自燈明

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二十二番 文屋康秀

2014年03月09日 | 百人一首
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ

この風が吹くと、秋の草木がなびき伏して、弱ってしまうものだから、なるほど、山風を「嵐」と名付けたのだなあ、もっともじゃ。

「山」と「風」を合わせれば「嵐」になるという遊びも盛り込まれている。
その中に、嵐に「荒らし」を掛け、また、なにもかもが枯れる「秋」への哀しみを感じ取ることも。

むべ:なるほど

ふんやのやすひで (生没年不詳) 縫殿助文屋宗干の息子。官職は低かったが六歌仙の一人。
三河の国に下るときに小野小町を任地へ誘い、小町がそれに応えた歌を贈った話が有名。

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