5月初めに鈴虫のケース内の土にたっぷりと水を滲み込ませ覆いをしてから一週間が経過した。
昨年の晩秋に死に絶えた鈴虫の亡骸を奇麗に取り除き物置の暗いところに安置したままのケースを覗いてみる。
産み付けた卵の孵化を助成すべく乾燥させなくやや湿りけある状態を確認をし時には霧を吹きかけて来たものである。
以前は乾燥し過ぎて卵が死滅一匹も孵らなかった年もあったが毎年経験を重ねてくると2度とその様な事は無くなった。
今日久し振りに四個のケースを覗き乾燥防止にと軽く霧を吹いてみる。
まだ孵化には早いだろうと思いながらも微かな期待を抱きながらの様子見であったが・・・
最後四個目のケースにいた! 微かに動く極小の幼虫の姿二匹をみつけた。
これから暖かくと言うより暑くなるにつれ数知れない幼虫が産まれ出る事だろう
四ケース全て孵化すれば大変な数の鈴虫がうごめき成虫になると共に鳴き出せば秋の虫の風流さはどこえやら騒音としか表現出来なくなってしまう。
今年も早めの貰い先を探さねばと思案する。
最近は鈴虫を飼う人もまばらで餌つき飼育ケースつきの無料提供でさえ拒み断る人多しである。
妻はケースの数を少なくすればと忠告してくれるが
自然の生き物のこと正しく飼育していても毎年孵化するとは決めつけられない
その対処策として四個にそれぞれ若干土を違え飼育しているのだと話する。
午後は昨年使用して餌の皿やケース内に置く炭を奇麗に水洗い準備に取り掛かった。