田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

煮え切らない会議 蒼い月灯りに癒された

2009年12月01日 | 日記
12月1日(火) 曇り   霧   晴れ   夕方には 満月が昇る快晴

午後3時からの会議に向けて家をでた。
途中Tさん宅へ寄り次に、郵便局、社協そして、役場で会議直前に印鑑証明を取ってから2階の会議室へ入った。
今日の会議は役場が中心となり福祉団体代表と環境団体の代表各2名が集まる会議だったが・・・・・
これは11月8日の『ふれ愛むら環境フェア』の今後を考えることが目的となっている。
福祉団体代表と環境団体との意見がかみ合わないが、どちらもイベント当日の雰囲気は良かったいうことだ。

しかし、イベントの運営方法では両者の見解が微妙に異なり、役場の担当課も第三者的な判断と云うよりは直接の担当課のために口が重くなる。
俺としてはノーマライゼイションという文字通りの人として“あたりまえ”の生き方を目指したいと思っている。
健常者と云う言葉は好みでないがあのイベントを見る限りノーマライゼイションが保たれたように思う。

   ≪遊びの広場ではお菓子釣りや竹トンボ作り、水鉄砲、パチンコ作りで賑わった≫

人が集まりその人たちが目的をもって活動していることを披露して伝える。
その場に学びや癒しが介在することでコミニケーションができる。
そんな当たり前のことに興味を持つことが大切なのだろう。
其々の考えや活動を通じて暮らしやすい環境を自ら創りだそうという動きが大切だと思う。

  ≪消費者の会では新聞紙で作るエコバッグ、多くの人が新聞紙の丈夫さに感動した≫

身体や心にハンディーをもった人から見れば“あんたたちに云われたくない”と云うようなことあるのだろう。
言葉で伝えられないことは心が通え会えるまで時間が必要だとおもう。
温暖化防止など緑の多いこの町では目に見えにくいが、それを目で見ることが集まった人たちで会話が進む。
身近なことからお互いが意見を出すことが前に進むことだと思う。

≪太陽の力でホットケーキを提供、目の前で焼き上がるそのエネルギーに盛り上がった≫

当日のことを思い返すと福祉と環境が別のイベントを持つ意味もないと思っている。
官民の協働ということは双方が本音で語り、官の組織の枠を外して協働に取り組む必要があるだろう。
官は官の縛りがあるのだからそんなことはコミニケーションで解決できると思う。
イデオロギーなどと云うことよりも、同じ町の同じ地球の空気を吸っているのだから・・・・
しかし・・・・何か煮え切らない会議はいつものことだった。
90分で打ち切った会議は尻切れトンボながら、外に出ると満月が蒼かった。
家に戻り見上げる月は白樺の葉を一枚だけ残した梢のシルエットに映し出していた。


角度を変えて見ると蒼い月が浅間山の雪の白さが浮かび上がっていた。
こう云う景色を見ると人の営みなど小さなことだ、ノーマライゼイション“あたりまえ”でいこう。

            ≪こう云う景色はなぜ癒されるのだろうか ・・・≫
コメント (2)
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