J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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がんばろう!ベガルタ仙台10 【J特】

2011-12-28 00:18:51 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 J1仙台ネタは続きます。ついに単独シリーズ化です。「Jクラブの付加価値」をやろうと思いましたが、まだまだいい事例は出ますね。スポナビのコラムに素晴らしいコラム記事がありました。震災もありましたが、今シーズンの仙台の事業活動はとても付加価値が高いものでした。もし、Uターンで帰ってきて、元々他のクラブを応援していても、みんな仙台オンリーになるような内容です。抜粋して紹介。

 まずは、スタジアムイベントです。売上・利益至上主義だったり、震災関連でも単なる歌声イベントとは違い、ファン・サポーター目線を更に超えた目線のものでした。 
 ユアスタで開催されたホーム最終戦・神戸戦後の感謝セレモニーで、選手たちが場内を一周した際に、持っていた横断幕の中に、「私たちは感謝を忘れない」という言葉があったそうです。試合前やハーフタイムのイベントで音楽演奏がよくありますが、今年のJ1仙台のイベントは意味合いが異なっていたと。
   
 4月29日に開催されたホーム開幕戦の浦和戦では、試合前に陸上自衛隊による吹奏楽演奏が行われ、陸上自衛隊による復興活動の模様が大型ビジョンに流されたとか。陸上自衛隊の真摯な活動を知っているサポーターからは大きな拍手が送られたそうで、懸命に復興にあたる人々への感謝の思いがあふれた光景でした。
 5月3日の福岡戦では試合前に仙台市立八軒中学校合唱部・吹奏楽部の演奏があり、この学校は震災前にコンクールへ出場だったようですが、震災の影響で辞退し、発表の場を失ったとか。ぜひ発表の場を、ということで試合前の演奏が実現とか。中学生の素晴らしい演奏は、まさに感謝の思いが込められたもので、ユアスタは感動に包まれたそうです。
 この日は「仙台・青葉まつり」で踊られる「すずめ踊り」の披露があったそうです。仙台市で毎年5月に行われていた祭りで踊られていたようですが、震災で祭りが中止になり、発表の場を失った「すずめ踊り」を披露してもらったとか。この踊りは、その後も何度か機会があり、最終節の神戸戦でも披露されたそうです。いきな計らいですね。

 多くのアーティストも被災地を盛り上げようと駆け付けてくれたそうです。ベガサポが氣志團の「スウィンギン・ニッポン」を元歌に「スウィンギン・センダイ」という応援歌を歌っていますが、震災後は「スタンディング・センダイ」として歌っていたようです。これに感動した氣志團が「スタンディング・センダイ」を逆カバーして歌った映像をYouTubeに公開し、ハーフタイムに特別ライブを行ったとか。こうしたスタジアムイベントの一つ一つが、今年は特別な意味が込められており、温かい感謝の気持ちに包まれる時間となったとしています。

 J1仙台は来年2月にタイで行われる「トヨタプレミアカップ」に出場するそうです。タイが洪水被害に遭ったこともあり、チームは試合だけでなく、ボランティア活動も行う予定だとか。なかなかできませんね。「サッカーだけやってればいい」と口にしているクラブであれば、はるか彼方の後方でコチョコチョ何かやっているようなイメージがあります。レベルが違いますね。
スポナビ該当コラム記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/2011/text/201112250002-spnavi_1.html

       
 続いて、J1仙台では「宮城・東北Dream Project」という復興支援活動を実施されています。以下、内容です。
・招待試合:  
7月2日名古屋グランパス戦から今シーズン全12試合
招待人数:  各90名×12試合=1,080名 ※パートナー企業が多数の場合には招待席を増加。
招待エリア: 宮城・岩手・福島の子供たちとそのご家族
招待内容:  SS指定席チケット、被災地へのバスのチャーター、招待者へのお弁当、招待者へのお土産品
スタジアムイベント: 招待者には選手と直接触れ合って頂くイベントを用意。
パートナー金額: 1口:315,000円(税込/1試合単価:26,250円12試合分) ※上の招待内容に充当。


 呼びかけ文には「皆様のご支援のもと心のライフラインであるスポーツ観戦を被災地の子供たちにプレゼントしませんか!」として、サッカー観戦に加えて選手と直接触れ合いメモリアルな一日を体感してもらうとか。スポーツ観戦を通して子供たちに笑顔のプレゼントを届けたいとしています。
 スポンサードを募って、ホームタウンの子ども達を無料招待というのは、ある意味どこででもやっている事。しかし、J1仙台はホームタウンの宮城県だけではなく、津浪の被害を受けた隣の岩手・福島両県の子ども達も対象しています。同じ子どもたちの無料招待でも、仙台の事例は極めて付加価値の高いものだと言えます。しかし、震災復興支援に後向きなクラブは、どうしてそういう行動結果になってしまうのだろか。結果的にイメージが上がらないという事がわからないのだろかと個人的に思います。
J1仙台公式HP該当ページ:http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2011/06/dream-project.html
ベガルタ仙台公式HP:http://www.vegalta.co.jp/
J1仙台関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111226
 〃      ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100910
 〃      ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090907
 〃      ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090201
 〃      ⑧:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090127
 〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080929
 〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070708
 〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070401
 〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070308
 〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070202
 〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061016
 〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060219

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