がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/48 アイマス あずキャット006 & 黒の塗料

2010年01月31日 | 模型
 WAVEのS.A.F.Sがリリースされたので張り切って積もうと思ってたんだけど、単価が安めなのに
売れ線商品なのか速攻売り切れとか一人一個限定とか送料考えると中々買うのが難しく未だ入手できずにいます。
通販はどうしても送料が掛かってしまうんですが、折角割引きになってるのに送料で帳消しにしちゃ意味無いですからねぇ。
通常は他に積む気満々なアイテムと一緒に注文しちゃうんですが、今月はこのS.A.F.S以外は該当者無し。
S.A.F.Sも旧ニットーのを後生大事に積んでますから、まぁまた御縁があればっつーかんじで今月はスルーって事にしました。
リン・ミンメイ?新米パパさんに唆されて逝ってしまおうと思ったけど、これまた激安系は既に売り切れ状態でしたよ。
来月上旬に出張で福岡行くので、文教堂に寄ったときに縁あれば・・・とは思っております。
 そういやこのクソ田舎でも模型誌各誌が店頭に並びました。MG誌は定期購読してるのですが、
他誌は本屋のネェちゃんの冷たい視線をシカトして立ち読みがいつものパターンなんだけど、
今月は思わず久々にHobbyJapanも買ってしまいました。っつーーのも、Ma.kのキット作例が、
なんとHobbyJapanに出てたんです。しかもMAX渡辺氏と横山宏氏の対談付きですよ奥さん。
これってね、80年代のSF3Dを知ってる人間ならきっと驚く状況かと思います。オレちゃん本屋で「え!?」っつって
うっかり声出して本屋のネェちゃんに通報されるかと思ったよ(笑。
Mak wiki
知らない人は↑見たら、Ma.KがHJ誌でネタになることが、かのペレストロイカ級の出来事だと判るかと。

 さて、気が付けば一月も終わりって事で、オッサンの二月の積み計画。
 来月は今のところフジミのFW16とハセガワのファルケ限定版を発注中。別々の店への発注ですが
どっちも基本単価が高価なので送料足してもお得となりますが、なんとなくお得感が薄い?(笑
あとは私の中で今のところ二月のメインディッシュになるであろうMFHのガレキがあるんですが、
まだオフィシャルショップからの案内がないので未発注。今年も積むばかりかな~?



 んでもって本題、あずキャットの進歩状況です。車模型だと中々進まないのに、何故か此のイロモノは着実に進行しとる(笑。
目下地獄のスジ彫り大会に突入中の筈なんですが、スジボリばかりだと流石に萎えそうになるので、
ストイックにスジ彫るのは避けて、他の行程の合間にスジ彫るっつー感じで進行させております。。
スジ彫りは全面的に彫り直すのではなく、あくまで金型のヤレで消えかけてるスジの再生と、
工作で消えてしまったスジの再生が中心です。スジ彫りで一番面倒なのが機首周り、次がビーバーテイルとなりましょうか。

ビーバーテイルはキットのままだとスジ彫りが消えかけてる上に線がヤレてんですが、どうせ彫り直すならと
D型とA/B型ではどうも基本ラインが異なってるように思えたので、D型資料を参考に彫り直し。

と言いつつ、これで正解と言い切れないのが飛行機専じゃない弱みでもある。っつーか実機画像が海軍機らしく
どーれもコレも汚ねぇ状態のものばかりで詳細なんて判りゃしない。ビーバーテイル上面はリベットもバリバリなのだが
アイマス機でそんなもん追加してもデカールで殺されんじゃねぇか?と無駄な努力はしたくない方面で思案中。
 また形状も左右の抉れ部分がエンジン変更の煽りもあってD型は一直線になってるので、ここもポリパテ+瞬着で嵩増ししてラインを直線に。
尻の穴は上下合体の後に回す。こう書くと変なトラバを呼び寄せそうである(笑


 彫るスジ彫りもあれば埋めて消しちゃうスジ彫りもあるってー事で、エンジン排気ノズル基部のパーツは
A型用にスリットが入ってますが、D型は筋が入らないので全部埋めて消しておきます。スジ埋めには瞬着が都合が良いんですが、
パーツの円筒形状を崩すと厄介なので、削るのが楽なようにポリパテ+瞬着を使用してます。

 このパーツ、外側も内側もヒケが尋常ではなく、スジ消しついでに外のは何とか埋めましたが、
内側は面倒だしウェザリングで適当に誤魔化すことにして、埋めるとかはしておりません。
胴体上下の正式合体の直後、最初に取り付けることになるのがエンジンノズルなので、
基部だけではなく排気口Assyということで、ここでアイリス部以外を先にやっつけておきました。

胴体に仕込まれる排気用のトンネル部分は内部がホルモンみたいに蛇腹になってる上にパーツは分割構造。
当然継ぎ目が出るんですが、流石に消すのは難しいっつーか無理っぽいので、塗装で誤魔化すことにしました。
そこらに転がってた適当な白をドバッと塗りまして、艶消し黒をぼかしたり細吹きしたりしてウェザリングを施し
継ぎ目が目立たないようにしてみた。

先にポリパテでスジを埋めちゃった基部は、ウィノーブラックに極少量の#8銀を足したものを、
カナーリ薄めて低圧でマッタリ塗り重ねてみました。

内部に仕込まれるファン部分は、インテイク側共々艶消し黒で塗った上に、適当に調色したグレーでドライブラシ。
インスト指定は焼鉄色なんだけど、プラモの塗装でこうした部分は、インスト指定取りに塗って面白かった試しがない。


 垂直尾翼は胴体部分との接合時に結構盛大な隙間が生じてしまうことが判ったので、胴体側にメンタム塗って
尾翼と胴体の間にポリパテ詰めてサンド。パテ硬化後引き剥がして整形すれば、ピッタリ装着できるようになります。

ポリパテの溶剤分の影響か、思いのパテを剥がした後の機体側に若干ダメージが生じてまして、ちょっととっ散らかったりしました(笑


 今回の大仕事、エアインテークは先ず内部の塗り分けを施しておきます。インテークのトンネル部分は、一部別パーツになってますが
結構デカいパーツなのにイモ付け指示なので、プラ板で補強を加えておきました。本来は継ぎ目消しも必要なんだけど
面倒くさい部分だし、イロモノなので(免罪符か!w)省略。スカートの中とかインテークの中は覗かないのが英国紳士のマナーです。

また、トンネル部分は上部の一部、つまり↑の画像で言うと点線部より前の部分がランプASSYと干渉したので切り飛ばしました。
コレやっとかないと、ランプがインテイク内で歪んで付いてしまう可能性がありますんで。

 ここで、塗装の都合上早くも機体色登場です。前回作った色が、いざ塗る段になってまだ明るすぎる気がしたので
クレオスのスーパーブラックを使って明度を更に下げてみました。
 思い出したんですが、以前某掲示板で塗料ネタで調色ネタが出てたときに、やたらと「黒を混ぜろ」って御仁が居てね、
小心者だから滅多に書き込みとかしないんですが、話の流れで「○○の黒はちょっと赤いから使いにくいね」って書いたら
「んなわけない、黒は黒」ってお前バカじゃネェの?って感じで突っ込まれたのよ。で、それを何故か今回思い出したのでネタとして書いてみます。
じゃないとお仲間は皆「車人」なので、「また@河童はアイマスやってんのかよ」とドン引きされるだけでは寂しいし(笑

↑は全部黒なんだけど、全部違う商品名の黒。で、下段の右端に仲間外れっぽく置いてあるのがクレオスのスーパーブラック。
後のは並べてる内にどれがどれだか判らなくなった(笑。何となく判るんだけど、間違ってたらマズいので判らなくなったとしておくの。
 一応サンプルで出したのは、
クレオスの普通の黒、クレオスのウィノー黒、ガイアの黒、
ガイア判艶黒フィニッシャーズの半艶黒、フィニッシャーズのピュア黒、タミヤの缶ペ黒、
クレオススーパー黒
の全7種。で、黒だけ出すと判らないんだけど、こいつにクレオスの白を混ぜてみるってーと


↑こんな感じになる。オレちゃんが調合の際に黒も白も一定量にするともっと判りやすかったんだろうけど
そこが出来ていないので暗いグレーと明るいグレレーが出来てしまってるが、そこは比較の対象外。
濃さを抜きにしてグレーのトーンだけ見欲しいんですが、例えば上段の→端は緑系のグレーで、
下段の←端は青系のグレーでその隣は赤系のグレーになってるのが判りますでしょうか。
で、下段の→端に置いたのがクレオスのスーパーブラック。上段の真ん中は色のトーンを見る限り
九分九厘ガイアの黒だと思います。このブログで何度か調色にわざわざクレオスのスーパーブラックって紹介するのは
この色は非常にニュートラルに近い黒でして赤っぽいだ青っぽいだといったクセが出にくい黒なんですよ。
その分黒の中では隠蔽力が弱めなんだけど、この点が調色に非常に使い易いんです。ガイアの黒も
私の中ではニュートラルな黒って位置付けなんですが、このメーカーの色は黄色や赤でも何故か
非常に隠蔽力が高いという傾向があり、黒もニュートラルな状態に近いけど隠蔽力が高い、つまり調色に使うと
クレオスのスーパーブラックと同量使った場合に、影響力が強く出てしまう傾向があるんですよね。

 話は製作記に戻りまする。

 ランプASSYは、先ず前方部分のランプの分割ラインが省略されているので追加。支柱のパーツは
前方ランプ用がH7で後方ランプ用がH6なんだけど、インストにはH6しか使わないみたいな書き方になってます。
要するにH7の存在そのものがアイドル歌手の暗い過去並に消されてんの。しかもH6とH7をマトモに使うと
ランプがバリ立ちしてスロットル全開状態で出来上がります。なのでH6とH7の支柱部品は仮組みしながら
程良い加減を考えまして、その加減に合わせて寸法を切りつめてみました。
 組み立てたらインテーク内天井に仕込むわけですが、コイツがインテイク取り付けの際に殊更邪魔なので
どうくっつけてやろうかと色々仮組みしながら思案しまして、、、

先ず、胴体上下をテープでシッカリ固定して歪みを矯正し、その状態でランプASSYをテープで仮留めした上でインテイクパーツを仮留め。

インテイクそのものもテープで仮留めしつつ、先ずは↑図の矢印部分だけシッカリ接着。
この部分、胴体上下をくっつけないで装着しようとすると甚だしい段差と隙間が生じるんですが、
前回の製作記で胴体内部に矯正を兼ねた補強を仕込んであるお陰で、上下合体状態だとほぼピッタリ合うです。
接着は瞬間接着剤で接着。瞬間だから流し込んだ瞬間に次に進むと痛い目に遇うので、我慢して一晩置いておきました。

次に胴体上下をバラして、今度は内側から↓図の点線部に瞬着を流してインテイク内側と胴体をシッカリ固定。

更に上から黒瞬着で補強を兼ねた念入れを加えてみました。

次にもう一回胴体を上下仮合体させ、仮留めしていたランプASSYを外し

インテイクの残る未接着部分(↑図点線部)に瞬着を流します。この部分はどうも合わせが悪く、
胴体側取り付け部分に溝を彫てインテイク先端部を埋め込むか、微妙に生じる隙間を充填して辻褄合わせるかになるんですが

オッサンは後者を選択。瞬着パテをズリっと接合部付近に綿棒で擦り込んで硬化後研磨しておきました。
ランプASSYを外しておく理由は、最終的にインテイクの上辺&下辺のラインととランプのエッジとが並行になる様に調整したいのと
流し込んだ接着剤がランプ部に進入して無用な悪さをした場合のリスクを考えてのことです。

最後に外してあったランプASSYをエポキシ接着剤で、機体下部の装着位置に「インテイク内で真っ直ぐ装着する」ことを最優先で接着。

仮留めしながら急がば回れで、これで全てがシッカリ固定できやした。面倒くさいけど、色々考えた結果
一番簡単に組めるよりも、確実に「想定通りのポジションに収まる」事を優先したので行程は少々ややこしくなっちまった。

 左右のウェポンラックと燃タン吊り下げ用の穴は、キット指定通りに開けるとウェポンラックが少し機体外側に
燃タンが機体内側にそれぞれ若干シフトして開いてしまう様です。ウェポンラックの方は仮組みした上ではどうにかなりそうだし
機体側にもモールドがスジ彫られていて、穴位置変更するだけじゃなくスジボリも埋めて彫り直したりする必要が出てくるので回避(笑

一方燃タンは、穴位置ずらすのは1mm位なら問題ない様なので、少し内側にシフトさせて開けてみました。
何度か位置確認しながら開けたので穴はガタガタですが、燃タンラックを装着すると穴は隠れるから雑でも良いんです(殴。


っつーことで、次こそいよいよ上下合体か?山ほどあったパーツも随分減ってきました。不思議とモチベーションも下がりません。
私にとってこのキットは面白いって事なんでしょうねぇ。面倒くさいけど(笑
コメント (8)
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