医療通訳士技能検定試験のお知らせ
平成22年6月26日 土曜日
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、7月下旬には、NPO日本通訳案内士連合(Japan Guide Consortium=J.G.C.)と東京通訳アカデミーとが共同で、第2回「医療通訳士技能検定試験」を行います。
ここで、広く受験者を募集しますと同時に、実施要鋼等をお知らせします。
★趣旨・・・医療通訳士技能検定試験は、当アカデミーの医療通訳士講座の最終段階に於いて実施していますが、その目的は、(1)講座期間中、検定試験合格に向けての高いレベルの士気を維持しながら日々の勉強に励んで戴くため、(2)受験生各自の知識や技能における到達レベルを、外部委託の試験委員(医師)をも交えて客観的に測定することによって、当アカデミーの教育成果を確かめつつ、(3)「医療通訳士」という資格や検定試験制度に対する世間からの信頼を確保するために行うものです。
★医療通訳士が、国民や外国人の健康と命を預かる重要な医療現場において、とりわけ外国人患者と医師などの医療スタッフとの間での「言葉や文化の違い」が乗り越えられ、十分な意思疎通が行われて患者の治癒への期待が叶えられるようにお手伝いさせて戴く重要な使命を担っていることに鑑み、この検定試験は、より客観的で信頼されるに足りる制度へと発展していく必要があります。
そのため、一般外部の方々にもなるべく便宜を図りながら広く受験者を募集して参ります。
(1)日程
(a)中国語での受験生向け・・・7月24日(土)
()午前の部・・・午前9時半~午後1時半(4時間以内)
()午後の部・・・午後2時~6時(4時間以内)
★受験申し込み順により割り振りを行います。
(b)英語での受験生向け・・・7月25日(日)、午前10時~午後2時(昼食休憩含み4時間)
(2)試験科目
(a)筆記試験・・・各言語コースでの主要テキスト及び講義を基礎にした問題(2時間)
★必修テキスト:「医療通訳入門(松柏社)」「体の仕組みと病気が分かる事典(日本文芸社)」「検査のすべて(主婦の友社)」、その他の専門用語集
(b)インタヴィユー試験(1チーム当たり15~20分間)・・・各言語コースの講師・外部委託試験委員と受験生2名からなるチーム編成でのインタヴィユーやロールプレイによる会話試験
(3)試験委員・・①外部委託委員:医師(医学博士)、②学院長、③各言語コースの専任講師
(4)受験申し込み期限・・・7月17日(土曜日)
(5)受験申し込み先・・・当アカデミー事務局、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
(6)申し込み連絡内容・・・①氏名、②〒と住所、③携帯電話、④Email Address、⑤外国語、⑥顕著な資格
(7)受験料支払い・・・15,000円、振込先:三菱東京UFJ銀行 姫路支店 普通口座 No.0017123 東京通訳アカデミー(=CoolJapanExpo株式会社)
(8)教材頒布希望者向け:①受験用参考書や②医療過誤訴訟に巻き込まれないために就業上で不可欠な「医療通訳の手引き」(編著:東京通訳アカデミー)、③そして「医療通訳入門」編よりの過去問などを併せてご要望の方は、Emailで①氏名、②〒&住所、③電話、④専門の外国語をご記入の上で、事務局までご請求下さい。
⇒費用15,000円を下記口座にお振り込み確認後に宅急便でお送りします。
(9)合否発表と連絡・・・8月14日(土曜日)までに行います。
(10)合格証の送付・・・8月末日までに各住所に到達するように郵便にて発送予定です。
(11)就業時に携帯する「顔写真付きライセンスカード」の発行…希望者には有料(3,000円)にて発行しますので当アカデミー事務局にご請求下さい。
以上
英語・医療通訳士にも中国語・医療通訳士
に匹敵する大きな需要見込み!!!
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、最近になって大きな話題になっていますメディカルツーリズムに於いては、中国からの顧客への期待が中心になっていますが、欧米圏やアラビア語圏・ロシア語圏からの顧客も同様に大いに期待できます。
理由の第一は、タイ・シンガポール・印度など東南アジアでのメディカルツーリズムが欧米圏やオーストラリア、中東地域・ロシア地域からの顧客を中心にしていると言う事実です。第二は、最近始まった韓国でのメディカルツーリズムですら、下記のニュースにあるように、米国からの顧客が第一位だと言う事実です。
第三には、日本の医師や病院の多くが、患者と医療通訳士との間で交わされる会話をチェックしたり、診察記録を作成する際も英語のみで可能ということから、将来はともかくも
現時点では、診療時等での外国語を英語に限っている病院が少なくはないという事実です。
以上より、英語・医療通訳士の活躍の場は、中国語・医療通訳士同様にかなり見込めるものと確信します。
平成22年6月10日 木曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410
医療通訳士技能検定試験の「実施要項」
をお知らせします。よろしくお願いします。
平成22年6月16日 水曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、医療通訳士講座も、4ヵ月間の講座を早や終わりかけ、いよいよ本年7月の模試と本番技能試験を迎える段階に来ました。
日頃の皆さんのご健闘を称えますとともに、今後は、復習の努力をお願いします。
次に、本番試験に備えての試験の実施要綱をお知らせします。
よろしくお願いします。
ご質問や外部受験生の受験お申し込みなどは、下記の事務局までお願いします。
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎 Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
[外部受験生のお申し込みに当たって]
(1)受験のお申し込み・・・①氏名、②〒付きでの住所、③メールアドレス、④携帯電話番号、⑤受験用の外国語、以上をお知らせください。宛先Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
(2)申し込み期限・・・各試験の4日前
(3)受験料・・・①3回の模試と本番技能検定試験=45,000円:教材&「医療通訳の手引き」(編著:東京通訳アカデミー)費込・・・宅急便送付、②本番技能試験のみ=15,000円
(4)振込先・・・三菱東京UFJ銀行 姫路支店 普通口座 No.0017123
東京通訳アカデミー(=CoolJapanExpo株式会社)
2010年7月実施
★英 語(通信コース)・・ 模試=7月4・11・18日、本番試験=7月25日
英 語 (通学コース)・・・模試=7月6・15・20日、本番試験=7月27日
★中国語(通信コース)・・ 模試=7月4・11・18日、本番試験=7月24日
中国語 (通学コース) ・・ 模試=7月3・10・17日、本番試験=7月24日
医療通訳士・技能検定試験について
中国語の場合
(1)通学コース:模試も本番技能検定試験も共に同一形式で教室受験
(a)筆記試験・・・午前10時開始
()中国語(医療通訳入門編より)&() 中国語対日本語問題・・・2時間連続
(b)口頭試験・・午後1時より・・指定順に1人15分間の口頭試験、[内容]…医者(日本語)&患者(中国語)をそれぞれ相手方言語に翻訳・通訳する。
(2)通信コース
(a)[模擬試験]のうちの「筆記試験」・・・10時直前に送信された問題を自宅で回答し、12時に終了次第講師に返信してください。
(b)[模擬試験]のうち「インタヴィユー試験」は、Skypeを利用します。講師のSkype へのコンタクト要領は受験申込者にお伝えします。
(c)本番技能検定試験は、通学講座生と同じく東京通訳アカデミーの教室にて受験下さい。
(3)問題のうち60%は講義中の指導内容又は課題から出題し、残り40%は教材中から出題。
(4)合否の基準
①筆記試験と口頭試験の双方ともに60点未満の場合・・・不合格
②筆記試験又は口頭試験のうち一つが60点を超えて85点未満で、他の一つは60点未満の場合の場合・・・「準2級 」合格
筆記試験と口頭試験の双方が60点以上85点未満の場合…「二級合格」
④筆記試験又は口頭試験のうち一つが85点を超えて、他の一つは85点未満の場合・・・「準1級 」合格
⑤筆記試験と口頭試験の双方が85点以上の場合…「一級合格」
英語の場合
(1) 通信コースの場合
(a)[模擬試験]のうち[インタヴィユー試験]は、Skypeを利用します。
(b)当アカデミーの講師用のSkype へのコンタクト要領は受験申込者にお伝えします。
(c)英語・「医療通訳入門」編からの課題授与担当の岡村のスカイプ用アドレスは、岡村寛三郎、もしくはokamura.kanzaburouと検索して、コンタクトに追加して下さい。
(d) [模擬試験]のうち「筆記試験」・・・午前10時直前にEmailで送信された問題を自宅で回答し、正午に終了し即Emailで講師に返信下さい。
(e)本番の技能検定試験は、当アカデミーの教室にて受験して下さい。
(2)通学コースの場合・・・「模擬試験」&「本番技能試験」・・・同一形式で教室受験
①筆記試験・・・午前10時開始
()日本語(医療通訳入門編より)& ()英語対日本語問題・・・2時間連続
②口頭試験・・午後1時より・・指定順に1人15分間の口頭試験★内容…医者(日本語)&患者(英語)をそれぞれ相手方言語に通訳する。
(3)問題のうち60%は講義中の指導内容又は課題から出題し、残り40%は教材中から出題。
(4)合否の基準
()筆記試験と口頭試験の双方ともに60点未満の場合・・・不合格
()筆記試験又は口頭試験のうち一つが60点を超えて85点未満で、他の一つは60点未満の場合の場合・・・「準2級 」合格
()筆記試験と口頭試験の双方が60点以上85点未満の場合…「二級合格」
()筆記試験又は口頭試験のうち一つが85点を超えて、他の一つは85点未満の場合・・・「準1級 」合格
()筆記試験と口頭試験の双方が85点以上の場合…「一級合格」
以上
資料ご紹介
2009/07/12 13:38更新
韓国では5月から医療観光(メディカルツーリズム)が本格化し、官民あげて海外からの患者誘致に力を入れている。最近は、日本から訪れる医療観光客も増えているという。韓国の医療水準は高く、費用は日本よりも安いというのが主な理由だ。韓国でどんな治療を受けられるのか。韓国の医療現場で行われている最先端治療を紹介する。(ソウル 水沼啓子)
韓国では5月に医療法が改正され、医療機関などが外国人患者を誘致することが可能となったことから、現在激しい誘致合戦が繰り広げられている。皮膚科や美容整形外科をのぞく総合病院などを対象にした調査によると、外国人患者が主に訪れるのは総合診療科や内科、健康診断センターなどだ。国別にみると、日本のような国民皆保険制度がなく医療費が高い米国が圧倒的に多く、次に中国、日本、カナダ、ロシア、モンゴルと続いた。ただし、患者数の増加率では中東が167%、ロシアが96%と大幅に伸びており、患者誘致の主要ターゲットになっているという。以下省略
関連資料ご紹介
メディカルツーリズムは政府がリーダーシップを
「医療通訳士」の養成が不可欠
(毎日新聞≪これが言いたい)6月10日付
政府は中国人向け観光ビザの発給要件を7月から大幅に緩和し、中国人観光客の誘致を本格化させる。そうした動きに歩調を合わせるようにメディカルツーリズムを目指す動きが我が国でも活発化してきた。
メディカルツーリズムは、’97年の「アジア金融危機」を受け、外貨の獲得を目的にタイで始まった。「医療」と「観光」をセットにしたパッケージツアーで高度な医療技術と高級ホテル並みの施設とサービスを提供。医療も内臓疾患の手術やメディカルチェック、美容整形など幅広い。
タイでは、立派な民間病院がいくつも建設され、プ―ケットなどのリゾート地への観光も合わせてアラブや欧米などのツアー客を積極的に受け入れている。タイのメディカルツーリズムによる入国者は、’09年には約170万にのぼると言われ、経済波及効果は6,000億円に達すると言う。シンガポールや台湾、インド、韓国なども積極的に取り組んでおり、アジア各国がしのぎを削っているようだ。
日本は、世界トップクラスの医療技術と豊かな観光資源に恵まれている。しかし、メディカルツーリズムの世界では大きく後れをとっている。そもそも国民皆保険で保険診療が中心の日本は、外国人向けの医療に目を向けてこなかった。医療をビジネスとしてとらえることをためらう医師も少なくはない。まして、医師不足が叫ばれる中、外国の富裕層相手に診療を手掛けようと言う医療機関はほとんどなかった。
裏を返せば、日本は「医療の国際化」が大きく遅れている。外国語が堪能な医師や看護師が育たず、外国語のホームページすら持たない医療機関がほとんどだ。国際病院評価機構(JCI)から国際病院として認証評価を受けた病院は、シンガポールに16カ所、タイに11カ所、台湾に10カ所もあるのに、日本に1カ所しかない。
*
その日本でメディカルツーリズムへの関心が高まったのは、「観光立国」を目指す政府が外国人観光客の受け入れで観光業界の尻をたたき、医療機関の側も自由診療による医療ビジネスを志向する気運が盛り上がってきたからだ。経済産業省の「サービス・ツーリズム」(高度健診医療分野)研究会」が昨夏に報告書をまとめ、外国人の顧客のニーズに応えるため、医療機関が連携する「国際医療サービス推進コンソーシアム(協議会)」の発足を提唱したのも、取り組みを加速させたいからだ。
昨年から今年にかけて各地で医療機関などを対象にしたセミナーが開かれ動きが活発化している。
私が把握している範囲では、一昨年に二十数件だったメディカルツーリズムは昨年には六十数件に増え、今年は数百件単位にまで増えそうだ。
問題は、医師と外国人の患者の間の「言葉の壁」をどう乗り越えるかだ。英語・中国語・ロシア語等の言葉に通じ、なおかつ難解な医学のテクニカルタームを理解する「医療通訳士」の育成が不可欠である。私は、民間の立場で医療通訳士の講座を開設し、資格試験も行っているが、医療の補佐という重要な役割を担う以上、国家資格の創設が望まれる。政府はそうした条件整備に着手すべきだ。
国民のコンセンサスを得ることも重要だ。医療機関が保険医療を軽視し、外国人の富裕層相手にビジネスに走っては理解は得られない。政府には総合的な戦略を構築し、示してもらいたい。
(岡村寛三郎:おかむら・かんざぶろう:一般社団法人日本メディカルツーリズム協会副理事長、NPO日本通訳案内士連合・理事長、東京通訳アカデミーを創設、医療通訳士養成に取り組む)