昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ薬品漢方療法推進会・薬学博士渡邉武著『平成薬証論』より
めまい・ふらつき-⑫
・・・方剤解説・・・
呉茱萸湯≪傷寒論≫という書物に記載されています。
組成
呉茱萸(ゴシュユ)
神農本草経という書物には薬味薬性・辛温・味はピリ辛く、温める作用があるとあります
名医別録という書物には大熱、小毒有りと記載されています。
薬学博士渡邉武著『平成薬証論』では大熱という考えを採用しないので、辛温としています。
気剤と言って、気の運行を円滑にする薬物です。
ミカン科
ゴシュユおよびホンゴシュユの未成熟な果実を乾燥したもの。
ゴシュユには雄木と雌木があります。
生姜(しょうきょう)
神農本草経では薬味薬性・辛温・味はピリ辛く、温める作用があるとあります
名医別録では薬味薬性・辛微温・味はピリ辛く、少し温める作用があるとあります
辛温をとります。
生姜とは生のショウガの根茎。
気剤。
葛根湯には生姜(生のショウガ)
小青龍湯には乾した生姜が用いられます。
人参(ニンジン)
神農本草経では薬味薬性・甘微寒・味は甘く少し冷やす作用がある
名医別録では微温無毒。少し温める作用がある、としています。
神農本草経の薬味薬性をとります。
オタネニンジンの細根を取り除いた根を白参(はくじん)、これを軽く湯通しして乾燥したものを紅参といいます。
水剤。水毒水滞に用います。
大棗(タイソウ)
神農本草経・名医別録ともに、味甘平・味は甘く温めもしなければ冷やしもしない、脾胃に働きます。
処方解説
●「呉茱萸湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。
●腹や手足の冷えなどからだに冷えがあって、消化管の水分の吸収排泄等の代謝作用がうまくいかないためにひきおこされる症状で、頭痛や悪心・嘔吐、みぞおちのつかえや膨満感、手足の冷えなどに用いられます。
●みぞおちが膨満して手足が冷える人の頭痛、頭痛に伴うはきけ、しゃっくりに効果があります。
効能
みぞおちが膨脹して手足が冷えるものの次の諸症:頭痛、頭痛に伴うはきけ、しゃっくり
【このような人に】
頭頂部の頭痛に。
下腹部から冷気が上がって来る方に。
時に非常に重いめまいがする方に。
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円
分包品1包1g入り
60包3,500 円
240包10,000円
1包60円