先日の展示会に無理矢理持って行ったロータス95T。その後、展示会訪問者のチビッコに破壊されることもなく、
無事我が家に帰還しましたので、残っていた作業を済ませ完成となりました!!
結局、昨年秋からの作業でしたから三四半期チョイも経過してしまってます(笑。製作記は全26回ですから
実作業ベースで言うと最短一ヶ月、最長三ヶ月ってとこか?車では今年初の完成品となります。
そりでは、最後の攻防のレポです。ちなみに、時間が惜しい状況が続いていたので、
製作途中の画像が全くありません。誠に申し訳ない。出来上がった部位の拡大画像にてご容赦を・・・
先ずはシャーシとボディーの合体。シャーシ後部にレジン製パーツを流用した影響で、
若干の反りがシャーシ後半部に発生していたため、自作の治具にて矯正しながらの接着。
先ずボディーとミッションブロックの間に90分効果型エポキシを塗布して仮装着し、
次にシャーシとボディーとを極小ネジ+90分効果型エポキシを使用して合体、
更に、シャーシの適当な場所に展示台固定用のねじ穴開口とナット埋め込みを設けていたんですが、
その穴を使って矯正治具とボディー&シャーシを共締めして乾燥ブース内にて丸一日放置プレイしておきました。
この際、慌てた悪影響で仮組みを信じてパカパカ進めてしまい、その際ミッションブロックが
想定よりも約0.5~1.0mm弱程度左にシフトして装着されてしまっていたらしいが、この時点では気付かず、
これが後で大問題に発展します。
フロントサスは、ブレーキラインをロワアームに装着して、アッパーアームごと半艶黒で塗装。
プルロッドをアッパーアーム側のステーにインセクトピンを介して自由度を保ったまま装着。
ブレーキダクトは、この期に及んで左右で形状差が生じていることが発覚(正確にはアップライトとの取り付け基部の差)、
修正にはサスを分解してアップライト部を取り出さないと難しい状況だったので渋々スルーにて。
タイヤ&ホイールはキットの物を使用。腹立たしいのは、カナリの部分を自作パーツに置き換えてるのに
肝心のアウトライン決定部分、即ち前後ウィング、前後タイヤ&ホイール、ボディーカウルの都合3セクターには
キットのパーツをほぼそのまま使うことが出来ているので、製作の苦労が全然判らない様になっとるという(笑。恐るべしジオ。
タイヤに関してはゲート跡及びパーティングラインを削り取って綺麗に均してから、
ショルダーにGOOD YEARのロゴをテンプレにて吹きつけ。キットのエッチングにちゃんとステンシルが用意されてるんですが
ぬわんとこれさえもサイズが合わない(笑。流石ジオ。手持ちのステンシルからと思ったものの
これまたピッタシ良いのが無かったため、最も妥協できるサイズの物を選択して使用しております。
この際、ロゴは白を吹くんじゃなく自家調色のライトグレーを吹いてトーンを落としてます。
黒の上に白を吹くとコントラスト差が0:100と極端になりますんで、グレーを使用しても意外に白に見える上に
むしろ白が際だたず馴染みが良いと思って、ステンシル使用の場合は出戻り前の製作ん時からそうしてますんで。
コックピット部も仕上げてしまいます。以前自作したコンソール左のスタビ調節レバーを組み立て装着。
同時に右側にも0.6mmハンダ線と0.45mm被覆線を0.1mm黒染銅線にて束ねたものを装着。
コックピット前方に小さなメタルパーツを接着するよう指示されていますが、これもこの時点で装着。
肝心のフードは、まさかの”剥がす時デカールごと持って行かれ事件”を畏れてテープではなくブルタックで仮留めして、
ボディーとの隙間にエポキシを流して固定。リベットにはスケール・ハード・ウェア製0.7mm頭のリベットを使用。
97Tだともっと目立たない小さな黒色リベットなのに、95Tでは貧乏くさいボッチボチリベットが13個もあるんすよ。
当然、期日前のドタバタ状況で机の上はオマハビーチ状態だったこともあり、高価なピンセット使ってるくせに
タミヤの黒ピンセット使ってる時と何ら変わらぬ弾き飛ばし攻撃炸裂しまくって18戦13勝5敗で何とか打ち込み終了。
この時点で、フロントサスも車体に装着できるようになってますんで、先ずボディーの仕上げ磨きを施しておきます。
手垢等が結構付着してますんで、もう一度ハセガワのセラミックで全体を軽く磨き、
トドメに同じくハセガワのコーティングポリマーを塗布。全体を拭き上げてから先ずはフロントサスを装着。
シャーシに内蔵した自作のダボ受けが、JPSカラーの”黒”のお陰で迷彩効きまくってしまいドコにあるのか
作った本人が判らないという想定外な状況に四苦八苦し、右を付ければ左が外れる、
両方が付けばプルロッドが嵌ってない、これでおKと思ったらサスカバーの塗膜が欠ける等のすったもんだで
↑こんな感じで雄叫び上げながら大騒ぎして何とか装着(笑。危うく暴走モード突入するとこだった。
90分硬化型エポキシをしたお陰で、何とか硬化時間ギリギリな作業となったのはホントの話。
やっとのことでタイヤホールも前後に装着して四輪接地を確認し、苦労が報われたのが、
展示会前日の真夜中過ぎでありました。と言いながら、若干翼端板位置がフロントタイヤに食い込んでるorz
ホントはフロントタイヤの内壁と翼端板のラインが繋がんないとダメなんすよね。仮組みの詰めが甘かったようで。
次にフロントウィングですが、先ずは研ぎ出し。リアウィングやボディー同様の行程にて磨き出しを行い
一気にポリマーまで進めてからエレメントやフラップに翼端板接続用のピンを打ち込み、
先ずはメインエレメントをネジ留め+ロックタイトでボディーに装着。翼端板とフラップを仮組みし、
翼端板下辺を決めてプラ版+ブルタックで空中戦用治具を作り、翼端板でフラップ&メインエレメントを挟んだ状態で
先ずはメインエレメントと翼端板をエクセルエポで固定。一時間ほど放置してから今度はフラップの角度を決めつつ
翼端板とフラップの間、ボディー側のフラップ軸受け部分にエクセルエポを流して接着しました。
ガーニーリップはウィングが固着したのを確認してから少量のエクセルエポにて接着してあります。
この時点で展示会当日の午前4時半(笑。後はリアウィングを付けてミラーを付けて・・・・と
捕らぬ猪木の星勘定っつー感じで何とか間に合うなと思ったんですがねぇ・・・・
リアウィングの装着、何故かゼリー状瞬着にて既に完成しているリアウィングをステーに装着し、
金属ブロックを治具にして固定してみたら、あろうことかウィングが若干歪んでステーに付いてしまいますた!?。
ウイング側の凹とステー側の凸はピッタリで遊びはほぼナッシング。仮組みの時にちゃんと真っ直ぐ装着出来ていたので
安心しきっていたらこのザマっすよ。しかも、何故かいつもはエポキシ使うのに、ココに限ってゼリー状瞬着(笑
しかもフィッティングのピッタリ感がサイコーだったらしく、角度をずらそうにもガッツリくっついて無理。
原因は先述の通り、シャーシ・ボディー・ミッションの合体時に、どうやら若干ミッションがシフトしていたらしい。
試行錯誤して、手探りでステーの根本の接着を剥がしてステーを浮かせ、極小ノミにて
ステー用のミッションブロック側凹を何とか穿って拡大し、ステーのズレを修正しつつ
隙間にエポキシ流して歪みを可能な限り修正しました。
漸く妥協できる状態に辿り着いたのが既に夜明け後の午前六時半。寝る時間どころか起きる時間ですよ。
最後のリアウィングの反乱のお陰で、この時点でギブアップでした。
で、未完状態のままカミさんが起き出して「まだ起きてたの?」と声を掛けられつつ爆睡。
二時間だけ寝て展示会場に行くはずが、昼前まで眠り込んでしまい、すっかり遅れてブツを会場に運んだのでありました。
で、未完成のくせに無理矢理展示しちゃうという暴挙の末の展示会も終わり、ブツが帰還後作業の続きに入ります。
リアウィングとサイドポンツーンを接続するステーですが、基部の詳細が判る資料は見つからなかった物の
ドコにどういう感じで付いてるかは判る資料があったので、それを元にデッチアップ度指数45%くらいにて工作。
ステー本体は、1.5mm幅×0.3tの洋白を採寸した長さに合わせて切り出し、両端に0.5mmの穴を開け、
穴周辺をリューターで加工し、この両端をステーがパチ組み出来るようにプライヤーで捻って完成。
サイド側基部は、0.8mm真鍮線をドリルレースしてデッチ上げてます。
ブローオフ排気管部は、自分で穴径を決めておきながら丁度良いサイズのステンパイプが無いという事で(ゑ
丁度良いサイズの真鍮管をつかって整形し、ハンダメッキ加工を施して使用してます。
又、ブローオフ穴前のメッシュ部分は実車だともっと内側に雑な感じで装着されてますが、
模型的にアレンジして絞り出したメッシュを填め込んで側面との面一感を優先させてみました。
次にミラー。キットの本体部分はそのまま使用し、ステー部分だけ0.5mmステンレス線に置き換え。
鏡面部は0.1mm洋白を磨き出して貼ってます。ちょっと歪んじゃったのですが、0.2~0.3mm使えばいいのに
手近に転がってた0.1mmの切りくずをリサイクルしたケチ根性が鏡面を歪ませたらしいっす。
最後にアンダートレイとミッションブロックを接続する吊り下げステーを装着し、
全体の塗装剥がれ等をリタッチしたりしてようやく完成です。
今回の作業レシピを纏めますと
---------------------------------------------------------------------
STUDIO27 1/20 JPS LOTUS 95T RENAULT `84
塗装
ボディー下地目止め→Be-J HGプラサフ
ボディー下地塗装→自家調色ダークブルーグレー
ボディー塗装→フィニッシャーズ ピュアブラック+ピュアブルー極少
外装カーボン部→KAモデルカーボンデカールB+ガイアノーツ クリアブラック
トップコート→フィニッシャーズ オートクリアー[四層目]
シャーシ塗装→基本→フィニッシャーズカーボンブラックマット
カーボン表現→モデラーズ カーボンP.2+自家調色クリアブラウン
+フィニッシャーズ スーパーフラットコート
改修点
・アンダートレー置き換え レジン製パーツ→0.5mm真鍮板
・前後サスペンションアーム置き換え メタル製パーツ→真鍮管プレスハンダ組み
・ステアロッド自作
・前後プルロッド自作 フロント:0.8mm洋白線 リア:0.8mmアルミ管+洋白帯金
・フロントサスマウント位置変更
・リアトレッド縮小
・リアダンパーassy自作
・リアアクセルシャフトassy自作
・リアミッション部補器類自作(オイルクーラー・サスベースマウント・シフトリンク
・ジャッキアップステー・テールライトetc)
・燃料タンク部自作
・燃料タンク上ロールバー+キルスイッチ自作
・コックピット部左右及びメターパネルコンソール自作
・シート形状変更
・ステアリング自作
・シフトレバーassy自作
・スタビ調整レバー自作
・シートベルト追加 STUDIO27製ベルトキット+サテンリボン
・リアウィング支持ステー追加
・不足デカール追加
・ブローオフ排気管追加
・マフラーエンドカバー自作
・・・・etc
-------------------------------------------------------------------------
思いの外期間を要してしまいましたし、レシピの如く作業量も多めでしたが、製作自体はカナーリ楽しかったです。
最後のドタバタさえなければ大団円だったんですけどね(笑
で、肝心の完成品画像ですが、タグが文字数食ったらしく制限オーバーなので完成編その2にて・・・・
無事我が家に帰還しましたので、残っていた作業を済ませ完成となりました!!
結局、昨年秋からの作業でしたから三四半期チョイも経過してしまってます(笑。製作記は全26回ですから
実作業ベースで言うと最短一ヶ月、最長三ヶ月ってとこか?車では今年初の完成品となります。
そりでは、最後の攻防のレポです。ちなみに、時間が惜しい状況が続いていたので、
製作途中の画像が全くありません。誠に申し訳ない。出来上がった部位の拡大画像にてご容赦を・・・
先ずはシャーシとボディーの合体。シャーシ後部にレジン製パーツを流用した影響で、
若干の反りがシャーシ後半部に発生していたため、自作の治具にて矯正しながらの接着。
先ずボディーとミッションブロックの間に90分効果型エポキシを塗布して仮装着し、
次にシャーシとボディーとを極小ネジ+90分効果型エポキシを使用して合体、
更に、シャーシの適当な場所に展示台固定用のねじ穴開口とナット埋め込みを設けていたんですが、
その穴を使って矯正治具とボディー&シャーシを共締めして乾燥ブース内にて丸一日放置プレイしておきました。
この際、慌てた悪影響で仮組みを信じてパカパカ進めてしまい、その際ミッションブロックが
想定よりも約0.5~1.0mm弱程度左にシフトして装着されてしまっていたらしいが、この時点では気付かず、
これが後で大問題に発展します。
フロントサスは、ブレーキラインをロワアームに装着して、アッパーアームごと半艶黒で塗装。
プルロッドをアッパーアーム側のステーにインセクトピンを介して自由度を保ったまま装着。
ブレーキダクトは、この期に及んで左右で形状差が生じていることが発覚(正確にはアップライトとの取り付け基部の差)、
修正にはサスを分解してアップライト部を取り出さないと難しい状況だったので渋々スルーにて。
タイヤ&ホイールはキットの物を使用。腹立たしいのは、カナリの部分を自作パーツに置き換えてるのに
肝心のアウトライン決定部分、即ち前後ウィング、前後タイヤ&ホイール、ボディーカウルの都合3セクターには
キットのパーツをほぼそのまま使うことが出来ているので、製作の苦労が全然判らない様になっとるという(笑。恐るべしジオ。
タイヤに関してはゲート跡及びパーティングラインを削り取って綺麗に均してから、
ショルダーにGOOD YEARのロゴをテンプレにて吹きつけ。キットのエッチングにちゃんとステンシルが用意されてるんですが
ぬわんとこれさえもサイズが合わない(笑。流石ジオ。手持ちのステンシルからと思ったものの
これまたピッタシ良いのが無かったため、最も妥協できるサイズの物を選択して使用しております。
この際、ロゴは白を吹くんじゃなく自家調色のライトグレーを吹いてトーンを落としてます。
黒の上に白を吹くとコントラスト差が0:100と極端になりますんで、グレーを使用しても意外に白に見える上に
むしろ白が際だたず馴染みが良いと思って、ステンシル使用の場合は出戻り前の製作ん時からそうしてますんで。
コックピット部も仕上げてしまいます。以前自作したコンソール左のスタビ調節レバーを組み立て装着。
同時に右側にも0.6mmハンダ線と0.45mm被覆線を0.1mm黒染銅線にて束ねたものを装着。
コックピット前方に小さなメタルパーツを接着するよう指示されていますが、これもこの時点で装着。
肝心のフードは、まさかの”剥がす時デカールごと持って行かれ事件”を畏れてテープではなくブルタックで仮留めして、
ボディーとの隙間にエポキシを流して固定。リベットにはスケール・ハード・ウェア製0.7mm頭のリベットを使用。
97Tだともっと目立たない小さな黒色リベットなのに、95Tでは貧乏くさいボッチボチリベットが13個もあるんすよ。
当然、期日前のドタバタ状況で机の上はオマハビーチ状態だったこともあり、高価なピンセット使ってるくせに
タミヤの黒ピンセット使ってる時と何ら変わらぬ弾き飛ばし攻撃炸裂しまくって18戦13勝5敗で何とか打ち込み終了。
この時点で、フロントサスも車体に装着できるようになってますんで、先ずボディーの仕上げ磨きを施しておきます。
手垢等が結構付着してますんで、もう一度ハセガワのセラミックで全体を軽く磨き、
トドメに同じくハセガワのコーティングポリマーを塗布。全体を拭き上げてから先ずはフロントサスを装着。
シャーシに内蔵した自作のダボ受けが、JPSカラーの”黒”のお陰で迷彩効きまくってしまいドコにあるのか
作った本人が判らないという想定外な状況に四苦八苦し、右を付ければ左が外れる、
両方が付けばプルロッドが嵌ってない、これでおKと思ったらサスカバーの塗膜が欠ける等のすったもんだで
↑こんな感じで雄叫び上げながら大騒ぎして何とか装着(笑。危うく暴走モード突入するとこだった。
90分硬化型エポキシをしたお陰で、何とか硬化時間ギリギリな作業となったのはホントの話。
やっとのことでタイヤホールも前後に装着して四輪接地を確認し、苦労が報われたのが、
展示会前日の真夜中過ぎでありました。と言いながら、若干翼端板位置がフロントタイヤに食い込んでるorz
ホントはフロントタイヤの内壁と翼端板のラインが繋がんないとダメなんすよね。仮組みの詰めが甘かったようで。
次にフロントウィングですが、先ずは研ぎ出し。リアウィングやボディー同様の行程にて磨き出しを行い
一気にポリマーまで進めてからエレメントやフラップに翼端板接続用のピンを打ち込み、
先ずはメインエレメントをネジ留め+ロックタイトでボディーに装着。翼端板とフラップを仮組みし、
翼端板下辺を決めてプラ版+ブルタックで空中戦用治具を作り、翼端板でフラップ&メインエレメントを挟んだ状態で
先ずはメインエレメントと翼端板をエクセルエポで固定。一時間ほど放置してから今度はフラップの角度を決めつつ
翼端板とフラップの間、ボディー側のフラップ軸受け部分にエクセルエポを流して接着しました。
ガーニーリップはウィングが固着したのを確認してから少量のエクセルエポにて接着してあります。
この時点で展示会当日の午前4時半(笑。後はリアウィングを付けてミラーを付けて・・・・と
捕らぬ猪木の星勘定っつー感じで何とか間に合うなと思ったんですがねぇ・・・・
リアウィングの装着、何故かゼリー状瞬着にて既に完成しているリアウィングをステーに装着し、
金属ブロックを治具にして固定してみたら、あろうことかウィングが若干歪んでステーに付いてしまいますた!?。
ウイング側の凹とステー側の凸はピッタリで遊びはほぼナッシング。仮組みの時にちゃんと真っ直ぐ装着出来ていたので
安心しきっていたらこのザマっすよ。しかも、何故かいつもはエポキシ使うのに、ココに限ってゼリー状瞬着(笑
しかもフィッティングのピッタリ感がサイコーだったらしく、角度をずらそうにもガッツリくっついて無理。
原因は先述の通り、シャーシ・ボディー・ミッションの合体時に、どうやら若干ミッションがシフトしていたらしい。
試行錯誤して、手探りでステーの根本の接着を剥がしてステーを浮かせ、極小ノミにて
ステー用のミッションブロック側凹を何とか穿って拡大し、ステーのズレを修正しつつ
隙間にエポキシ流して歪みを可能な限り修正しました。
漸く妥協できる状態に辿り着いたのが既に夜明け後の午前六時半。寝る時間どころか起きる時間ですよ。
最後のリアウィングの反乱のお陰で、この時点でギブアップでした。
で、未完状態のままカミさんが起き出して「まだ起きてたの?」と声を掛けられつつ爆睡。
二時間だけ寝て展示会場に行くはずが、昼前まで眠り込んでしまい、すっかり遅れてブツを会場に運んだのでありました。
で、未完成のくせに無理矢理展示しちゃうという暴挙の末の展示会も終わり、ブツが帰還後作業の続きに入ります。
リアウィングとサイドポンツーンを接続するステーですが、基部の詳細が判る資料は見つからなかった物の
ドコにどういう感じで付いてるかは判る資料があったので、それを元にデッチアップ度指数45%くらいにて工作。
ステー本体は、1.5mm幅×0.3tの洋白を採寸した長さに合わせて切り出し、両端に0.5mmの穴を開け、
穴周辺をリューターで加工し、この両端をステーがパチ組み出来るようにプライヤーで捻って完成。
サイド側基部は、0.8mm真鍮線をドリルレースしてデッチ上げてます。
ブローオフ排気管部は、自分で穴径を決めておきながら丁度良いサイズのステンパイプが無いという事で(ゑ
丁度良いサイズの真鍮管をつかって整形し、ハンダメッキ加工を施して使用してます。
又、ブローオフ穴前のメッシュ部分は実車だともっと内側に雑な感じで装着されてますが、
模型的にアレンジして絞り出したメッシュを填め込んで側面との面一感を優先させてみました。
次にミラー。キットの本体部分はそのまま使用し、ステー部分だけ0.5mmステンレス線に置き換え。
鏡面部は0.1mm洋白を磨き出して貼ってます。ちょっと歪んじゃったのですが、0.2~0.3mm使えばいいのに
手近に転がってた0.1mmの切りくずをリサイクルしたケチ根性が鏡面を歪ませたらしいっす。
最後にアンダートレイとミッションブロックを接続する吊り下げステーを装着し、
全体の塗装剥がれ等をリタッチしたりしてようやく完成です。
今回の作業レシピを纏めますと
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STUDIO27 1/20 JPS LOTUS 95T RENAULT `84
塗装
ボディー下地目止め→Be-J HGプラサフ
ボディー下地塗装→自家調色ダークブルーグレー
ボディー塗装→フィニッシャーズ ピュアブラック+ピュアブルー極少
外装カーボン部→KAモデルカーボンデカールB+ガイアノーツ クリアブラック
トップコート→フィニッシャーズ オートクリアー[四層目]
シャーシ塗装→基本→フィニッシャーズカーボンブラックマット
カーボン表現→モデラーズ カーボンP.2+自家調色クリアブラウン
+フィニッシャーズ スーパーフラットコート
改修点
・アンダートレー置き換え レジン製パーツ→0.5mm真鍮板
・前後サスペンションアーム置き換え メタル製パーツ→真鍮管プレスハンダ組み
・ステアロッド自作
・前後プルロッド自作 フロント:0.8mm洋白線 リア:0.8mmアルミ管+洋白帯金
・フロントサスマウント位置変更
・リアトレッド縮小
・リアダンパーassy自作
・リアアクセルシャフトassy自作
・リアミッション部補器類自作(オイルクーラー・サスベースマウント・シフトリンク
・ジャッキアップステー・テールライトetc)
・燃料タンク部自作
・燃料タンク上ロールバー+キルスイッチ自作
・コックピット部左右及びメターパネルコンソール自作
・シート形状変更
・ステアリング自作
・シフトレバーassy自作
・スタビ調整レバー自作
・シートベルト追加 STUDIO27製ベルトキット+サテンリボン
・リアウィング支持ステー追加
・不足デカール追加
・ブローオフ排気管追加
・マフラーエンドカバー自作
・・・・etc
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思いの外期間を要してしまいましたし、レシピの如く作業量も多めでしたが、製作自体はカナーリ楽しかったです。
最後のドタバタさえなければ大団円だったんですけどね(笑
で、肝心の完成品画像ですが、タグが文字数食ったらしく制限オーバーなので完成編その2にて・・・・
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