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カリスマの存在100 【J特】

2011-12-22 00:09:17 | カリスマの存在

 某黄色いチームのビューティフル12月が終わりました。またしても、ウルトラスに行ってしまいました。今日の天皇杯はどこかでちょっとBSでも観るかなと思っておりましたが、成さんとうろたんK氏からそれぞれ「ウルトラスでの観戦はないのですか?」と問い合わせを受け、段取りをしました。かくして3人で観ましたが、この日は珍しくほぼ貸切状態になってしまいました。聞くと、この2人はトヨタスタジアムで一度顔を合わせているそうで、ツワモノです。
   
 前半に2-0と名古屋を圧倒。シュート数は13対0で、こりゃ余裕で勝つかと思っていましたが、後半にあのスピードスター永井が出てきてから、運命が反転しました。やっぱ速かったです。あれよあれという間に2-2の同点に追いつかれ、延長で逆転。ゲットしたPKをニーヤンが決め、3-3で延長戦に突入。PK戦でも全くすごい試合でした。9-8で蹴り負けてしまいました。

 ネルシーニョ監督コメント
「振り返れば素晴らしい1年だったと思う。レイソルは勝利の年にできたと。文句のつけようのない、胸を張って言えると思う。J1に戻り、1年目でタイトルを取り、クラブワールドカップという、今まで経験したことのない大会で、経験したことのない相手と試合をした。誰も忘れられない歴史というのは刻めたと思う。私の意見としては、このレイソルというチームは今年ほんとにいい仕事をしたと胸を張って言えると思う」

 残念な反面、これで選手達もゆっくり休めるなと思う。思えば中2、3日でずっと試合を続けてきたので、みんな体がボロボロでしょう。この日もPK戦まで行き、120分以上走っています。もう温浴施設で必死に体力回復に務めなくてもいいと思います。
 リーグ戦優勝で全然満足です。J2からJ1昇格即優勝という快挙はJ2クラブみんなに勇気と夢を与えたと思います。岡山でも、「去年11月にドローにした相手」と口にされるし。FCWC4位もおまけみたいなもの。来シーズンが正念場です。来シーズンはJリーグチャンピオンとして、激しい戦いと厳しいマークが待ち構えています。今回12月8日から3日に1試合(中2日)の試合を3週間続けましたが、ACLではそんな試合日程が3月から始まります。今回は同じ試合会場でしたが、ACLは外国ですから、更に過酷な内容です。

 帰りに、ツワモノ2人はすごい事を話しています。「ACL1回くらい観に行きたいな」「韓国くらいだったら行けるでしょう」と。これで某黄色いチームの2011年シーズンは終了しました。Jリーグ王者として出場する、Jリーグの2012シーズンは3月3日(土)の黄色い試合(ゼロックススーパーカップ)から始まります。相手はどこかな。できたら名古屋がいいな。とにかくお疲れでした。

 録画していたNHK「アスリートの魂」を観ました。以前には北嶋選手の特集でしたが、今回2回目は「勝利の合言葉を胸に 柏レイソルとネルシーニョ監督とイレブン」として、監督とチームの特集です。いい番組でしたが、要点を紹介します。キーワードは2つ。「考えるサッカー」と「控え選手への目配り」です。
    
 「勝つ事が当たり前のチームになろう」と言い続け、徹底した改革を断行。監督は朝8時、誰よりも早くクラブハウスに出勤。グランドに一番乗りするのは、やって来る選手の様子を観察するため。挨拶や表情を見ただけで選手のコンディションがわかるという。昼食も必ず選手と一緒に取り、食事や睡眠をしっかり取っているか、悩みを抱えていないか会話を通して探る。こうした丹念な観察は独特の選手の起用法に結びつく。
 先発メンバーは34試合27通り。過去の実績に関係なく、その時最も調子のいい選手を起用するのがネルシーニョ流。日々の観察はそのために欠かせない。この起用法によって生まれたのが、激しいチーム内の競争。

 監督は自分が選手時代にサントスなど強豪チームでレギュラーになれたのは、「考えるサッカー」を実践したからと言う。サッカーは身体能力だけでは戦えない。戦術を理解したり、試合の流れを読まなければいけない。そのためにしっかりと頭を使えるようになって初めて、その選手は自分の役割を果たす事ができる。
 監督は特に田中選手に徹底的に指導。ポジションの取り方や動き出しのタイミングを教えこむ。戦術を理解したり、試合の流れを読む事ができるように指導して成長する。

 監督が重視している2つ目の点は「控え選手への目配り」で、入団したばかりの新人選手に「私は常に君のプレーを見ている。君の出番は必ず来るから、練習でしっかり結果を出してくれ」語りかける。監督は「控え選手も含めて、チーム全員の選手に平等に目を配っている。全員が自分は必要とされているのだと感じられるようにしている」と。それによって、水野など復活した選手もいる。最後にネル監督の言葉が登場しました。頼もしい限り。
 「私たちの目標は変わりません。勝利を求めて常に努力を続けます。優勝した事で立ち止まるつもりはない。更に上をめざし、勝ち続けなければならない」

コメント
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