J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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カリスマの存在98 【J特】

2011-12-06 00:23:11 | カリスマの存在

 柏レイソルの皆さん、J1・J2連続優勝おめでとうございます!!
 J1浦和相手にキッチリ勝ち、自力優勝を決めました。後でNHKの録画観ましたが、いい試合でした。4日夜のスポーツニュースで黄色い選手が次々と登場したようですが残念ながら観られず、ネットや新聞での情報を抜粋して紹介したいと思います。
    
 Jリーグ史上初のJ1昇格1年目の優勝。優勝賞金2億円。オリジナル10の6チームと磐田に続いて8チーム目の優勝チーム。後発組のJ1磐田以来2チーム目の優勝。'06年のJ2初降格でチームは崩壊。シーズン途中に親会社の日立製作所から9億5千万円の融資を受けて、海外の名門クラブからフランサ等の外国人選手を獲得したが機能せず、中心選手が大量流出。クラブは強化本部をほぼ一掃し、改革開始。こういう側面もありました。が、予算で成績が決まる訳でもありません。J2で言うと、北九州しかり栃木しかり、そして浦和しかりです。「予算が少ないから成績が下」・・・それは「言い訳」でしょう。

 '09年に途中にネル監督を急遽招聘したが、2度目の降格。クラブは'10年シーズンはJ1時代と同予算を組み、大半の選手が残留。ネル監督は「ブラジル人選手は日本人の手本にならないといけない」と調子を落とすブラジル人選手を放出。選手とのコミュニケーションを大事にし、「一人一人の目を見れば、何を考えているかが分かる」というまでに把握。選手を平等に扱い、若手や無名選手でも良いと思ったら起用するため、選手の信頼も増大。
 そういえば、ネル監督は現役時代はサイドバックとして、サントスにも所属していたとか。という事はFCWC(FIFA CLUB WORLD CUP)でサントスと対戦したいはず。個人的にも酒井に触手を伸ばしたサントスを、観てみたい気がします。

 山陽新聞には「千葉県出身選手集め強化 『地元愛』で連帯」という事で掲載。
 '06年の降格で、主力が一斉に移籍し、チームは足元から崩れた。「柏は魅力がないチームになり、いい新人を全然獲得できなくなった」と抜本的な見直しを迫られた。そこで、移籍で「地元への思い入れがチームへの愛着につながると期待」として千葉県出身の選手を次々に獲得。さらに下部組織の積極的に昇格させた。誰もが「仲間のために」とチームプレーに励み、苦境も強い団結心で乗り越えて頂点に立った。

 日刊スポーツでは別の記事が。
 監督は選手編成に気をかけ、サッカーの能力はもちろん、人柄や性格も重視。兵働、アンら他クラブで主将経験のある選手が多く集まったとか。選手層が厚くなれば、不満がたまりやすくなるが、「試合に出られなくても誰かに見られているという意識がある」と小見D。チャンスは全員に与えられていたから、仲間のために走りきれたと。
 ネル監督には震災の年で日本を代表する思いも。「日本にいた人全員に忘れられない経験。被災地の人達と完全に復興するまで、日本にいる間努力していこうと思っている。まだ1つ目のタイトル」とすでにその先を見ています。

 「昇格や降格に比べたら、何てことはない」とキャプテン大谷が笑い飛ばし、2度のJ2降格で身に付けたたくましさもあった。「このチームは本当にいとおしい。澄んだ空気が流れていて。足の引っ張り合いの競争ではなく良い競争がある」。と北嶋。これはカテゴリにこだわらず、すべてのサッカー監督の参考になる選手管理方法ではないでしょうか。普段の練習から戦う姿勢を貫いているだけ。紅白戦で結果が悪いと、メーンとサブをハーフタイムに入れ替えることもある。常に緊張感に満ちあふれ、チーム力は格段に上昇した。

 試合はというと・・・前半は攻めていましたが、堅さもあったのかな、ゴールを決められず。ただ、それ以上に浦和のミスが目立ちました。個人的な予想ですが、相手のミスの中で自分達のプレーを整えていき、得点につながったのかなと。
 1点目は、ワグネルのCKからゴル前でもつれた中で、ワグネルが見事なボレーシュート。相手GKの股の中で足に当たってゴール。ワグネルの見事な技術が見えました。2点目は橋本のオーバーヘッド気味のうまいシュート。

 前半終了前に、ヤマトのチャント。浦和サポの声に負けていないし、純和風のアニソンチャントに「いいねぇ」と、思わず笑みがこぼれる。黄色サポのチャントの特徴(個人的主観)は、まずノリがいい事、そして単純。このヤマトチャントも、例のメロディの中で「ゴール」「柏」しか口にしません。他のチームで、よく長くて歌うようなチャントもありますが、個人的にはこういう誰でもすぐに口ずさめるようなチャントが好きですね。主観ですが、浦和さんのチャントより柏サポのチャントがいいなぁと。浦和のコールには、「浦和レッズ!」「ウィーアーレッズ!」と短かいものがいくつかあり、これは声が集中していいと思います。歌うというよりは叫ぶコールですね。どちらも歴史の中で生まれてきたものですね。

 ハーフタイムでは「何も変える事はない。同じオーガナイズで」とネル監督。後半に柏木で1点を入れる。2-0は一番危険なスコアと思っていましたが、やはりという感じです。そして、茨田がロングシュート! GKのファンブルもあり、ゴールが決まる。ちょっと回転がかかっていて取りにくいボールだったのかもしれません。
 ここで、ネル監督らしいのが、交代を2人しか使わなかった事。澤と林を入れて、北嶋がいつ出るかと見ていましたが、結局使わず。なので、控え選手は最後の最後まで緊張感の中、アップしていました。ここで林を入れたのもネル監督だからこそと、林本人がコメントしていました。投入した理由は、調子が上向きだったから。あくまで練習の調子が優先なのです。だから、控え選手はみんな自分に声がかかるかもとドキドキしています。
    
 時間が来てホイッスル。4回、ネル監督が舞いました。マスコミの記事では、今シーズン、日本代表で出場した選手がゼロの“雑草集団”に緊張感を植え付けたとあります。試合前日まで選手も先発が分からず、アップの最中など細かい動きまで観察。ポジショニングは1メートルの違いも許さない。その結果、スタメンのパターンは27通り(って多過ぎですか)。誰が出ても同じように動ける総合力を身につけさせた。北嶋は「優勝争いよりもスタメン争いのプレッシャーが大きい」と。こういう環境だったからこそ、2人のブラジル人以外も「日替わり」でヒーローが誕生していました。
 ニーヤン(レアンドロ)はこの試合、8本のシュートを放ち、2点目と3点目のアシスト。MVPの最有力候補。高級車で通う選手もいる中、ニーヤンは練習場へは徒歩通勤。マイカーはないとか。この日、埼スタに来た黄色サポは約4,000人だそうです。じゃあ浦和サポは5万人になるのかなぁ。
    
 サンモニのスポーツコーナーではトップで出ました。張さんから「あっぱれ!」いただきました。「すべてのチームに優勝するチャンスはある」といういい言葉も出ました。中西氏から「監督の素晴らしい采配。うまく競争させている。8割くらいは入れ替えている。まず試合に出ることが大変ですから」とネル監督を特に褒めていました。張さんはJ1浦和の監督とGKに「喝!」を入れていました。そして、J2鳥栖は'99年にJ2誕生時で唯一残っていたクラブで消滅の危機もあったと。鳥栖に「あっぱれ!」J1仙台も4位で終了。仙台にも「あっぱれ!が出ました。

 FOOT×BRAINで特集されていました。「大躍進の裏側に日本サッカーを強くするヒントがある」と。時間帯別得点数で、前半0-15分:6点、15-30分:9点、30-45分:10点、後半0-15分:6点、15-30分:20点、30-45分:13点というデータと、選手交代後のチーム得点数が26点(総得点の約4割)というデータを紹介。チームの布部コーチ登場。この人は試合に出ていない選手を見ている事が多いそうです。プレーの整理を一緒にして、どうしたらチームに関われるか一緒に考える。選手みんなが伸びている。技術・判断などが整理されて、よりシンプルにプレーできている。チームの底上げが強くしたと。

 やべっちFC観ました。カレカ出てきました。出てきた過去のVTRは感動ものでした。北嶋がいつもパンツはいていないとか(笑)、TJは本当に天然でつかみどころがないとか裏話も面白かった。ネル監督の名言ありました。横浜戦で、2-0のスコアを選手が警戒していたら、「お前ら、それは違う。何で勝っているのに心配するんだ、心配するのは相手がする事で、うちじゃねえ」と監督に言われて、後半前の円陣で「2-0危なくねーぞ」と言い合ったとか。やっぱやべっちFCが一番いい番組かな。

 とにかく、マスコミ露出多過ぎ!(笑) 日経見ても3日連続特集だし、NHKもまたアスリートの何チャラにまた出るし・・・次々と紹介したいが、追いつきません! また、おいおい面白い情報から取り上げていきたいと思います。今日、Jリーグアウォーズが開催されて黄色い人がいっぱい受賞していますが、また明日だ! ちなみに現地に参戦した某氏からレポが到着する予定。乞うご期待。

コメント (4)
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