

朝、誰もいない1Fのカウンターに鍵を置いて外に出でました。
高雄に行く前に、民族路三段にある赤崁樓などを観光します。この一帯には、大天后宮と祀典武廟などの見所が固まっています。
朝食はこの近くにある「富盛號」でとろうと思っていました。ガイドには”行列必至の人気店”とあります。
7時オープンだけど少し早くついてしまい、周囲を散歩。周囲には市場や食べ物屋さんが多くありました。
7時ちょっとすぎて戻ると、数人並んでいました。持ち帰りの人が多いみたいですね。紙の小さな箱にお椀に入ったプティングのようなものを入れて、それを持ち帰っています。
ガイドには「米をつぶして、調理したエビや肉などの食材と一緒に混ぜたものをお椀に入れて蒸し」とあります。そういや、台中でも似たようなものを食べましたけど、あっちはサツマイモの粉だった。
私は店の中に入りました。ここもこのライスプティング(看板に英語でそう書いてあった)とスープしかないので、自動的に出てきます。朝食にはもってこいの優しい味でした。両方で75TWDでした。


最後は赤崁樓に。ここは8時半オープンで入場料がかかります。2020-21年の地球の歩き方では50TWDとありますが、70TWDです。まあ、すべてこんな感じで3年で値上がりしています。
オープン少し前に来て、少し待って中に。ここも2回目です。1653年のオランダ統治時代に建てられたお城が元になっているとか。あまり大きなお城ではないですが、台湾らしい建物で中に入ることができます。
2連の建物が連なっていますが、片方は改装中で布で覆われていました。
台南にはほかにも安平という見所があり前回来たときはそちらも観光しました。今回の旅は5日間で台湾一周で、時間がなく、今回はパスです。
この後、窓口で高雄までの切符を買って、自強号で移動です。

高雄に到着。
まずはホテルを探します。この日の宿はエアラインホテルという宿。
私は方向音痴なので、ホテルに到着するまでちょっとだけナーバスになります。見つからなかったらどうしようかと。しかしこのホテルは駅に近く、細長いビルですが上にどどーんとAirLine Hotelの看板を掲げているので、すぐわかりました。助かります。
チェックイン時間にはまだ早いので、荷物だけあずかってもらう。
このホテルのフロントの方は襟に国旗のバッチはついており、日本国旗がついている方は日本語が話せます。日本語国旗のかたに対応していただきました。
台湾出発の2週間前ぐらいだったかな?Brutusという雑誌が台湾旅行特集で、思わず買ってしまったのだけど、そこで高雄の特集がありました。高雄ではベイエリアに新しいすごい建物がたくさん建っているということが写真と記事で紹介されていました。
建物好きの私、これは絶対見なければ!と。
高雄は行ったことはなく、南廻線という風光明媚な路線の起点になるので宿泊を計画しただけで、Brutusを見るまで高雄がこんなことになっているとは知りませんでした。ちょっとスケジュールを変更して滞在時間を多くとることにしたのです。
ちなみに南廻線ではローカル列車が走っていましたが、最近廃止になってしまったようです。乗りたかったので一生懸命調べたけど、出た結論が新しい列車に代わってしまって”もう廃止になってしまった”でした。
Brutusを見る前は哈瑪星(はません)というところに日本統治時代の建物があるとガイドにちっさく載っていたので、それが目当てだった。
高雄はMRT(地下鉄)とLRT(地上電車)が走っています。
最初はMRTで日本統治時代の建物である高雄市歴史博物館へ。清水建設が設計した建物だそうですよ。
この建物は薄緑のタイルの外壁で、その色が美しく特徴であると思います。こういう緑のタイルの外壁は見たことないです。内部も無料で入れます。

あったあった、結構お客さんがいて人気店みたいです。
かき氷の種類はたくさんあるけど、やっぱりマンゴーかき氷を頼む。ごろごろのマンゴーとマンゴーアイスがのったかき氷。ここもマンゴーがおいしい~110TWD
今回、台南、高雄、台北と3か所でマンゴーかき氷食べたけど、ここが一番安かった。台北が一番高い。





旧山形屋書店と旧高雄駅。旧山形屋書店は赤レンガの建物です。
旧高雄駅は最初見たとき、(ぼろい)古い倉庫かと思った。しかし、ここ面白かったです。鉄道が好きな人なら泣いて喜ぶと思う。強くお勧めします。
中に入ると、古いビルの受付のように女性2人がカウンターの中にいました。これは、オフィスかなにかで中にはいれないのかと思ったら「どうぞ、こっちも見ていいです、あっちも見ていいです。」と。お言葉に甘えて入ってみると、当時の駅長室や事務室が再現されていました。
古い駅長の帽子や制服、応接セット(ソファーと机)など、レトロな鉄道の駅の様子。チョークで字が書かれた黒板が壁にあって、旧高雄駅の最後の日に書かれたものをそのまま展示してあるそうです。
そしてその展示を抜けて外に出ると昔のホームと昔の列車があります。SLとかレッカー車みたいなのとか、何台もありました。
これは鉄道好きにはたまらないでしょうね。中途半端な鉄道好きの私でも面白かった。入場無料です。しかし、レトロ切符に刻印を入れるサービスがあって、それが入場無分ぐらいでした。記念だからいいか。
高雄ベイエリア建築巡りは次に。
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