神戸の話をする前に、今日素晴らしいニュースを知りました。県内のスポーツ7チームによる合同チャリティーとして街頭募金活動が行われる事になりました。岡山もやりますね! どちらの方が呼びかけ人かはわかりませんが、Jクラブが加わる合同チャリティーのチーム数としてはたぶん最多でしょう。詳しくは明日紹介します。
昨日、松ちゃん君と坂氏と、神戸・ホムスタで開催された「練習試合J1神戸対J2鳥取」に行ってまいりました。大阪出身で甲府在住の甲府サポ?の坂氏号で神戸に向かう。神戸の街にはヴィッセルのペナントがたくさんはためいていました。「ノボリよりはフラッグかペナントだよな」派としては、うらやましい光景でした。
1時間前にホムスタに到着。まずはデカい地下駐車場に停めて、昼食を取りに近辺を歩く。中華料理店で食べましたが、美味しかったです。歩いてスタジアムに向かう途中で、豆腐屋さんで義援金の募金活動をしていました。小さなボランティアさん(幼稚園くらい?)が出てきたので、みんなで募金。お礼に杏仁豆腐?の試食品をいただきました。いいのかなぁと。
スタジアムに入る。とにかくホムスタは黄色いアウェーしか思い出がない。あの時の賑やかさは影をひそめ、ひたすら静かな入口前でした。横にある多目的グラウンドを観ると、ジュニアユースかな、一列に並んでいました。練習試合が終わったようです。
入口に向かう。こういう所だったっけ?と思っていたら、今まではアウェー側からしか入った事がないのが判明。初めてだな、こっちから入るのはと。入口にはたくさんのスタッフさんが並んで、募金を呼び掛けておられました。有志ファンによる募金活動だそうです。J1鹿島やJ1仙台のサポーターもおられたそうです。当方も入場料に相当する額を基準に募金させていただきました。中に入る。奥では募金箱を手にした3人の選手が立っていて、募金を呼び掛けていました。
壁際にチャリティーオークションのとして、選手から提供されたグッズがズラっと並んでいます。立っていたスタッフと少しお話。ボランティアメンバーのこの日の仕事は、このオークション品の監視等だとか。お疲れ様です。その奥にはデカいパネルがあり、そこにオークション品の一覧が載っています。シューズが多いかな。ここで金額や連絡先を用紙に記入して、投函するようです。オークションは、ファン・サポーターにも恩恵があるのでいい企画だと思います。募金額も大幅に増えるし。
観客席に入る。メインのみでホーム側とアウェー側に何となく分かれている感じです。3人で前の方の鳥取側に着席。見るとベンチのすぐ上です。やっぱ専スタは選手と近いなぁ、ベンチからの声が聞こえるでという印象です。いろいろと横断幕が掲げられていますが、チームや選手向けではなく、復興について励ます内容です。
選手入場。入場曲は流れません。選手が一列に整列して、神戸の和田監督がマイクで挨拶。「皆さん、ぜひ多くの募金をお願いします」という内容です。やはり、こうしてピッチから呼び掛けられると説得力があります。「がんばろう 日本」の横断幕を両選手が持って、記念撮影。らしくなってきました。
Jクラブでは初めてとなる義援金を募る目的の公開試合になるそうです。この日は和田監督がずっと司会進行をしていました。次に1分間の黙とうです。会場が1分間静まり返ります。当方も目を閉じると、今まで目にしたニュース映像が次々と浮かんできて、頑張ろうという気持ちが強くなりました。
キックオフまでは、サポーターから時々応援コールが起こるが、ニッポンコールも出てくる。和田監督から、選手による街頭募金活動の報告。何と、この日で連続4日目だそうです。やっぱ神戸さんは素晴らしい。1回やって満足というレベルではありません。普通に当たり前のように、街へ毎日足を運んでおられます。
試合開始。鳥取は服部選手が先発。どの選手もボールタッチやボールさばきなど、「うまいなー」という印象。3人で、こりゃ油断できないでと顔を見合わせる。前半は完全に神戸を圧倒していました。神戸は、大久保選手や宮本選手などお馴染みの顔が見える。プレーの質といい、顔ぶれといいJ1らしい試合になってきました。
後半から、野人・岡野選手が出てきました。やはり瞬間は早いが、往年の体のキレは続かないよなぁという印象。38歳だし・・・でも存在感は抜群。後半は鳥取がバテたのか、神戸が乗ってきたのか神戸が圧倒していました。大久保選手もゴールを決めて、神戸の完勝でした。でも、鳥取は油断できないと思います。
試合終了後、両チームの選手が再び一列に並びます。モービィも加わって、みんなで肩を組みます。神戸サポがトラメガで何かしゃべっておられます。神戸賛歌の合唱です。この歌は阪神・淡路大震災からの復興を願って作られ、通常は公式戦前に歌われるそうです。我々はただ聞くだけですが、復興を願う一員になれたと思います。鳥取サポも大きく神戸コールが起こる。そしてベガルタコールも。仙台サポも来ていたのかな。いい試合でした。
報道によると、4,476人のサポーターから約462万円が集まり、16日から始めた街頭募金と、14日にJクラブの先陣を切る形で開設された義援金受付口座と合わせて、クラブに集まった義援金は1,330万円強に上ったそうです。
その後すぐに帰らず、選手による街頭募金活動があるという情報をもとに、三宮駅方面へ向かう。18時からサンチカの広場と、ミント神戸というファッションビルの入り口前で開催との事。時間が来て、まずはサンチカへ。いました。試合が終わって2時間しか経っていないのに大勢来ています。ぐるっと輪になって募金活動をしています。募金をしている人より、写メを撮っている人の方が多い印象。当方もポポ選手(なぜか足が向いてしまいました)と、宮本選手の募金箱へ。宮本選手は握手してくれました。やっぱ本物は男前でした。どの選手もジャージや練習着ではなく、私服姿でした。やっぱ普通に日常的な風景を演出していたのかな。和田監督も募金箱を持っておられました。
次にミント神戸へ向かう。すごい数です。どうやらサポーターの方々も一緒に募金活動を行っている模様。その奥を観ると選手が何人かいました。大久保選手発見。やはり、足が大久保選手の方へ向いてしまいました。ここでも募金箱へ浄財を投入。この日は、2回ATMへ行ったよなぁと。この日はもう1グループ、大正筋商店街(長田区)でも実施されたようですが、ちょっと距離があって行けませんでした。
思ったのが、こういう感じで選手が大勢並んでいて、人気選手がいると、みんなその人気選手だけに行ってしまうなと。人数を多くしてズラっと並ぶよりは、10人未満くらいを1グループにして、もっと各地に分散した方が効果的なのではと思いました。岡山で言うと、駅周辺で大勢並ぶのもいいですが、岡山駅以外にも天満屋付近、クレド付近、倉敷駅近辺、イオン倉敷などいくらでも、いい場所があるのではと思ってみたり。
選手・スタッフだけではなく、神戸さんのようにサポーターやボランティアメンバーも加わってみてもいいのでは。せっかくローラー作戦で、こういう活動が慣れてきたので、みんなで一緒にやってみてもいいのではないでしょうか。ファン・サポーターと選手の距離も近くなる事だし。