J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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青丹よし劇場の奈良クラブ3

2014-01-26 00:25:33 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 またしても 「『奈良劇場総支配人』奈良クラブ岡山一成のJリーグへの道」の第9回がサッカーキングに登場しました。毎回読みます。回によってはささっと読んで終わるものから、うーむ深いなと感心するものまでいろいろです。今回の第9回コラムはJ1川崎とのコラボの話題です。改めて、この選手の人間力を思い知りました。選手としては、もう引退間近なのかもしれませんが、宣伝部長(劇場支配人)としては、一番脂が乗りきっている時期なのかもしれません。以下、抜粋して紹介。
   
 非常識を承知で半ば強引に武田信平社長への電話の取り次ぎを求めた。待ち時間の「少々」が長く感じ始めた頃に武田社長が電話に出てくる。
武田:「おー、岡山、久しぶりだな。奈良クラブで頑張っているんだって?」
10年前と変わらずにフレンドリーな社長が対応。川崎にいる頃、アホな事をしても、笑って許してくれた社長のままだった。
岡山:「社長、僕は今、奈良クラブで選手と奈良劇場総支配人をやっているが、川崎みたいなチーム作りをしたいので、視察を兼ねて、うち(奈良クラブ)の矢部GMと挨拶に行かしてもらえないか」
武田:「オイオイ、岡山が来るなんて、何か企みがありそうで怖いな(笑)」
岡山:「社長、ただの挨拶ですから、ちょこっと友好的なお付き合いをしてもらいたいだけですから」
 武田社長は苦笑しながらも、忙しい合間にスケジュールを空けてくれたが、実は天野プロモーション部長(在籍していた時からいろいろオモロイ仕掛けを一緒にしてきた人)には、事前に相談していた。
岡山「Jリーグのチームから、教えてもらいたいことがいっぱいある。たくさんの元Jリーガーが地域で試行錯誤している中、Jリーグのチームは積極的に手を差し伸べてほしい。遠く離れた地で頑張っているのを知ってもらえるだけでも励みになる。だから、今後のモデルケースになるように、奈良クラブとフロンターレが提携してもらえないか」
天野:「そうだよな、自分たちだけがいいんじゃなくて、チームに貢献してくれた選手たちがJリーグを目指そうと頑張っているんなら、協力しないといけないよな」
岡山:「そうやねん。だから提携して欲しい。何をするかはこれからアイディアを出していこう」

 武田社長との面会時には天野部長も同席され、自分の思いを熱く伝えた。
天野:「社長、在籍していた選手と手を握り合うJクラブのモデルケースとして、奈良クラブと提携しましょう」
武田:「どうせ、お前らで話はできてるんだろ。昔からそうだったからな(笑)。趣旨は理解したから、進めていいぞ」

 この瞬間、両チームの提携が実現。今年の川崎の新体制発表会見に岡山選手はアドバイザリー契約のチームとして出席。奈良クラブブースでの物販、ニコ動の出演、壇上でのアピール、岡山劇場まで繰り広げさせてもらったとか。久しぶりのフロンターレの新体制発表会見は楽しかったし、スケールに度肝を抜かした。こんなチームにしたいなと思ったとか。
 次回、提携第2弾は、Jクラブのない奈良にJリーグの魅力を伝えるため、奈良で武田社長の講演を計画。他に絶対に実現したいのが、川崎が関西で戦う時に奈良クラブのサポーターと一緒に駆けつけ、翌日に行われる奈良クラブの試合を川崎のサポーターに来てもらう事。両チームのサポーターが交流を持つようになって、両クラブ全体でこの提携を実りあるものにしていきたい、こういう動きが他のクラブにも広がっていけばいいなと思うと。

提携時の岡山支配人コメント
「フロンターレに関わるすべての方々が汗を流し、涙で濡らしながら築き上げたノウハウをどうか、岡山一成に、フロンターレみたいなチームを作りたいと思っている奈良クラブに教えて貰いたいです。よろしくお願いします。いつかゴールというでっかい恩返しを等々力でしますから。ラブ川崎を一緒に歌いましょう。俺たちの想いは誰よりも熱く。青黒に光る星と共に行こう」

 ちなみに、他ではJ2京都サンガとJFL佐川印刷がつい先日業務提携されています。業務提携の契約期間は2年間(2014年2月1日~2016年1月31日)で、スポーツを通じた京都府内における地域貢献および選手育成、強化を目的とし、以下の内容での業務提携です。
①協業および協力のもと、地域の子どもたちの健全な心身の発育に貢献すると同時にジュニア選手の育成に努める。また、その他、スポーツを通じて京都府内における地域発展に貢献する活動を積極的に行う。
②J2京都.から指導者1名を佐川印刷京都へ派遣し、チームの指導にあたる。
③選手育成、強化を目的とし、J2京都に所属する23歳以下の選手に関して、育成型期限付き移籍制度を活用し、積極的な選手交流をはかる。
J2京都公式HP該当ページ:http://www.sanga-fc.jp/news/detail/24052/


 いつの日かわかりませんが、奈良クラブはいいJクラブになるでしょう。現在、準加盟クラブで百年構想クラブですが、その後はJ3。その先はJ2が待っています。先日、仕事で奈良に行きましたが、歴史マニアとしてだけでなく、一般人としても奈良の街が好きになりました。特に飛鳥。あそこを歩くと、斑鳩の息吹きを感じます。そして、奈良人は昔から聡明であった事。例えば、だだっ広い平城宮跡でサッカーの試合は難しくても、イベントをされてはどうでしょうか。蹴鞠とか。マスコミの注目を浴びると思いますが。
 柏時代の岡山選手を思い出します。J2降格で荒んだチーム、サポーター、クラブを一つのファミリーにまとめてくれて、1年でJ1に戻してくれた恩人です。行くクラブをJ1昇格させる昇格請負人ですから。そんな人が今、奈良で頑張っているのですね。そんな奈良クラブがうらやましい。
奈良クラブ公式HP該当ページ:http://naraclub.jp/archives/27435
サッカーキング該当ページ:http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/163639.html
奈良クラブ関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131128
  〃       ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131112
  〃       ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131015

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