旅の恥はかきすてです

旅行が好きです。
いままで行った国は41、都市は160以上。
世界遺産は140以上!
そんな旅行を書いていきます。

2017年01月01日 ポルト

2017-01-01 | 2016年12月 スペイン・ポルトガル

ポルトを1日観光します
午前:ドロウ川北側
午後:ドロウ川南側(といってもワイナリーだけ)

騒がしい大晦日から年明けて新年。
7時半から朝食が始まるそうなので、7時に頼んでいたモーニングコールがなっておきました。
7時半からの朝食というのは、ヨーロッパのホテルだと早いほうです。
大抵は8時からかな。

パリスホテルは外見が普通の建物ですが、入るとかわいらしいプチホテルという感じでした。
三つ星です。
シンプルな感じで、ちょっとノスタルジックを感じさせるようなホテルでした。
部屋の広さもまあまあかな。
バスタブはなくてシャワーだけなのは、残念でした。
朝食もレトロな感じがする朝食ルームでいただきます。
ビュッフェスタイルです。
パンが数種類、ハムも数種類、ハモンもあり、チーズも2種類ぐらいあったかな?
トルティーヤなんかもありました。
あとはヨーグルトや甘いもの系やフルーツ。
フルーツは柿しかなかったけど、フルーツポンチはあった。
甘いもの種類があって、ライスプティングを取ったけど、甘くて朝からは食べられなかったです。
ヨーロッパの朝食のビュッフェって、いいところだとケーキとか甘いものが何種類も置いてある事が大木のですが、こちらの人は朝から甘いものたべるんですね。
お皿いっぱいにもって、もりもりいただく。
今までのいろんな国で泊まったたホテルの朝食と比べたら、中の上か上の下といったとこかな。
朝食ルームの隣の部屋には”パリスホテルの歴史”みたいな昔の写真や開業を伝える新聞記事が飾ってあり、このホテルをちょっと見直しました。

2泊で朝食込で218ユーロ。これでもキャンセルできない特別料金です。
12月31日の宿泊費が高かったのです。
でもパラドールの90ユーロと比べると、高いという感じ。
設備も建物の評価も、やっぱりパラドールに比べたら劣ります。
世界遺産でもあってポルトの中心のポルト・サンべント駅に近いし、見どころはここら辺に集中しているので、観光にはすごくいい立地です。

もう一泊するので、この日は荷物とかの心配なにもなし。
私は"詰め旅"(いろんなとこ行きたいから、旅程を詰めてしまう)なので、1泊で移動してしまう事がほとんどなんだけど、2泊すると旅が楽ですね。
もういい加減年なんだから、次回は一都市数泊とかの,もうちょっとのんびりした旅程を組もう。
と、最近いつも思ってるのだが。。。

ポルトは観光に力を入れているようです。
インフォメーションセンターもよく見かけたし、ツアーの紹介もしています。
ポルトカードという、バスや電車が無料になる観光用のパスもあるようですが、ポルトの見どころは歩いていかれるので、これは必要ないです。
ポルトは祝日の1月1日でも、だいたいの施設はオープンしていました。
あきらめていたワイナリーもオープンしていた!
地球の歩き方には休みと書いてませんが、グレリゴス教会とポルサ宮は閉まっていて入れませんでした。
教会へは1月2日にも行ったけど、クローズして入れせんでした。
残念!
年末年始の旅行の場合、こういうことはつきものですね。
最初はサン・ベント駅に行って、構内に描かれた素晴らしいアズレージョを見ます。
駅が世界遺産なんて、すごいですね。
結局サン・ベント駅には4回ぐらいは行きました。
次はグレリゴス教会に行くが、上に書いたようにクローズ。
そしてカテドラルに行きました。
カテドラルでは回廊に入場できますが、受付の人がいない。。。
少し待つが来ない。。。
想像するに、昨日の年越しの乱痴気騒ぎで寝るの遅くて寝坊している?もしくは、1月1日はクローズなのかな、と思ったけど、もしかしたら寝坊かもと夕方に再訪してみたら、受付の人がいて入ることができました。3ユーロ。
という事は、やっぱり寝坊というか遅刻?
こういう受付の人が時間になってもいないなんて、日本ならありえないですね。
でも再訪して入場した時「あと10分で閉まります。」と言われた。ぎりぎりでした。
カテドラルの回廊は素晴らしかったです。アズレージョのある教会の回廊。珍しいです。
残念だったことは、暗くなり始めていて、暗くてアズレージョがあまりよく見れなかった事。
明るいうちに見たかったな。残念。
ともかく見れてよかった。

次にポルサ宮に行こうとしたが、道がわからない。
地元の人に「ドンデ エスタ エスト?」と聞くと「カテドラルのある広場にある道を下りていくと着くよ」ということだった。
カテドラルの敷地には、細い階段を下っていくローカルな道はあるけど、本当にここ?半信半疑で下がっていく。
狭い路地の横には家々が並び、見上げるとドン・ルイス1世橋が上にある風景。
この細い路地裏には、人はいませんでした。観光客も来ないようでした。
どんどん階段を下りていく
そして2股に分かれた道でどっちに行こうか悩む。
えいやっと、選んだ道す進むとそこは行き止まりだった。。。
道を戻り、途方に暮れていると1件の家から杖を突いたおばあさんが出てきました。
「しめた!あのおばあさんについていこう。」とついていったら、地球の歩き方にも載っているベスタナ・ヴィンテージ・ポルトというドロウ側沿いにあるホテル横にでました。
この道でなくてもポルサ宮までは簡単に行けましたね。でもこういう道にはまるのも、個人旅行のいいとこです。
しかし、こんなところに住んでいると、年取ったら苦労するわね。
リスボンもポルトも坂が多いせいか、杖を持っている熟女熟男が多かったです。
ここからポルサ宮に行きましたが、前述のとおりクローズ。

ドロウ側沿にはレストランがたくさんありました。
晴れていて、気温もそれほど低くなく、オープンテラス席は気持ちよさそうです。
さすがに1月1日はホテルの周りの飲食店は閉まっているようなので、ここでお昼にすることにしました。
ポルトには私が知ってる名物料理が2あります。
一つ昨日食べた豆とお肉を煮込んだシチューのようなトリバスというもの。
もう一つはバカリャウ(干しダラ)の料理。
バカリャウが食べたかったので、バカリャウのメニューの出ているお店に入りました。
バカリャウのから揚げにポテトを添えたもの。
これがまたすごいボリューム。
ポルトガルは量が多くて、「メイア・ドーゼ(ハーフサイズ)と頼むといい」と書いてあったけど、今まではそのような量にはお目にかかっていなかった。
ここは確かにそうだった。。。
ポテトが多かった。
バカリャウのから揚は美味しかったですよ。
そう干しダラの味。食感が縦に避ける感じというか、弾力もあって独特です。
バカリャウだけは全部食べた。ポテトは残した。
飲み物込で13.3ユーロでした。
バカリャウは高いようなので、このこの店よかったです。

ポルトには、アズレージョで絵ががれた壁の教会が複数あります。
アズレージョの教会は、ポルトガルでは見たかったものの一つ。
サン・イルデフォンソ教会,アルマス教会,カルモ教会。
この3つ以外にもアズレージョの教会はあるのかな?
ガイドでは地図に教会の名前が書いてあって、サン・イルデフォンソ教会以外は紹介記事はありません。
カルモ教会はこの旅行記の最初の記事に上げた写真。
カルモ教会は"世界で一番美しい本屋"と言われている"レロ・エ・イルマオン"をちょっといった先にあります。
3つの中では、この教会が一番好きです。
3つの中では一番大きくて壮大!
アズレージョの絵もいいし、建ってるロケーションもよい。広場にあるので周りがビルに囲まれているという事もない。
アルマス教会は道沿いにあって、左側がビルに隣接していて、右側だけです。

午後はドン・ルイス1世橋を渡って、ワイナリーに行こうと思っていた。
行こうと思っていたワイナリーはテーラーズというとこ。
実は1月1日はワイナリーは全てお休みなんじゃないかと思ってた。
一応行ってみよう、ダメでも橋を渡った先に行ったいうことでよしとするかっ、て思ってました。
ドン・ルイス1世橋は、エッフェル塔の建築家のお弟子さんが設計されたとのことです。
そういえば、なんとなくそうかもというようなデザインです。
上が人が歩けてトラムも走っていて、下が車が走る、2段になっています。
この橋を渡ると、ポルトの町が見下ろせます。ナイスビューです。

テーラーズの行き方は、Googleで地図を出していました。
でも、たどり着かず。。。変なところに出てしまった。人もまったくおらず。
人がいないと聞くこともできない。
他のワイナリーあったみたいだけど、どこもシーンとしていて、見学ができるよような様子はない。
だからあきらめて戻っていましたが、途中横道から日本人若者男性2人が歩いて来た。という事は、この先になんかのワイナリーあり!?
でそっちに行ったらあった!それも行こうと思ってたテーラーズ!!
それもオープンしていました。日本人もたくさんいた。
ラッキー!彼らを見なかったら、ワイナリーに行かなかったポルトで、残念なことになって後悔やまずになっていたでしょう。
ここは12ユーロで、ワインミュージアムのようなところに入れます。
英語ですが、オーディオも貸してくれます。
高いなと思いましたが、最後にテイスティングができます。
それ考えると、そんなに高くはないです。
ミュージアムに入ると、大きなワインを醸造しする樽がたくさん並んでいます。
この樽は観光用なのでしょうか?それともこの樽でも醸造してるのかな?
特別に大きい樽もあった。
そこを抜けると、パネルや動画でいろいろ説明している部屋に入ります。
パネルとかたくさんあって、全部みたら時間かかりそうです。ザート横目でみただけ。
どうやら、「テイラーズがワインにする葡萄は一番いい土地でとれたもので、それを足で踏んでジュースにします。だからいいワインになるんだ。」ってなことだそうです。
最後にテイスティングルーム。
まず、お国を聞かれました。
正装をした上品な男性が2つのグラスにに赤と白のワインをついで、「このワインだよ」と。そのワインはショップで売ってました。
このワイン、すっごくおいしかった。
今まで飲んだワインの中で一番おいしいといっても過言ではありません!
まず白を一口。甘い芳醇な香りが。。とワインよくわかりませんが。ともかく1口目は甘かった。
そして赤。白が甘いと感じたけど、赤のほうがもっと甘い。
まるでアイスワインのようでした。
しかし、3口ぐらい飲むと味が変わって、甘さが消えてすっきりとした飲み心地になります。
そう、飲んでいるうちに味が変わっていくのです。
私はワイン1杯で酔っぱらう人で、そんなにワインには詳しくはないですが、こんなワイン初めてでした。
昼間っから酔って顔が赤くなるかもと思いましたが、グラスに2杯でも量が少なかったので、顔が赤くなることはなかったです。
ショップではこのワイン、15ユーロで売ってます。
買いたかった。。買いたかった。。。買いたかった。。。
きっと日本でテーラーズのワイン買ったら、バカ高いんだろうな。
でも、こんな重いし水物、持って帰れないよ。
日本でテーラーズのワイン安く売ってるかな?カルディで注意してみてみよう。
テーラーズを出て坂をちょっと下がるとゴンドラ乗り場があって、ドン・ルイス1世橋のほうに行くようなので乗ってみる。5ユーロ。
ちょっと高いけど、テーラーズに行くなら、ゴンドラ探して乗ればよかったですね。迷って、けっこう時間を無駄にしてしまいました。(天気が良ければ)風景も楽しめるし。
このころから晴続きだった天気が怪しくなってきました。どんよりしてきた。
だからゴンドラからの景色もいまいちでした。

この後はホテルに戻って、夕食を取りに外に再び出ました。
地球の歩き方にも載ってて、評判のよかった”アバディア・ド・ポルト”に行きたかったんだけど、正月休みで開いてませんでした。
けっこう探して見つけたのに。残念。
ホテルの近くの広場に面したレストランで、バカリャウの卵よせみたいな料理とB級グルメらしいフランセジーニャ(言うなればタレに浸したサンドイッチかな?)を頼む。
卵よせは半分といったつもりがまるまるきた。
量が多くて、食べきれませんでした。
味は、まあまあだったかな。

コメント
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