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令和元年の機械・制御2

2020-06-18 20:13:15 | 電験2種への遠い道のり
久々に電験を振り返りますが、令和元年の機械・制御で自分は電磁機器から2問選びました。

電験2種の機械・制御は電磁機器から2問、パワーエレクトロニクスから1問、自動制御から1問出題されます。
それ以外のパターンにぶつかったら運が悪いとしか言いようがありません。つまり1次試験のマークシート程度は6割台をキープできることが大前提として、電力・管理で線路の両端電圧や単位法、そして電磁機器に共通する考え方をきちっとものにできて計算を崩さずに答えに持っていく能力がつけば電験2種は取れるわけです。

ただ、パワーエレクトロニクスはともかく自動制御を2次試験の棄て分野にするのは相当度胸がいりますけどねw

電磁機器は回転数・出力・トルクの関係を押さえたうえで等価回路を覚えときゃ何とかなる場合が多いです。等価回路は4種類。でも直流機と同機器は起電力が直流か交流かが違うだけですので回路計算は共通しています。変圧器の等価回路に回転数⇒すべりに応じた負荷が書き加えられる誘導機これも解き方が共通しています。つまりは2種類の回路計算を押さえれば機械・制御科目はほとんどなんとかなったも同然です。

これが自動制御では安定判別一つをとってもボード線図、ナイキスト線図、ラウス・フルビッツの判別法など覚えることがわんさとあります。ラウスの判別法は覚えにくいので計算自体は同じことをしてるんですが私を含め皆様フルビッツの判別法を覚えておられることと思います。電験1種でラウスの方法で安定判別をせよなんて過去問がありましたが実に受験生の心理を研究しつくした底意地の悪い問題ですねw電験1種の過去問を一瞥すると古典制御が出題される年は得てして底意地の悪い問題が多い。
それに比べると電験2種の電磁機器はそこまでは底意地が悪くはない。ただし同期機で対象座標法を出されたら運が悪かったと思って自動制御を選びましょうw

さてさて私はこのセオリーに沿って2問目も電磁機器の問2を選びました。

(1)まずは負荷の分担は定格をどちらかにそろえて%Zを算出すれば少ないインピーダンスに多くの潮流が流れることが分かっていれば速攻で答えが出ます。
(2)PAとPBそれぞれに対する鉄損と銅損を割り出せば、変圧器AとBの潮流の比率に見合った足し算すればすぐに出てきますね。
(3)鉄損のトータルは負荷がどーなろーが関係なく52kWです。銅損がこれと同じになるPを算出すればいいのです。
(4)=P/(P+52×2/1000)ですね。

珍しく制限時間20分前に全部解けてじっくり間違いがないか一瞥します。こんなことは滅多にありません。機械・制御の終了時間前は焦って頭の中が真っ白になることがほとんどでしたからねw

でも何べんも落ち続けたんで、試験が終わった後は受かる気がしませんでした。冗談抜きで撤退のタイミングをそろそろ考える必要があるなwと思い始めていたのです。

終わったら阪大豊中キャンパスからモノレールで伊丹空港に戻り、駐車場から自宅へGo!! 夕刻には帰宅してぐっすり休むことにしました。



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2 コメント

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Unknown (ビル万)
2020-06-18 21:23:11
まだ2次試験は全然やっていませんが指針にさせて頂きます。
話を聞くだけだと何とかなるような気がするので不思議…。
おそらく何とかならないんだろうな…w
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Re ビル万様 (kamigamo)
2020-06-18 22:52:34
コメントありがとうございます。

電磁機器はイメージをつかむところまでは何とかなりやすいです。しょーもない間違いをしたり計算が崩れないようにするためには日々の演習が欠かせませんが・・・

電磁機器を「直流機」「同期機」「誘導機」「変圧器」の4分野と考えがちですが共通した考え方が多く、「電磁機器」の1分野に的を絞れば2問確実に出題されます。

一方で自動制御は1分野の中で手法が多く存在し、苦労して勉強する割には出題はたったの1問です。

なんとかなうさと思えば当日により多くの力が出せると思います。過去問を見渡した感想として

電験1種・・・・持って生まれた何か
電験2種・・・・努力の結実
電験3種・・・・はったり

でとれるんだと思いますから。
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