : スポーツ報知

 プロバスケットボール男子のBリーグは27日、都内で会見し、2026年から新たにスタートする新リーグ構想「B.革新」の詳細を発表した。島田慎二チェアマンは、「N...

スポーツ報知

 

【新名称は「Bリーグ・プレミア」 NBAに次ぐリーグへサラリーキャップ導入、ドラフト実施など発表…2026年に大革新】
「Bリーグは(7月)27日、都内で会見し、2026年から新たにスタートする新リーグ構想『B.革新』の詳細を発表した。島田慎二チェアマンは、『NBAに次ぐ世界2位のリーグへ』と目標を掲げ、2026年から大革新を実行する。
 まず、ディビジョン名が変更となり、現在のB1に値するトップカテゴリーは『Bリーグ・プレミア』(Bプレミア)、新B2は『Bリーグ・ワン』(Bワン)、新B3は『Bリーグ・ネクスト』(Bネクスト)となる。」
「この日は新たに2026年からドラフトの実施、戦力均衡やクラブの健全な経営を目的としサラリーキャップを導入、ファイナルを3戦先勝方式でホーム&アウェー制を検討するなども発表された。また将来的な目標として、2030年には日本人、帰化選手、外国籍選手を問わずBリーグから輩出されるNBA選手5人なども掲げた。」

 

【公式】新リーグ・新ロゴ | 「B.革新」特設サイト | B.LEAGUE(Bリーグ)

日本で“もっと”メジャーになり、世界に伍するリーグになるため、ロゴとディビション名も一新します。B.LEAGUEは世界一型破りなライブスポーツエンタメへ。国内プロスポーツ...

「B.革新」特設サイト

 

 この発表はもうお馴染みですね。この情報の中では、2030年にBリーグからNBA選手を5人出すという目標が出ていますが、やはりあくまでNBAありきに見えます。渡邊選手や八村選手はアメリカの大学からNBAに入団できましたが、日本のトップリーグからNBAに入団したのは田臥選手だけですかね。しかし、今の高校生世代の日本人有望選手は、Bリーグ経由ではなく、アメリカの大学に入学する流れが強くなっていると思います。冨永選手もそうですね。さて、あと7年でアメリカの大学に入学させずにBリーグからNBAへ輩出する選手が何人出るのかとは思います。

「ドラフト制度」や「オンザコートフリー」導入へ…アグレッシブな“新Bリーグ”の制度設計が公開 | バスケットボールキング

「ドラフト制度」や「オンザコートフリー」導入へ…アグレッシブな“新Bリーグ”の制度設計が公開 | バスケットボールキング

 7月27日、Bリーグは「将来構想に関する記者会見」を実施。2026年に始動する“新Bリーグ”が予定している制度設計がその概要とともに発表された。  会見に登壇···

バスケットボールキング

 

【ドラフト制度」や「オンザコートフリー」導入へ…アグレッシブな“新Bリーグ”の制度設計が公開」】
「(BプレミアからBネクストまでの)各カテゴリーの数は上から『18』『30』『10』程度を想定しているとのこと。
 各カテゴリーの役割のイメージも設けられており、Bプレミアは競技力・エンターテイメントにおいて世界水準であり、高いレベルでの個の精進を目指すカテゴリー。Bワンは地域に根差して世界と戦う準備をするカテゴリー。Bネクストはクラブ経営の基盤を築いてプロ水準を目指すカテゴリーであるとのこと。Bネクストについては、各クラブの成長を促すことで2030年ごろにはBワンと統合を予定しているようだ。」
「競技成績による昇降格の廃止し、ライセンス基準を満たしたクラブがその都度参入する形をとり、同時にそのライセンス基準を引き上げることついてはこれまでも説明されてきたが、今回より詳細な制度設計が公開されることとなった。」
「その革新、改革を起こすにあたってのビジョンとして、『DiverCivic』と『無限の可能性』という2つのキーワードを打ち出した。
『DiverCivic』に込められたのは地元と固い絆を結ぶ地方創生の意思、そして『無限の可能性』に込められたのはすべてのチーム、選手に栄光のチャンスをもたらす意思。後者を実現するために、『全試合接戦』を目指してリーグとして“戦力拮抗策”を積極的に打ち出していくという。
 そして具体的に示されたのが『サラリーキャップの導入』『登録・ロスター・オンザコートの改変』『育成補償金や柔軟なレンタル制度による選手流動生向上』『ドラフト制度導入」『平日試合を増やすカーディング』『ポストシーズンの規模拡大』という6つの改革となる。」

 とてもわかりやすいですね。各ディビジョンのチーム数は18、30、10か。前にチェアマンに答えていただいた、40年後のBリーグはBプレミアが30チームになって欲しいと言われていましたが、その頃にBネクストと一緒になったBワンは28チームか。さすがにその時はBプレミアがフルハウスになるでしょうが、その時に昇格ができなくなったBワンクラブはどういうモチベーションを持つのだろか。というか、その頃は新しいチェアマンの元で、また次の将来構想を思い描いておられるのでしょうけど。あと、他の6つの変革をリスペクトしてみましょうか。
①アグレッシブな制度設計
 「サラリーキャップ」とは、前述の戦力拮抗を図り、クラブの健全経営のために所属選手全員の年俸の総額を定めるというもの。「各クラブの外国籍選手のレベルをそろえること」も目的の一つにあり、同時に「クラブのスカウティング能力や交渉力の上昇」も期待されている。
②「登録・ロスター・オンザコートの改変」
 Bプレミアにおいては外国籍選手のオンザコートフリーを検討しており、BワンとBネクストについては「2-1-1-2」と各クォーター毎に出場人数を制限する方針とのこと。これにより下位カテゴリーで日本人選手の出場機会を確保し、選手の成長環境を作る方針。
③「選手流動性」を向上するために柔軟なレンタル制度
 NBAにおける2way契約に着想を得たもの。Bリーグでは「ダブルチーム選手」と呼称し、基本的にはBプレミアに所属する選手が下記カテゴリーでプレーする機会を得るもので、報酬については所属元のBプレミアクラブが全額負担。一方であくまで選手の契約元はBプレミアになるため、Bプレミアが臨んだタイミングで選手を呼び戻すことが可能。
 育成補償金は、選手移籍の際に育成元クラブにお金が支払われる制度で、これはBプレミア以外のクラブに所属する選手がBプレミアに移籍する場合のみ発生するもの。
④「ドラフト制度」
 Bプレミアのみを対象で、2026年からの導入を検討。基本的には学生を対象とする想定で、Bプレミアに属するクラブの練習環境や最低年俸を問題なく支払える経営状態などはしっかりとチェックされる様子。また、現状の特別指定選手制度やユース育成枠と相反する点は課題であり、順次解決していくとのこと。
⑤「カーディング」
 露出拡大やアリーナ運営、選手コンディション、アウェー観戦のしやすさを鑑みて、週末試合と平日試合をバランスよく開催する方針。また、FIBA WINDOWの前には直前強化合宿等の日本代表活動を優先しつつ、リーグ戦を同時開催するようだ。なお、代表招集選手については代表活動を優先しなければならず、原則としてリーグ戦出場を認めない方針。
⑥「ポストシーズン」
 Bプレミアのファイナルにホーム&アウェー方式を導入し、3戦先勝方式にすることが検討。さらにBワンについてはプレーオフの希望を拡大し、16クラブが参加するものになりそう。
 ②ですが、Jリーグも外国人枠の増加が図られてきましたね。Bワン以下は外国人選手出場数を制限して、日本人選手の出場を確保するそうですが、ひょっとしてBプレミアを観たら、両チームとも外国人選手で溢れて、もはや日本のリーグじゃなくなっていると思われませんでしょうか。一番上の1部リーグで1人でも多くの有望日本人選手が出場して初めてプレーレベルが上がるのではないかと思います。
 ③ですが、Jリーグのレンタル移籍制度に似ていますね。Bプレミアの若手選手がレンタルでBワンでプレーしてくれるのは大歓迎なのではないでしょうか。
 ⑤ですが、代表招集選手については代表活動を優先され、原則としてリーグ戦出場を認めないそうですが、これはJリーグもそうですが、代表選手を多く抱えるクラブは代表戦時期には戦力ダウンするというリスクを背負う事になります。Jリーグではルヴァン杯にしてリーグ戦は休止していますが。
 ⑥ですが、Bワンについてはプレーオフに16チームが参加できるとありますが、30チームくらいに落ち着くと言われていたので、上半分の上位チームがプレーオフに進む事になるか。

 この動画を観ると、島田チェアマンが自ら更にわかりやすく解説されています。ちょっと思ったのが、どの資料を見ても、エクスパンションリーグの解説が薄い印象があります。なので、当ブログでは昇降格が無くなるビジネスモデルというのはどういうものなのか、リスペクトしていきたいと思います。次回は米国型リーグと欧州型リーグの内容について掘り下げてみたいと思っています。
「B.革新」関連第1部「リーグ概要」①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230925
#がんばろう日本

コメント
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