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夏だ!盆だ!!ステイサム祭り

2015年08月18日 | ホームシアター&エンタメ

 今年の正月明けに埼玉スーパーアリーナで開催されたベビメタの「新春キツネ祭り」のブルレイデロリアンが着弾。

 

 これ、どういう訳か、BABMETALのFC限定販売となっていて、一般販売はされないらしい。実はBABYMETALのグッズ関係は表の販売網と裏の販売網ってのがあって、

結構重要な商品がFC限定の裏販売網でしか売られないというケースが多い。特に最近では、昨年3月の武道館ライブの2日目「黒い夜」のCD版はFC限定BOXのみの販売だったし、

昨年9月の幕張メッセのライブ、そして今回発売の「新春キツネ祭り」はFC限定販売のみ。しかも、FCなら誰でも買えるって訳じゃ無く、以外と早い段階で完売となってしまうのだ。

これ、希少性や秘匿性を狙っての展開としても、ちょっとやり過ぎな感じが否めない。

 特に、ビジネスモデルとして考えた場合、数を多く用意しすぎてデッドストックと化してしまうのも問題だが(実際、武道館ライブのFC限定BOXは結構ダブついていたらしい)、

あまりに早く完売した上に、ネット上で「買い逃した~」という声の多さや、ヤフオクで早々に高値転売されてる状況を考えると、コレはコレで商機を逸してるのは間違いなく、

先ず以て物販で利益を出すことは、曲がりなりにも株式を市場公開している上場企業の手法としては褒められた物ではないと思うんだけどな~。

 ももクロ陣営はこの点に関しては非常によく考えていて、或る程度の受注生産的なシステムを導入し、多少入手まで時間を要する代わりに、

FC会員なら概ね欲しいグッズをある一定期間であれば漏れなく買うことが出来る様になっている。勿論コレにも限界があるので、「何時でも誰でも」が徹底されてる訳では無いが、

少なくともBABYMETAL陣営よりはずっとユーザーフレンドリーな姿勢だ。実はこの点は、今年の株主総会でも随分突っ込まれたらしい(流石にオッサンファンが多いBMだけの事はあるww)が、

今のところそうした意見を反映する気は陣営には無いらしい。

 

  で、早速「新春キツネ祭り」を鑑賞したのだが、今回のBDは音響的に今までのBDに比べると良く出来てるように思う。やはりMETAL系のライブなのだから、

このBDくらい低音がドカドカ出てくれないとイカンですな。本作に比べると、やはり前作までは低音が出ていなかったのがよく判る。

 一方で映像の質は相変わらずイマイチ。所謂アイドルのコンサートとは少々異なる演出が為されるBABYMETALのライブでは、必然的に場内が暗い場合が非常に多く、

一方で撮影してるカメラ機材が暗所撮影にマッチしてるとは言い難い機材が使用されてる印象で、全体的に黒浮き白飛びが目立つのだ。折角のBDでコレは少々残念。

但し、輝度の高いシーン(メンバーや神バンドのアップ等)での解像感は、滴る汗まで見事に映し出していて解像感は非常に高かった。

  そうそう、キツネ祭りと言えば、3月にWOWOWで先行放映されていたのだが、今回のBDではその時カットされた楽曲も当然ながら全部入っていて

今回、まだ音源化されてない楽曲の一つ「あわだまフィーバー」を漸く拝むことが出来た。どーでもいいですかそうですか。

 どーでもいいついでに、WOWOWで先日サマソニの生中継が放送され、番組の公式ページにも「BABYMETAL」の参加が画像付きコメント動画付でアナウンスされ、

当日は東京も大阪もオーディエンスが多すぎて安全の為入場規制が掛けられたほど賑わったにもかかわらず、放送では殆どスルーだった件。もうね、有料放送だけに詐欺ですわ。

どーでもいいですかそうですか。来月の総集編や再来月からのアーティスト別に期待。

 BABYMETAL サマーソニック2015 in東京 あわだまフィーバー

 

 

「バトル・フロント」

一本目は、「エクスペンダブルズ」でスタローンのお眼鏡に掛かっちゃったらしいステイサムを主演に起用した、スタローンが製作と脚本を手掛けたサスペンスアクション。

製作サイドに回ったときのスタローンの手腕には歴史的にラズベリーな香りが付いて回るのだが、実はかの「ロッキー」も「ランボー」もスタローン自身の脚本で製作されているのは有名。

時として物凄い魅力を発揮することがある脚本家という側面を持っていると言っても言いすぎではないと思う(ロッキーもランボーも一作目の評価は映画史に名を残すレベル)。

キャスティングはステイサムの他、ジェームズ・フランコ、ケイト・ボスワース、そして意外なところにウィノナ・ライダーとなっとります。

 

 主人公フィル・ブローカー(ステイサム)は、ロン毛が異常なほど似合わない麻薬密売組織の一員。ボスからは、ボスのバカ息子以上の信頼を得ていたのだが、或る夜の大きな取引の寸前に、

警官隊に踏み込まれてしまい、組織は壊滅的な打撃を受けてしまう。だって、ロン毛のフィルは潜入捜査官だったんですな。

っつーことで、悪党共が多少の雑魚警官の犠牲を伴いつつも次々お縄になる中、ボスとバカ息子親子が逃亡を図ります。しかし、ロン毛(←しつこい)のフィルが二人の逃亡を許さず

遂に逮捕寸前まで追い詰めた時、警官隊に囲まれた「動くな!」と威嚇された時にバカ息子がポッケに手を突っ込んじゃったもんだから、47発の銃弾を浴びちゃって死んじゃいます。

息子を目の前で殺されたボスは、警官隊に引きずられて連行される中、ロン毛のフィルに向かって悪党の決め台詞の定番「覚えてろよー!テメェのガキもぬっころす!!」と吠えるのでした。

 

 時を経て2年後。どう考えてもロン毛が似合わないと菩提樹の下の釈迦牟尼ブッダが覚った如くに思い知ったフィルは、何処か見慣れた感が漂う短髪に刈りあげて再登場。

捜査官を引退した彼は、暫し妻と娘の3人で暮らしていましたが、長年病に伏していた妻が病死し、娘マディと共に小さな田舎町に引っ越してきました。

 娘のマディは背も小っちゃくて体格も華奢な女の子。転校したばっかりでお友達も居ません。或る日、学校の休み時間に遊んでた時、

絵に描いたようないじめっ子デブッチョ3人組に絡まれますしかし、マディーは心優しき争いを好まぬ少女。3人を言葉で優しく諭すのでした。

が、そのお諭しに調子こいたデブッチョが、からかうのを止めるどころか追い打ちかけたもんだから、後は御約束の展開。ステイサムの娘がタダで済ますわけ無いですよね。

で、タダでは済まなかったデブッチョのオトンとオカンってのが、所謂モンスターペアレントとして学校にカチこんでくるんですが、

殊更このケイト・ボスワース演じるオカンってのが薬中で薬が切れかけたついでにカチこんできたもんだから常軌を逸しとるわけ。

しまいに旦那に「アノ男をとっちめておくれ」とけしかけたもんだから、旦那も調子こいちゃって、、、、後はお察しの通りです。

 

 で、子どもの前で大恥かかされたことに頭にきたイカレ母ちゃんが、今度は兄貴に「仇を取っておくれ」とか意味不明な依頼をした訳ですが、

この兄貴のゲイター(ジェームズ・フランコ)ってのが、妹の三倍イカレた男で薬物の密売なんかやってるイカレポンチ。

妹にけしかけられたゲイターは、先ずこの小さな田舎町に突然引っ越してきたフィル・ブローカー父娘が何者かを突き止めるべく、

まさか無敵のハゲとは知らずに二人が留守の間にコッソリ家に侵入しちゃいまして、そこでフィルの素性に辿り着いてしまうんですが、、、、

 

 元特殊部隊とか元諜報員とか元殺し屋とか、とかく”元”がつくトンデモ職業経歴を持つハゲ役が多いステイサムですが、本作では元潜入捜査官というポジション。

マーシャルアーツや護身術の達人で、娘にも護身術を教えて強者に育ててるという、何となくセガールと被っちゃうところがアレですが、

私腹を肥やしすぎてブクブク肥っちゃったセガールと違って、どんな役でもこなすし鍛錬も怠らないらしく体格もキレも全然変わらずってとこが違う。

 サム・ライミ版「スパイダーマン」でスパイダーマンのライバルとなるハリー・オズボーン役だったジェームスフランコ。それ以降も着実にキャリアを積んできたが、

今作での役どころは、敵役とかライバルと言うよりはステイサムの噛ませ犬(笑。むしろ途中で出て来た全身タトゥーのサイラスの方が敵としての釣り合い加減は良かった気がする。

本作の唯一残念な点は、真に倒すべき敵(ゲイター/フランコ)がステイサムの敵としてはショボかったって点だけかも知れない。

 

 で、ウィノナ・ライダーは何処行ったって話ですが、物語中盤から登場するゲイターのスケベ相手で薬中で元娼婦で情報屋というこれまたイカレた役どころ。

納屋でゲイターに尻叩かれながらズッコンバッコン犯られるわ、全身タトゥーのサイラスに脅されて簡単にゲイターを裏切るわ、

フィルの娘のマディーを拉致っちゃうわと、もう絵に描いたようなビッチ役。「ビートル・ジュース」「シザー・ハンズ」「ドラキュラ」「若草物語」なんかでヒロインやってた頃のノニーは何処行った(笑。

まぁ、彼女の場合少々ヤンデレ入ってるらしく、かの有名なデパート万引き事件以降はすっかりイメージダウンしちゃって、結果その陰りが彼女のキャリアそのものの陰りにもなっちゃった感じ。

本作の役どころも、ノニー側からすれば一種のイメージチェンジ的な要素を売りにしたのだろうけど、正直痛々しいという感想しか無いな~。

Homefront Official Trailer #1 (2013) - James Franco, Jason Statham Movie HD
  

 監督は、ゲイリー・フレダー。ゲイリー・フレダーと言えば個人的には「デンバーに死す時」。本作を見て久々に見たくなって棚を探してみたんだが、どうも今まで買い逃していたようで無かった。

Andy Garcia Things to do in Denver when you are dead

で、アマゾンで探したら知らない間にコッソリ廉価版BDが出ていたらしく買ってしまいました。考えてみれば、本作のストーリーの流れも、或る意味「デンバーに死す時」と被るね。

ともかくも、ステイサム作品としては中々好印象の本作。スタローンがマジ脳筋俳優なだけに、脚本としての脳筋現役アクション俳優の立たせ方は上手いと思った。

 

「ワイルド・カード」

二本目は、日本ではドマイナーな過去作「ビッグヒート」(バート・レイノルズ主演1986年)のリメイク作である「ワイルド・カード」。

この作品、主演はステイサムで監督はサイモン・ウェスト。サイモン・ウェストと言えば、代表作はニコラス・ケイジかJステイサムのどっちかが主演してるという印象が強い。

そういや、「エクスペンダブルズ2」にもステイサムが出てたな~。で、脚本がチョット面白い事にオスカー受賞の脚本家ウィリアム・ゴールドマイン。

そう、「明日に向かって撃て」「マラソンマン」「遠すぎた橋」「ミザリー」「目撃」なんかの脚本を手掛けた大御所です。

っつーか、そもそもこの作品の元ネタである小説「Heat」の作者がゴールドマインなんですがね(笑。原作者が脚本を手掛けてるって話ですな。

 

 ステイサム演じる主人公ニック・ワイルド。元特殊部隊の隊員だった過去を持つ男で、その類い希なるスキルを生かし、今ではラスベガスで用心棒稼業を営んでいた。

用心棒と言っても、その実は何でも屋であり、所謂”用心棒”の仕事も引き受けるけど、パイオツカイデーな尾根遺産に気に入られたいバカ男の依頼で、

わざわざ酒場で尾根遺産に絡んでバカ男にワザと殴られて尾根遺産が「きゃーすてきー、あなたみたいな男を待ってたのよー(棒」て感じに落ちる為の殴られ役とか、

まぁ何でも引き受けちゃう”何でも屋”稼業というのがホントの所。

 或る日、一人の女性が病院前の道路に瀕死の状態で置き去りにされているのを発見される。ホリーというこの女性は、実はニックの元恋人であった。

イタリア系の男に無理矢理部屋に連れ込まれ、レイプされた挙げ句に動けなくなるまで殴られたのだった。ホリーはニックに連絡を取り、

自分をこんな目に遭わせた男に復讐をしたいと願い出る。場所がマフィアの巣窟で、とある因縁からオーナーのベイビーとは相互不可侵の約束をしているホテルが舞台だった。

そのことから、ニックは事件の首謀者がマフィア関係者とさとり、ホリーの願い出を一旦は断る。しかし、そこは何だかんだ言っても腐れ縁の元恋人の依頼。

試しに探りを入れてみれば、案の定イタリアマフィアの大物ボスの跡取りバカ息子が首謀者と解り、ホリーには「アブナイからやめとけ」と諭すのだが、

あまりに酷い扱いを受けたホリーの怒りの虫が治まることは無く、成り行き上ホリーの復讐に荷担することになってしまうのだった。

 

 で、まんまとバカ息子であるデマルコ登場。いきなりサンタの帽子を被って訪問したニックを、手下と共にあろう事か脅すのだが、

ステイサム映画でステイサムを中途半端に脅すとどうなるかは推して知るべし以下説明不要。

 しかし、此処で話がスンナリ終わっちゃう訳が無く、この一件がニックにとっては命懸けの人生ゲームのスタートとなってしまうのだった。

 ん~~~、惜しい!!僅か85分という短い上映時間の作品であることから、製作サイドも或る種の失敗を予見していたのだろうけど、色んな意味で惜しい作品。

キャスティングも面白いし、物語のプロローグも悪くない。ただ、何というか、簡単に言えばテンポが悪いのだ。ダラダラと登場人物が冗長に会話するシーンも多いし、

かと言ってそうした会話の中に何かしらの布石があるわけでもなく、また水面の波紋の様に僅かな出来事が最後には大きな波紋に広がっていく的な展開も無い。

アクションは、ステイサム&アクション監督コリー・ユンってことで超一級品なんだけど、ホントにゴールドマインが脚本書いたのか?って首傾げたくなるストーリー展開。

終盤に至ってのクライマックス的な要素も無く、淡々と物語が進んで抑揚無く「これから!」ってところでイキナリ終わっちゃった感じで、

材料は全部揃ってるのに料理の仕方がいい加減過ぎたっていう印象だけが残った。なんか、もったいねー!
Wild Card Official Trailer #1 (2015) - Jason Statham, Sofia Vergara Movie HD

 

コメント (6)
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