今朝の新聞に、「サッカー選手会 労働組合に移行」というニュースが流れました。日本プロサッカー選手会は、一般社団法人から労働組合への移行を決議発表。(移行時期は未定)
この話題は少し前からいろいろと言われていますね。Jリーグの選手会ってすでに労働組合になっていると思っていました。先日、サポティスタを読んでいたら、日本プロサッカー選手会は、選手会は現状を国際プロサッカー選手会(FIFPro)へ報告したところ、FIFProから「労働組合への変更を急ぐように」と指示をされたそうで、これを受けて選手会は、現在の一般社団法人から労働組合へと組織変更を急いだそうです。
サポティスタ該当ページ:http://supportista.jp/2011/01/news09044447.html
セルジオ越後さんのコラムにも出ていましたねぇ。いろいろ読んだ中で、一番共感を持ったので久々の辛口セルジオ節を紹介します。以下抜粋して紹介。
日本プロサッカー選手会が、日本代表選手の待遇改善を巡って日本協会と対立。協会は「日本代表選手ペイメント問題に対する当協会の考え」として、代表戦にかかわるすべてのお金の流れを発表。
これを聞いた選手会は「一方的」「お金の問題だけではない」と反発。この問題に対して、代表選手の日当が安いとか高いとか言うつもりはないが、根本的なところで首をかしげたくなる部分はある。
まず、選手会とは本来、チームの中での選手の待遇改善のために動く組織のはず。日本代表はチームなのか? 誰が選ばれるかわからないものに対して、とやかく言ってもしょうがないのではないか。
代表選手の待遇の前に、Jリーガーの引退後の年金制度の確立など、そちらに矛先を向けるべきではないか。代表に選ばれてお金をもらえる選手よりも、代表に入れなくて低年俸でプレーしている選手たちのことを考えるほうが大事ではないか。
親善試合には海外組が帰ってこない可能性があり、状況によってはそうした自由が認められる場合もある。出たくないときは帰らず、出られるときは「お金をくれ」というのでは、ちょっとムシが良すぎる気がするし、今の選手会の要求は、なんだか“おねだり”に見えてしまう。
もちろん、待遇改善に向けて声を上げること自体は悪くない。協会に対してそうしたプレッシャーをかけることは、緊張感を保つという面でも意味はある。しかし今回は選手会は矛先を間違えていると思う。まず求めるべきは、Jリーグの中で自分たちの待遇をどう改善していく事ではないか。代表選手の話はその後だと思う。
当ブログの見解としては、簡単には言えませんし、どちらの言い分ももっともな面はあります。勝利給を口にされますが、代表は半分以上は親善試合です。半分観光気分で来日しているところもあれば、「地の果ての極東まで、大事な選手を出せるか!」と有力選手を温存される場合もあると思います。同じアルゼンチンや、同じ欧州の代表チームでも、W杯直前のガチンコチームの時期もあれば、若手主体でまだセレクト中の時期もあります。そういう対象に向けて、等しく勝利給アップというのはどうかなぁとも思います。
ただ、こないだのアルゼンチン戦などは素晴らしい結果だと思います。大幅な増額じゃなくても、いくらかボーナス的に進呈してもいいのかもしれないとも思ってみたり。気になるのが、その後にいるであろう影の存在。大体こういう動きには、後ろでささやいている存在があるはず。どんな存在なんだろと時々思います。
岡山県民として、代表選手の待遇改善もいいが、まずは地元のJ選手の待遇改善を望みます。たぶん、それほど恵まれてはいないと思いますので。ハングリー精神の維持も必要なのかもしれませんが、岡山のちびっ子の夢である存在なので。
あと、例えばの例ですが、Jリーグの公式勝利給を設置し、そのままの額で勝ち試合の出場選手に渡るようにしてはいかがでしょうか。それなら、クラブの負担もないし、選手のモチベーションも上がるし、いいと思いますけど。
セルジオ越後コラム該当ページ:http://news.livedoor.com/article/detail/5390339/
周りにはいろいろと意見を持っておられる人がいて、例えば「Jクラブの選手会はどこも名前だけで機能していないから、もっと活動すべきだ」とか聞きますが、またその辺りはおいおい触れていきたいと思います。選手会活動でも、支部個別の社会貢献活動で真っ先に某黄色いチームの名前が出て来ます。やっぱ黄色いチームはすごいなぁと改めて思ってしまいます。
例えばJ2岡山もほとんど活動している風ではありませんが、まだ3年目ですからねぇ。またいずれ・・・ちなみにJ2岡山支部の支部長は野本選手、副支部長は竹田選手と植田選手ですね。
日本プロサッカー選手会公式HP:http://www.j-pfa.or.jp/