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アドミタンスを考慮した電力円線図

2023-05-14 17:55:25 | 電験2種への遠い道のり

電験1種に挑もうなんて無謀なことを思いついたわけですけど、特に電力や電力・管理科目については電験2種を取った程度ではわからないことがわんさと山積みになっています。電力円線図を電験2種のおさらいから初めて、アドミタンスを考慮しないリアクタンスと抵抗だけあるものとした送電線について送電円と受電円を描いてみたのが以前に載っけた電力円線図なわけです。

まぁ、ここしばらくの2次試験の問題を見ていると太陽光発電設備を始めとする特高設備の主任技術者を猫でも杓子でも量産せねばとオープンスタートになってフィーバーがかかっている節があるので抵抗抜きのリアクタンスのみの送電円と受電円を描ければなんとかなりそうな雰囲気があります。とは言ってもフィーバーがかかりすぎると突然難問を嚙ませてくることがありますので、電力円線図は送電線の抵抗も考慮したものを描けるようにするに越したことはないでしょう。

まぁ、どっしり今回アドミタンス考慮の円線図まで描いてみてやっとコツをつかんだと言いますか・・・

円線図の左上に書いた式は送電円、受電円それぞれの数式です。A∠θでθがぐるり360°だったら半径Aのまるを描いときゃいい。ですから送電・受電円の式それぞれの第1項は半径VsVr/Zのまるを表しています。第2項は送電側は送電線のインピーダンスの偏角でVs^2/Zだけ中心がずれる。受電円も同じようにして中心が原点からどれだけずれるかを表しています。で、ここまでが電験2種の範疇ですね。ここでアドミタンスの電力分だけさらに中心は上下する。ここでコンダクタンスは無視してますけどこれだって上下するのをアドミタンスの偏角の分だけ傾けときゃいいんです。

で、円線図の式を出してくるには回路図描いて地道に計算します。回路計算をするときはきれいに書く必要はありませんから回路図を描いて各箇所にどれだけ電圧がかかって電流が流れるかイメージできるようにしておきましょう。天才的な頭脳の持ち主ならともかく私程度の凡人が公式の暗記だけで乗り切ろうとしたらヒドイ目に遭わされそうですねw

電圧降下も然り。ベクトル図を描いて計算するようにします。

逆に言えば図を描けばどんな計算が必要かが難しい公式抜きで浮かんできますので、公式集なんかで時々見かけるトンデモナイ難しい公式を使わなくっても円線図は描けるんです。

 

 


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