嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり
嵐吹く 山から吹きつける激しい風。
み室の山の 「み室の山」は、本来は、神のおわす山という意味の普通名詞であり、同名の山が複数あるが、この場合は、竜田川の付近にある神南備山(奈良県生駒郡斑鳩町)。
もみぢ葉は竜田の川の錦なりけり 「竜田の川」は、奈良県の川で紅葉の名所。「錦」は、彩色の鮮やかな厚地の絹織物。もみぢ葉を錦に見立てている。「けり」は、今初めて気づいたことを表す詠嘆の助動詞。
のういんほうし (988~?)
橘永 (たちばなのながやす) 平安中期の歌人。橘諸兄の後裔。藤原長能に和歌を学ぶ。文章生となった後に出家。
嵐吹く 山から吹きつける激しい風。
み室の山の 「み室の山」は、本来は、神のおわす山という意味の普通名詞であり、同名の山が複数あるが、この場合は、竜田川の付近にある神南備山(奈良県生駒郡斑鳩町)。
もみぢ葉は竜田の川の錦なりけり 「竜田の川」は、奈良県の川で紅葉の名所。「錦」は、彩色の鮮やかな厚地の絹織物。もみぢ葉を錦に見立てている。「けり」は、今初めて気づいたことを表す詠嘆の助動詞。
のういんほうし (988~?)
橘永 (たちばなのながやす) 平安中期の歌人。橘諸兄の後裔。藤原長能に和歌を学ぶ。文章生となった後に出家。
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