こんな言葉、今の時代使われているのでしょうか?
お婆さんが、働く家族のためにご飯の支度を一手に引き受ける事。
私の思う「飯炊き」は単純にそうです、でもちょっと違和感が。
で、国語辞典で調べた。
「飯炊き」は飯を炊くこと、それをする下男下女とある。そうなんだ。
家族にあてた言葉じゃないんですね。
下男下女自体死語ですが、家族じゃないんだ・・・。
昭和の時代、下町にもお手伝いさんのいるお家があった。
山の手では、若いお手伝いさんのほかに、婆やさんがいるお家もあった。
「飯炊き婆さん」はこのポジション?なんか違う。
幼い頃の友人宅に、綺麗なお婆さんがいた。遊びに行くとよく折り紙を教えてくれた。
田舎から親戚を頼って住み込みで働いていたのだ。
いやだ、きっと60を少し超えたぐらいだったような。(今の私より若い!)
その家には本当のお婆さん(?)もいて、友人は分け隔てなく接していた。
私は単純にお婆さんが2人いてうらやましかった。
片方のお婆さんはいつも動き回っていて、幸せそうに見えた。
子供だから「幸せ」が何なのかわかる筈はないが、今思うと、
「必要とされている喜び」が、割烹着姿のその細身の身体からにじみ出ていたように思う。
もう一人のお婆さんは、大きな体をいつも持て余しているように見え、
口元をいつもとんがらせていた。
母の言葉を借りると、お嫁さんとうまくいっていないとの事だった。
私は「飯炊き婆さん」という言い方が好きです。
人生の幕を閉じる時「飯炊き婆さん」いいじゃないですか!