碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

週刊現代で、「昭和の英雄」マイ・ベスト3を選ぶ

2015年04月17日 | メディアでのコメント・論評



発売中の「週刊現代」最新号に、「昭和の英雄 マイ・ベスト3」という特集が掲載されました。

タイトル:
56周年&通算2800号記念
有名人100人が選んだ
「昭和の英雄」マイ・ベスト3
トップ30を発表(前編)


この記事で、選者の一人となっています。


私が「マイ・ベスト3」に選んだのは・・・・

長嶋茂雄
昭和30年代に少年時代を過ごした者にとって理屈抜きのヒーロー。あの頃は野球中継といえば巨人戦ばかりで、日本中の子どもたちが背番号3に憧れ、草野球をする時もサードを守りたいと思ったものだ。何より、あの天性の明るさが魅力だった。デビュー時の4打席フルスイングによる連続三振。日本プロ野球史上初の天覧試合での劇的なサヨナラホームラン。引退に際しての「我が巨人軍は永久に不滅です!」の言葉。それらすべてが物語であり伝説だ。

石原裕次郎
映画が“娯楽の王様”だった時代がある。次に来たのが、お茶の間にテレビが君臨した時代だ。石原裕次郎は、この2つの時代をスターとして生き抜いた稀有な俳優である。日活で量産されたプログラム・ピクチャーも、「太陽にほえろ!」や「西部警察」などのアクション・ドラマも、製作の先頭に立った映画「黒部の太陽」も、見る者を元気づけ、明日へと向かわせる力があった。また、病に倒れても、裕次郎は裕次郎であり続けた。自らが生きた伝説であることを熟知しており、大衆の願望に殉じた、ヒーローらしい最期だった。

三島由紀夫
昭和の年号がそのまま年齢と重なっていた、まさに昭和の作家だ。言葉と肉体とで文学を生きた三島は、“文士の時代”を体現した最後の一人ではないだろうか。昭和20年代から40年代半ばまで、文学のみならず、文化の最前線に立ち続けた驚くべき才能。今年は生誕90年であり、没後45年にあたる。衝撃的な最期は今も謎に満ちており、作品が読み継がれるのと同様、三島由紀夫という物語は続いている。




そして、100人が選んだ「ベスト30」の上位は・・・

1位 長嶋茂雄
2位 美空ひばり
3位 田中角栄
4位 王 貞治
5位 本田宗一郎
6位 黒澤 明
7位 手塚治虫
8位 力道山
9位 高倉 健
10位 古橋広之進




(週刊現代 2015年4月25日号)


・・・・ちなみに、私が長嶋茂雄と共に選んだ石原裕次郎は14位、三島由紀夫は22位でした。

記事全体は、ぜひ本誌をご覧ください。


毎日放送「ちちんぷいぷい」で、自民党「NHK・テレ朝を聴取」について解説

2015年04月17日 | メディアでのコメント・論評



大阪・毎日放送の看板番組「ちちんぷいぷい」

17日に自民党が NHKとテレ朝の幹部を呼び、聴取を行う件に関して解説しました。

パネル形式での登場です。

取材を受けて話した内容のポイントが提示されており・・・・


●特定の番組を取り上げて、政権与党が関与するというのは、大きな問題。

●自民党は、「あくまで聴取」と言いますが、放送局の人間を個別に呼び出して聴取するのは、十分に「圧力」です。

●NHK、テレビ朝日 以外の放送局にとっても、「無言の圧力」となると思います。

●今回の問題で「TV報道の公正さ」についても議論されることがありますが、政党の数が増えた現在、「全党派に公正な報道」は難しいのが現状です。

●今回のように、政党個別の聴取が広がれば、「政党から見た公正さ」で番組を批判する事にもつながりかねません。

●背景には安倍政権が「テレビ報道」の影響力を恐れて、「メディアコントロール」に力を入れているのが大きいと思います。


(毎日放送「ちちんぷいぷい」 2015.04.16)

新学期、碓井ゼミもスタート!

2015年04月17日 | 大学




参加した新メンバー


先輩たち


大先輩たち


2015年度 碓井ゼミ