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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

本屋さんが閉まってしまう日

2010-07-12 15:04:19 | Weblog
ネット上で、横浜の「栄松堂」が閉店する、って情報を見た。
えっって感じ 
ええっ?えーって感じか 
驚きというより、ウソでしょとか、勘弁してよぉとかに近い。

栄松堂(正確には榮松堂ね)は、相鉄ジョイナスの4階にあって、横浜駅を経由して通学・通勤してたころに、よく立ち寄ってました。
有隣堂の西口店(ダイヤモンド地下街)と栄松堂ジョイナス店は、行く頻度からすれば私にとっての二大本屋でしたね、当時。
(今も、か。横浜駅行ったら、まずこのふたつ行って、なければ東口のルミネ有隣堂か、ポルタ丸善に行く。)
栄松堂は、ワンフロアだけど、けっこう広くて、わりといろんな本置いてあって、重宝しました。うん、けっこう、本は多かったぞ。ここがなくなると困るだろ、みんな。
一時期、シァルの5階にも店舗があって、しばらくしたらコミック専門でやってたんだけど、私が横浜離れてる間になくなってたなぁ。

とにかく、そうと聞いちゃあ、閉まる前に一度行かなきゃ義理がすたるってもんなんで、今日行ってきました。
まあ、書店なんで、閉店セールやってるわけでもないんだけどね。
ピラっと無味乾燥な、ちっちゃい文字で書かれた、貼り紙があって、やっぱ本当に、7月15日で閉店しちゃうんだそうである。
残念だなぁ。
ここで54年間、やってたそうで。なら、永久にやってくれてればいいのに。
あと何ができるか知らないけど、本屋よりいいものはないでしょ。
私自身も、最近はネットで本買うことをおぼえちゃったので、えらそうなこと言えないんだけど、よい本屋がある街をつくるというか、ある状態をキープするというかすることは、大事なことだと思う。
当然というか、私が住みたいという意味での、いい街の判断基準は、古本屋があるってことだけどね (多ければ多いほどよい。この場合の古本屋ってのは、大手リサイクルショップみたいのは含まない。)

で、まあ仕方ないので、一冊本を買って帰りましたが。
ちなみに、栄松堂のブックカバーのかけかたは独特なものあって。

こんな色・デザインなんですが

表紙への掛けかたが、こんな感じで、よくある表紙を袋状のとこへ突っ込むタイプではない。

展開すると、こんな感じで

さらに、はずしてみると、こういうふうになってる。

本無しだと、こういう状態。
ふつうは横長の紙を、本体に巻きつけるようにしてくるめば終わりなんだけど、最初に「ビリッ、ビリッ」ってカバーの紙を切って、背表紙にあてる部分と、表紙をカバーする部分を分けて、ちょいとした折り紙細工のように、表紙・裏表紙をスススっと包んでくれるのです。
あー、ウチにも、幾多の本が、このカバーに包まれて、あることか

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2 コメント

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一度やってみたい (kanagawa_kun)
2020-12-20 18:19:47
り さん コメントありがとうございます。
実際に書店でカバーかけていたかたにコメントいただくとは恐悦至極です。
私はなんだかんだ興味ありながら、書店で働いたことはありません。
不器用でガサツなので、私にはきっと上手にカバーかけるなんてことはできないと思いますが。
でも、とにかく客としての私は、ちょっとくらい速さなくても、丁寧にキッチリとカバーかけてくれる店員さんをみてると、なんだか好感度のようなものが上がります。
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Unknown ()
2020-12-19 23:25:20
懐かしいですね…私はここでアルバイト2年間させてもらい、幾度となくこのブックカバーを折りました。
返信する

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