N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

あまり知り合いに知られたくない部分 おーわり

2010-07-25 07:22:18 | 日記
そこは空調などない生暖かいベットリとした風が吹いていた
まだ屋根はあったが夏を髣髴とさせる空気だ
屋上へと続く道は斜め右方向にあった、エレベータの出口から50mほどだ
そこには、R駐車場使用禁止とかいてある
とりあえず車を止めるわけじゃないから入ってもいいだろう
ばれたらばれたでそれまでだが、別に悪いことをしているわけじゃない
俺が一人で先に進んでいき、屋上へ到達する
流石地上8階まで来ると景色がすこぶるいい
鈴鹿サーキットの観覧車も見える、山もいつもより近く、大きく感じる
黄昏が沁みる
「お、ここから海みえるんや」
「それは凄い、よかったやん」
「何が凄いの意味分からん」
「海が見えるっちゅうことは凄いやん」
「ああ・・・そう」
意味がわからない会話を俺はこれ以上続けるつもりは無かった
ここは地上7階、紛れも無く「高所」である
俺は「高所恐怖症」なのだが、お父さんは俺の3倍は怖がりだ
何が3倍かというと距離
高所恐怖症の人間は高い場所で端っこに行けばいくほど足がガクガクし始める
その端からの距離が俺の3倍敏感なのだ5Mほどでもう「やばい」とか言い始める
お父さんと高い場所に行く時に必ずやることがある、それは
わざと押して怖がらせる事だ
お父さんは高い場所で押すと無駄に楽しい反応を見せてくる
「こら、止めろ押すなって!やばいって言うとるやろ!」
その1、言葉使いがまるで変わる
普段かなり丁寧な喋り方をするのにこの時だけは砕けたというか
子供が友達と喋る時ような感じになる
その2、凄まじく逃げる
一瞬でも押し始めると猛ダッシュで反対方向へ逃げ出す
まあ俺も鬼じゃない、追いかけはしない
が、その後何回か繰り返す
俺がお父さんといる時に笑う数少ない場面だ
「ここがいい、ここにしよう」
そう言った場所は外灯の下だった、正直何がいいのかはわからないがそこに座り
カバンの中にあった刺身を取り出す
(何でデパートの屋上で刺身を食うねん・・・)
透明なプラスチックの蓋を開けて箸を取り出す
「で、醤油は?刺身を醤油無しとか無理」
「だからここにあるやん」
「だからそれはわさびやっつっとろーが」
「いや、これはしょう、、、、わさびかこれ」
「あほか」
「じゃあこれや」
「それしょうが」
「ああ、これしょうがか」
もうなんでもいいや
そしてまずしょうがをのせる
・・・・・あえて何も言わない
「わさび、これも」
「おいおいおいおいおいまてや、いらんわそんなもん」
「え?」
「あほか、しょうがとわさびをのせるアホがどこにおんねん」
「そうか、じゃあいいか」
刺身をしょうがとわさびだけのせて食べる気になどならん
すでにしょうがだけでも食べる気がしないというのに
アジの刺身の下にある千切り大根、醤油があるとうめーのよねこれ
ちなみに醤油なしでは食ったことがなし
「食べ」
言われるがままにしょうがのみのった刺身を口に運ぶ
俺が1切れ口に運んでいる間にお父さんはバクバク進んでいた
(ぶっちゃけ、ないこともない、美味しいとは、、、いえ、、なくはない、、、?)
よくわからなかったがまずくはなかった、ただやはりなんというか
魚本来の味を楽しむといえば聞こえは良いが、醤油は魚の生臭さも同時に消してくれていたようだ
20切れほどある刺身を俺は1/3ほど、ほぼ半強制的食べ終わると
「これも全部食べ」
と残りの1/3も俺に食べろという
「いらんわ」
俺は即答するとガクガクしながらフェンスに歩み寄る
俺は高いところは嫌いなんだ、嫌いと言うか有無を言わさず足に来る
だが何となく下を見たいという気持ちもある、その葛藤が楽しい、、のかは分からないが
ちょっと覗いてみたいのだ
一瞬だけ下を見ると満足した俺は既に横を見ていた
鈴鹿が一望できるこの場所で、我、何を思わんとす



俺はお父さんと二人でいる時とそうじゃない時は別人なので
普段からこんな人間ではないです!

言葉は雑音

2010-07-24 22:21:51 | 日記
今日、僕は不思議な体験をしました。
自分の気持ちは言葉にしないと相手に伝わらないと思ってたんです。
お互いが黙っていたら結局何も変わらない、何も分からないと。
でも、全てがそうじゃない時というのがあると思うんです。
確かに僕は今日それを感じました。
交わした言葉は数秒から十数秒、文字数にしても30文字にも満たなかった。
その後、暫く沈黙がありました。
喋ろうと思えば喋れたのですが、僕は何もいいませんでした。
ただ後姿を目に焼き付けて。
そう遠くない昔、一度この感覚味わった時あるんです。
相手の人も多分同じだったと思います。
なんというか、あの時はお互いがお互いの想っている事をはっきり感じていたと思います。
今回は僕だけが感じたことかもしれないけど。
言葉が全てそのまま本当の事とは限らないんです、当たり前のことだけど。
でも、言葉でしか普通通じ合えないと思うから、皆喋りたがるんだと思うんです。
僕もその一人でした、今日まで。

あの人がくれた時間は無駄にはしません。
一度捨てかけた夢をもう一度追いかける事にしました。
そして次に会う時には胸を張って僕を見てもらえるように頑張りたいです。
そして次にあったときに言う台詞ももう決めてあるんです。

あまり知り合いに知られたくない部分 中編

2010-07-24 14:32:17 | 日記
いつもながら長くなる3部構成!!!!


俺がこのハンコ店で一人客を装っていたのは大よそ10分程度
長いようで短い時間である
とにかくお父さんの用事が終了したらしいのでここを後にする
エスカレーターは真反対にあったのですぐ傍の階段で降りることにした
横にあるゲームセンターを視界に捕らえた時に俺は彼女を凝視してしまった
まだ居る、同じ場所で、同じ体勢で、同じ人が、同じ事を、同じようにしている
ポケモンのゲームの前にずっといる、何故、それの何が面白いのかは俺には分からない
だが、彼女はあれに夢中なのだ、俺が見ていることにも気づかないぐらい
階段を降りる途中、俺は考えていた
なんというか珍しい人も居たものだな、と
階段の折り曲がり地点に差し掛かったときは既に別のことを考えていたけども
とりあえずこれでお父さんの用事は終わった
次はスペアキーを作りにアピタに向かう、また俺が運転らしい
なんで免許持ってて自分(お父さんのこと)の車も運転しねーんだよ!?
まあどうでもいい、もう慣れた
アピタの立体駐車場の1階、裏口側に止める
この裏口の2重にある自動ドアの間の壁際にスペアキー屋(というか鍵屋)がある
俺はお父さんが車から出た後もしばらく車の中に残っていた
自分のスペアキーを作りに来たのだが、あの鍵についている装飾品を
どこからどうみても俺のものじゃないという風に見て欲しかったからだ
あんな恥ずかしい装飾品が付いている鍵をなんで俺がスペアキーつくりにいかなあかんねん
ざけんなああああああああああ
鬱になるほど悪趣味なんです
でも一応10秒ほど遅れて付いていくことにした、せめてもの情けである
お父さんがスペアキーを差し出している頃俺は後ろを通り過ぎ
アピタの中にあるパン屋で欲しいやつに目配せしていた
結局5つ購入し、これは晩飯時に2つしか食べれなかったので次の日、友達の家で食べる昼飯になった
パンを買い終えるとお父さんがやってきて
「15分ぐらい経ったら来てくださいだって」
「で?」
「なんか食べようか」
「は?どこで?」
「ここで」
「ここ?どこに食べるとこあるん?」
「最近私行ったことない、なんていったっけ、ファーストフード、そうそうマクドナルド」
「今おなかすいてないからいらん」
「じゃあスーパーでなんか買おうか」
「なんかって何」
と喋りながら果物コーナーへ
「これとか、ぶどう、どう?」(だじゃれか!)←俺の心の声
「は?手がべたべたになるやんけ」
「それじゃあなにがいいかな」
「しるか、自分で考えろ」
更に奥に行くと刺身コーナーがあった
「これでいいやん、刺身」
「箸は?」
「レジで、もらえばいい」
「・・・醤油は?」
「あるやん、これ」(いやそれわさび)
「・・・それわさびじゃないの?」
「醤油や、醤油」
「・・・」
「じゃあこれで」
と結局400円のアジの刺身を買うことになった
別に要らないんだけど、渋々である
こんな感じで俺は基本的にお父さんに振り回されてる
ああ、やっぱり親譲りなんだなあ、畜生が
そしてレジへ、俺は一人で先に店の外に出ようと歩いていると
何やらお父さんが笑っている声が聞こえたので振り向く、すると
「箸がなかった」
と、かなり距離がある俺に大声で話しかけやがってきた
俺は反対方向へ更に距離を置き、近くにあったお歳暮の品定めするふりをして緊急回避
そこで品定めをしていると近づいてきたので俺は階段に向かおうとすると
「そっちじゃないこっち」
といわれ何故か鍵屋に向かう
「鍵まだやろ」
「鍵じゃなくて屋上」
そういえばこのデパートは外にエレベーターがある
7階+屋上まで立体駐車場があり、そこを繋いでいるのが屋外エレベーターだ
そこに向かい俺は気づいた
「食べるってもしかして」
「そうそう、屋上」
どうやら馬鹿は高いところが好きらしい
エレベーターに入りお父さんは屋上のボタンを押す
「その階層は現在行く事ができません、他の階をご指定ください」
エレベーターのアナウンスがこう告げた
お父さんはまだ何やら喋っていた
俺はエレベーターが動いていないのに気づいていたが何も言わなかった
「なにこれ、さっき押したはずやのに」
もう一度屋上スイッチを押す
「その階層は現在行く事ができません、他の階をご指定ください」
二度目のアナウンス、もう聞いたのでいちいち言わなくてもいい
お父さんはまだ気づいていない、何故!?
「だから、あの県会議員が―」
「おい」
「なに?」
「押せ」
お父さんは屋上のボタンを押す
「その階層は現在行く事ができ―」
「違うっつうーーの!屋上は行かんって何回もいっとるやろ!」
「ああそうか、ごめん」
そういいながら7階のボタンを押す
今度は何も言わなくなった代わりにエレベーターは静かに上層部へ吊り上げられて行った

山口県10人で3泊4日半の大旅行 3日目 祖母の子供時代の家近編

2010-07-23 09:46:47 | 旅行
とまあかなり遠い距離からとった写真だったので縮尺すればなんとか
顔がばれないぐらいの大きさになったので載せました
あまりばれる様なら目の部分に黒い線とも思ったが、あんな犯罪者みたいになるぐらいなら
載せない方がましだ
ちなみに左上が俺、右が母、左下が祖母

写真を撮っているうちに(ここで2,3枚撮っていたので)完全に前グループと後ろグループに分断され
もう前のグループは視界外へ消滅していた
恐らく曲がり角を曲がったのだろう
分断されたとしても誰も待とうとも追いつこうともせずみなマイペースだった
俺はというと祖母の車椅子を押して周りと孤立していた位置にいた
「海王(俺の事、分かってると思うけど偽名、本名を知っている人から見ると偽名になってないかも)くん
とこんなに喋るのは久しぶりやね」
「そうやっけ」
「一緒に住んでないし、海王くんが仕事初めてからからっきし来なくなったし」
「・・・」

どこかで言った事がある気がしなくもないが俺は準おばあちゃん子だ(完全ではない)
小学生の時の記憶を思い出してみるとそこにはいつもおばあちゃんが居てくれた気がする
一番印象に残っているのは小学4年生のとある朝の出来事
俺は昔、確か小学4年生の時はまだお母さんと一緒のベットで寝ていたと思う
宿題、特に漢字ドリル系のものは前日にこなした記憶が無い
余裕で夏休みの宿題を残り1週間で開始するタイプの人間だ
それでいつも朝に宿題を済ませていた
目覚まし時計が無いので俺を起こす役目はおばあちゃんだった
階段の下から俺の名前を何度も、本当に俺が起きるまで何度も呼んで
その声がうるさいとお父さんとおばあちゃんが喧嘩に何度もなった
その仲裁をお母さんがいつもしていたが、それにうんざりしている様子だった
今日も起こされ(というか起こしてと頼んでいた)朝の4時30分から漢字ドリルを始める
まだ他に誰も起きておらず、おばあちゃんが台所で朝ごはんの準備やらをしている
その後ろで、掘りごたつにだらーっとへばり付きながら面倒くさい漢字ドリルを進める
たまに分からないところがあるとおばあちゃんに聞いてみるんだけど、大体同じ答えが返ってくる
「自分で考えて分からないなら調べてみなさい、それでも分からないなら答えてあげるから」
その記憶は今でも薄れることは無い、俺の中で一番鮮明で一番古いおばあちゃんとの2人だけの記憶

おばあちゃんは耳が遠い、そりゃあもう91歳なのだから当たり前といえば当たり前なのだ
ただ、どうしてか俺の言葉は聞き取りづらいらしく、たまに何度言い直しても
「わからん、さっぱりわからん」
と言われる時がある、なので2人だけでいると会話がちゃんとできないときもある
母や姉の声は言い直すと聞こえているらしいのにな、ちょっと寂しい
俺の声「だけ」が、届かない
この後5分程度だが暫く2人で他愛もない話をした
俺が今していることとか、周りの景色の事(祖母の故郷なのでネタは腐るほどある)とか
そういえばこの時だけは1度も聞き返されなかった気がする、気のせいか
暫く直進していると石でできた看板のようなものが道路の角に設置されていた
「木戸考允(きどこういん、本当はたかよしと読む)誕生地はこちら」というようなものだ
今みんなが向かっているのはこの木戸考允の家なのである
木戸考允って誰?と思う人もいるかもしれないので、もう少し名前の通った方で言うと
「桂小五郎」の事である

桂小五郎って誰?とかいうやつはもうしらん
ぐぐれぐみんども!!!!!!!!!

たまには1日ぐらい 完

2010-07-22 17:45:22 | 日記
俺を解放してくれ
いつだったか分らない、もうずいぶん前から
いや、たまにはそういう日もあるんだ
俺の基本的な性格のある2つの構成物質が
一番最悪の相性なんじゃないかと思い始めてきた
それは、お父さんの「積極性」+お母さんの「思考性」
二人は一つずつしかもっていない、だが俺はそれの半分ほどをブレンドされ
どうやら受け継いでしまったらしい
これがまた、とんこつラーメンにチョコレートを入れるようなものなのだよ…
誰か俺と性格を変わってくれ!
ほんと、疲れるんだよね
まあ、この性格で良かったって思える場面もあるんだけど。
自分でもバカみたいって思うときがある
俺は人間を止めるぞーーーーー!
俺はこのままでいいのかなぁ、本当にねえ・・・
それは誰が決めることでもないんだろうけど
最近自分のことが良く分からなくなってきている
何となく、人生初めての挫折を味わっている気分だ
一度、自分という存在を否定してみるのも面白いかもしれないな

一つ気が付いたのは俺は自分の性格に振り回されている
これは確かだつまり自分をちゃんとコントロールすれば・・・!

でも自分を嫌いになるのとはまた違う
まあそもそもが俺は自分が好きだという事ははっきりしている
これは主観じゃなく客観的にみて分かることなのだ、それは
「自分の事が好きじゃない人間は他人を好きになることは無い」
という事が証明してくれる

涙ってさ、死んだ人間のためにあるんじゃない
生きてる人の為にあるんじゃないかって俺は思うね

いろんな事がごちゃ混ぜに書かれて御節料理みたいになったな
ま、つまり俺は1日でこれぐらいの事を考えて毎日送っているんです
ね、俺の人生ってめんどくさいでしょ?
しかもこれが自然現象って言うんだからどうしようもないよね
息をするのと同じように俺の脳内ではいつもこのような議題が彷徨っている…

わかった!
俺がこういう状態になるのも全て自由な時間が多すぎるからだ
もっと忙しくなればこんな面倒な悩みなど考える余裕も無くなる
よし、決めた、忙しくなろう

あまり知り合いに知られたくない部分 前編

2010-07-21 18:33:33 | 日記
酷く薄汚れた溝水のような世界で
まだ誰にも見つかっていない秘境の清流を見た気がした
少し似ている気がする、隔絶と言う名の共通点

ちなみに↑の文章は今日の出来事とは全く何も関係ないです

先日、自宅のカギとバイクのカギとお母さんの家のカギがくっ付いているカギを無くしました
それであーだーこーだというめんどくさい話があり
今日はお父さんとスペアキーでスペアキーを作りに行くことに
運転は大体俺がすることになっていて、最初はアピタにある鍵屋に俺が向かっていると
「これどこ向かっとんの?もしかしてアピタ?」
と言い出した、俺は黙っていると
「実は印鑑を作らないといけないんやけど、アピタある?」
「・・・」
「ジャスコに行きたいんやけど、まあええわ」
「・・・」
しばらくするとこの車はアピタを通り過ぎた
「あれ?アピタここやで、ああもしかして裏側から入るのか」
「・・・」
この車はアピタの裏口も通り過ぎ白子のジャスコに向かいだした

ジャスコはもう俺がガキの頃からちょくちょく通っている
昔は毎週日曜日に一週間分の食材をよく俺とお母さんとお父さんの3人で買出しに来た記憶がある
ここで手巻き寿司の納豆まきと天むすを毎回買ってもらっていた記憶がほんのりある

ジャスコの駐車場はほぼ固定位置というのが決まっていて
正面玄関の前の駐車場の真ん中あたり
ここは何故かちかい割りに常にあいている謎のスペースなのだ
そこに車を止めると、とっとと商店街みたいになっている部分を通り抜け
最初にキャッシュコーナーに入る
ここで俺とお父さんの通帳記載をしなければいけないのだ
何故かは教えない
記載を終えた二人はおぼろげに覚えていた「1階以外のどこか」という情報を手に
階段で2階に上る
案内をみてもどうやらなさそうだった
「ちょっと誰かに聞いてみよか」
「・・・」
「なあ、誰かに聞いてみよか」
「・・・」
「ちょっと聞いてくるわ」
お父さんは適当な店のレジに行き店員と喋っていた
俺は案内板の前で何を思うことも無くただ突っ立っていた
「やっぱり潰れたみたいや」
「・・・」
「前あったのになぁ、そうか潰れたんか、わっはっは」
「・・・」
「それじゃあ次ハンコつくりにいかんと、3階やったっけ」
「・・・」
「おっ、エスカレーターあった、これ乗ろ、これ」
「・・・」
お父さんはそそくさとエスカレーターに乗り込み
俺は4歩手前に乗る
エスカレーターで3階に着くと目の前にハンコ屋がある
「おお、あったあった、わっはっは、ここやここ、ここ」
「・・・」
「じゃあちょっとハンコ買ってくるわ」
「・・・」
エスカレーターを上りきった俺は数歩足を前に運ばせ
空耳を振り払い左側にあるゲームセンターを凝視していた
(そういえばもう夏休みなのか)
何やら小学生や中学生とおぼしき少年少女がたむろったりクレーンゲームをしたり
種々様々な楽しみ方をしている
子供の親、だろうか
後姿なので分からないが恐らく30台程度の女性がポケモンのカードゲームの前で
立ち尽くしているのか画面を見ているのか、傍目からでは良く分からないが
微動だにしなかった
特に興味を持たなかった俺はゆっくり、非常にゆっくりとハンコ屋に近づいていた
特に何かすることも無かったのでハンコでも眺めようと思った
だが、ここで注意しないといけないのは
「絶対に」、「絶対にそこに居る男と俺は無縁の関係だ」ということを周囲の人間にアピール
しなければならないということ、これはもはや俺の宿命というか使命というか
あの人間と俺は、まるで関係の無い永遠に交わらない運命なのだと言うことを
いかに周りの人間に怪しまれずに、ごく自然に表現できるかが俺の役者生命を左右している
この技術は数年前から培われており、今では右に出るものは居ないと自負している
そしてここで思ったことは日本人の苗字は15000程度あるらしく
それが高さ2m幅50cmほどの直方体に全て入りきるということに俺は驚嘆していた
「ここに全ての苗字のハンコがあります」と、書かれていて
本当に15000個もハンコがあるのかと数えてみたぐらいだ
もちろん掛け算を応用して数えたんだぞ



というわけで長くなったので2部構成にします

人探しという名の個人的旅行 in 東京 自由が丘駅

2010-07-21 14:25:36 | 旅行
一つ目の駅の中目黒間では数分、そこから自由が丘も10分かからない程度
まあ、強いて言うなら近辺である
ここ東京に来てはや数時間が経とうとしていた
ひとつまだ一度も見ていないものがある
それは「田んぼ」だ、ここには田んぼが一反もない
俺は稲がまだ緑色の状態の田んぼのそばを歩くのがすきなのである
その次に黄色い田んぼ
とって植えたような植林などはちらちらと見かけるのだが
やはり夏と言えば田んぼだろ!?
そうこうしているうちに自由が丘についてしまった
ここで大井町線に乗り換える
だがこの時点で大井町線というものの名称も分かっておらず
しかもどっち方面に向かえばいいのかも分かっておらず
小学生の始めてのお使いの気分になってしまう

新しい駅に着くなり毎度毎度小型迷子に巻き込まれるが
スウェーデンの時の「言葉が通じるのか通じないのか良く分からない英語力」で
一人で、1時間近くスウェーデンの首都、ストックホルムの最大級の駅で迷子になったことを経験している俺にとって
日本での迷子など、自分の家の中を目を瞑って歩く程度の苦難にしか感じない
ちなみにスウェーデンはスウェーデン語と英語が半々ぐらいの公用語なので英語で安心だ

かばんから地図を引っ張り出し、この線での始点と終点を調べ
ドッチ方面かを見る、そして溝の口方面に向かう
大井町方面乗り場へはエスカレーターがあるのになぜかこっちがわにはエスカレーターがなかった
足が悪い人はどうするんだろうか
ホームに着くと、露骨に人が避けている場所がある
ちなみにぱっと見ただけでも俺もそこには近寄りたくなかった
それは、「直射日光の当たる場所」である
まだ6月の終わり頃とはいえ恐らく直射日光を受けている場所は体感30度を越すだろう
そんな場所にわざわざ自ら躍り出る人間はおらず白線の内側の内側の内側ぐらいまで人が下がっている
「キケンですので白線の内側にお下がりください」
という駅内アナウンスが流れる
(また言ってやがる、これだから自分で考えない人間が育つって事いつ気づくかね)
前々から思っていたのだが、このアナウンスはおかしいと思わないか?
例えば、「赤信号で止まりましょう」だの「踏み切りがなったら止まりましょう」だの
わざわざ毎回言ってないと思うんだ
なんでって、それは当たり前の事だから
なのに駅はいまだにその当たり前のことを繰り返し続けている
何故俺がこれに疑問をもったかと言うと、「外国ではこの手のアナウンスは一切無い」からだ
スウェーデンで地下鉄に乗る時、地元の小学生が遠足で何処かに行くのか帰ってきたのか知らないが
先生数人と生徒何十人でたむろしてた
傍目で見ていたが、アナウンスが流れる事も無く、先生が注意することも無く皆内側で固まっていた
そしてもう1つ、なぜそのアナウンスが無いのかというと実はその「白線そのもの」が無いのである
そりゃ、なけりゃこんなアナウンス言えないわな
こんなクソみたいな過保護国家だから一人じゃ何もできねー人間が育つのだろう

ちなみに俺の母の教育理念は「できる限り放置主義」である(あった)
とにかく昔から俺は「~しろ、と命令形で言われた事は絶対にしないタイプの子供だった」
言えば言うほどしなくなったらしい、勉強しろだのピアノをサボるなだのスイミングに行けだの
夏休みの朝のラジオ体操に行けだの、市民プールに行けだの
結局夏休みの朝のラジオ体操は小学校5年と6年は無遅刻無欠席になったらしい、何となく覚えている
あとは俺の自転車で通る道があまりにも(母にとって)危なすぎたために
後ろから「危ないから行っちゃダメ」と叱ろうとしたらしい
が、そこで母は思いとどまった「ここで私が叱ると、この子の可能性を1つ潰してしまう事になる」
だから叱らない代わりに、「俺が死んでも良い」というぐらいの決意を持って俺を野放しにしたらしい
とりあえず俺は1度も車に轢かれずにここまでこれた、轢かれそうになった事も無いぞ!
つまり、本来なら言わなくても勝手に学ぶ筈なんだが、いやはや

てくてくてくてく
俺の目の前、もとい直射日光ゾーンに俺の背丈の半分ほどの桑染色の通学棒を被った小学生が通り過ぎた
最初は何も思わなかったその子がなにかひっかかる、もう一度その子を見てみると
その帽子、服装を総合してみてみるととある過去に見たことのあるファッションだったのだ
それは、帽冒険番組で探検する隊員たちと瓜二つだった
それだけだ。



――――――余談――――――
夏!夏!!夏!!!
今は夏です、ええ、恐らく人間が一年のうちで一番活発になろう時期
今年はもしかして2回長島ジャンボ海水プールに行くことになるかもしれない
そしてあのお化け屋敷に行くことになるかも・・・・ああああああああああ
あそこ本気でいきたくねえええええええ、マジ怖い、ヤバイ
で、そんなことはどうでもいいんです
俺にとって初めての夏なのにこのままじゃ何も
何も・・・・・・

それにしてもこう暑くては作業がはかどらない
俺のパソコン部屋は常に35度をマークしているので
ついに、5年ぶりに自らクーラーにスイッチをつける日が来ることになってしまった
この仕事は納期が10日をきっているので、だらだらしている余裕は無いのである

考えること

2010-07-19 21:25:05 | 日記
というものはどういうことか考えてみる
それは、「答えを導き出すまでの道のり」と言うことだろう
だが答えが出なければ考えることが虚しいかといえばそうでもない
実際答えなど無いものもいくらでもある
では何故考えるのか、それは恐らく知識欲であろうが
あー、頭空っぽにできたらいいのにーーーーーーーーーーーーーーー
俺の人生ってめんどくさいんです
でも、それが大分前(高校生ぐらい)から当たり前になって、もう良く分からない
人生経験は積まなきゃ得られないのに、それを得るための坂がきつ過ぎる
「終わりよければ全てよし」という言葉があるが
こと人生に置いてはそれに当てはまらないと思う、俺はね
人生の終わりだけよくってもね…


そういえば映画館でアリエッティを見てきた
全体的に良かったんだけどなんか凄い「え、これで終わり?」感が強くて物足りなかった
それだけ、あとは自分で感じてください!

どこにでも良くあるもの、だけど大切なもの、それでもいつか

2010-07-19 00:03:10 | 日記
綺麗だった

毎日歩いてる場所にあったそれは周りにも似たようなものがたくさんあるのに

毎回僕の目に止まった

だけどそれはあまりにも儚く、脆く、少しの風でも飛んでいきそうなほど

少しずつ小さくなっていくのに気づいていた

それでも生きていた

他の周りのものにも目もくれず

いつのまにかそれを見るためだけに足を運んでいた

それの終わりは見たくない

だけどそれの一生を見ていたい

ある日、見当たらなかった

どうして、なんで

いつもそうだ、僕はいつも大切なものを見失ってしまう

もうここには来ない、無いものを探すのは嫌だった

家を出るとき、毎日会えるように祈っていた

それも今日で終わる、あれは今でも何処かにあるのだろうか

気づかぬうちに自分の心の中に咲いていたことも知らずに

自分の中を探すことを諦めた彼は出会えるのだろうか

それはきっと出会えるだろう、それを忘れない限り



だけどそれは枯れる前に見つけれなければ―

時とは癒しの効果をもたらしてくれる

だけど、時に大事なものを忘れさせてしまう牙を持つ時もある

酸素と同じように過剰に取り過ぎるとそれは害にもなる

忘れさせてくれるものと忘れてしまうもの

それは自分で選ぶことはできないのかもしれない

山口県10人で3泊4日半の大旅行 3日目 明倫小学校編

2010-07-17 10:00:34 | 旅行
何しに来たか分からない市役所を出て一同は明倫小学校へ向かう
ここと小学校は目と鼻の先で道路を挟んだ反対側にある
1歳から91歳の歳がてんでバラバラなメンバーなので、歩行スピードがぜんぜん違う
俺はと言うと、かなり後ろの方にいた

基本的に俺は人の前を歩くのは好きではない、それは何故かというと
多分、なのだが後ろを歩かれるのが不安なのだ
それは相手を本当の意味で信頼していないという風に取れるかもしれないが
しんがりを守るのは一番強い人間じゃないといけないというのもある
何かしら人を襲う時はまず一番後ろからだろう、そうじゃないと見つかってしまう
なので俺は基本的には人の後ろを歩くようにしている
・・・半分嘘で半分本当・・・

そして今は村正がご機嫌ナナメな状態だったのである
それで歩行スピードがもう鬼のように遅く、大人が1秒に一歩歩いたとしてもそれよりも遅い
何故かというと実は村正はこの小学校に行きたくないと言っていた
本当の意味で何故行きたくなかったのかは知らないが何となく分かる
まあつまり、自分の興味が無い場所に行っても面白くないから
車で待ってゲーム(この時持ってきてはいなかったが)でもしてた方が楽しいから
とかそういう感じの理由だろう、俺にもそういう経験はバカと言うほど経験してきたので
よく分かる、同じ男の子だしな

そして今の俺はと言うとそういう感情はほぼ消えていた
漠然と何処かに行くという行為自体が、好きなタイプなのかもしれない
その場に何があろうともそれで楽しめる性格、というのだろうか?
が、お父さんがらみの大人の会合みたいなのはいつも誘われるがあれは正直嫌だ
というか断っている
本当に俺は金に興味が無いので、お金儲けの話とか一生懸命になれない
一度貯金が空になればお金がほしいって思うようになると言われるのだが
このままでは貯金が空になることは・・・・無い気がする
俺は須らく低燃費なのだ、低生産でもあるが

この小学校は周りが緑色の針金のフェンスで囲われているのではなく
江戸時代にあるような城の外壁のようなデザインだった
というか学校自体が古めかしい、もとい味のある校舎でどうみても木造建造物
今時2階建ての小学校など珍しいな、3,4階が当たり前だと思っていた
恐らくだが鉄筋コンクリートでないとそこまで高くできないのだろうなと思った
そして正門まで来ると何やら「関係者以外立ち入り禁止」と書いてある
これはどこも同じか、とふと右側を見ると何やら古風な掲示板が
そこにはこの校舎の経緯などが記されてい、どうやら記念物てきな指定を受けているようだった
ちょっと中に入ってみたかったが(床が木でできていたら俺のテンションも上がったことだろう)
俺の外見では小学生に見せることは不可能だったし、先生としても無理だろう
ひとまず正門前で迷惑がられそうに皆で校舎の写真を撮ってから
これまた昔の城のように周りに堀があり川になっていた、戦争中に拠点にでもしていたのか?
良くは分からない
その堀沿いの道を市役所と小学校に挟まれるようにずっとまっすぐの1本の道があった
そこを西に向かってひたすら歩く
そしてまだ村正は機嫌がなおってないらしく超スローペスだった
俺が2、3度声をかけても酷く反応が希薄だったので、もういいやってすることにした
そうするとみちるさんが側に寄り添いながら歩き始めた
はたから見てもあれは慰めようとしているか、黙って側を歩いて様子を伺っている様子だ
(男には、皆厳しいんじゃねーの!?)
と、俺は心の中でその矛盾と葛藤していたが、まあ好きにしてくれという結論に至った
そして俺は特に誰とも話すことなく、周りの景色や松の針みたいな葉っぱを取って
片方の針でその葉を突き抜けさす遊びをやっていた、皆も一回はした事があるだろう
気が付いた時には小学校の端まで来ていた
このまままっすぐ行くのかと思いきやそこを右折して、まだ小学校の周囲に張り付くようだ
そうこうしているうちに先頭と最後尾の距離が100m以上離れていたので集合する事に、しなかった
みちるさんが何か言ったのか、それとも側で歩いていただけなのかはしらないが
村正の機嫌は相当元に戻ってきた様子で普段道理に走り始めていた
小学校の裏門のような場所で祖母と母を入れて写真を撮るとか撮らないとかの話になり
近くに俺がいたので強制連行された、そのときの写真は手元にあるのだが
如何せんこのブログ、写真を1枚しか貼れないので「残念」だが貼る事はできない
至極「残念」だ

これで次に進もう

2010-07-16 23:29:10 | 日記
と思ったのもつかの間、さらにややこしい仕事が舞い込んできた
嘘だろ・・・・・これで9月~10月まで俺は純粋なニートじゃなくなった
そしてその後また、ぐ・・・
ふーむ、そろそろあれだ、なんというか、だらだらしちゃいかん
メリハリをつけねば、遊びと仕事の!

人探しという名の個人的旅行 in 東京 ~渋谷駅

2010-07-14 15:07:47 | 旅行
何事もなく日暮里駅に着くと次は渋谷駅に行かねばならん
そういえば今日は月曜日だ、前に名古屋に一人で行ったときも月曜日だった
もう1つの重要なファクターも入れて月曜日は外出日なのかもしれない
日暮里と渋谷は山手線のちょうど半周したあたりなので、外回りでも内回りでもほぼ同じ
ということでこのまま外回りで行く
所要時間は30分ほどで座る場所が無いので少しきついがそんなのはしらん
にしても、今日1日で山手線を一周してしまった、旅行と言う気分ではなかったが
コンクリートジャングルと人ごみ真っ只中に居る割りに、不快感があまり無かった事が
示すように、多少なり楽しんでいたのだろう
つり革をつかむのはあまりスキではないので俺は基本的にあいていれば
出入り口のすぐ横についている銀のつかみ棒の所に行く癖がある
今回はそこに誰も居なかったのでそこに陣取ることにした
何もせずにただぼーっと30分待つのも時間が長くなるので
今覚えている歌を覚えつつ電車に揺られていると、ふと目の前に
悪趣味な造形物が見えた
(あれは・・・・HALだな)
ぱっとみただけですぐ分かる、HAL東京校だ
名古屋校がスパイラルならこっちはスパイダー、まさにクモの巣
(あそこに入学するなんてクモの巣に捉まった蛾になった気分だな)
そういえばここは新宿か、懐かしいなと思う時間も1分もしないうちに消し飛んだ
電車は待ってはくれないようだ
渋谷駅に着くと4~5割の人が電車を降りる、もちろん俺もだが
母にメールで現状を伝えるために、目の前にあった誰も座っていないベンチに腰掛ける
メールを打っているときにふと電車から降りてくる人の髪の毛が気になった
なんというか、真っ黒の割合がとても少ない
パッと見た毛染め率は男性が5割、女性が7割といったところか
友達として毛を染めている人は別に構わない、が
恋愛対象として毛を染めている人に俺は興味がわかん!
もちろん、装飾品や化粧などもしているのはちょっとあれなのだ
何も飾らない自分自身で勝負しろ!って思ってしまう
ああ、あと酒とタバコも
話がそれた
渋谷駅も結構広く、どこの改札で出ればいいか分からない
とりあえず乗り換えなくちゃならない、東急東横線に
さーてどこだどこだ、とりあえず出てみよう
一番人が通っている改札を出てすぐそこにあった案内板を見る
(ほうほう、分かったような分からんような)
事前にチェックしないとこうなるわけだ、が、今回はそれも楽しむためにわざわざ調べなかった
とりあえず、渋谷っつったらあれだろ、ワンこう!
それと俺は428(しぶや)というゲームで舞台になったここに
昔よりは多少なり興味があった
案内板を見るとわんわんの居る場所が分かったのでそこに向かう
(おっ、あれは!懐かしい(?)
一度も着たことが無いのに懐かしいと思うのは、そのゲームのおかげだろう
主人公のうちの一人が緑の電車に隠れてたその電車が目の前にあった
ミーハーならここで写メのひとつでも取るのだろうが
俺はミーチャンでもハーチャンでも無いので、特に興味は無かった
そしてあるではないか忠犬八個、おや、想像と少し違う
八個というのだから8体居るのだろうと思っていたのだが
一体しかないじゃないか、戦時中に7体壊されたか、それとも
軍隊に回収されたんだろうか、だが、例えここに体がなくとも
魂は最後のわんわんの傍で永遠に共にするだろう
第三次世界大戦が来ないことを心より祈る
にしてもやはりいた、わんわんをバックにして写真を撮っている人が
そんなにわんわんの写真を撮りたいなら俺の家の犬を撮ればいいだろう
俺はこんな銅像を写真に収めるほど、携帯の残りメモリーが空いていないのだ
俺の残りのメモリーはあの人のために空けてあるんだ、悪いがお前の居場所は無い
取り立ててオーラも出ていなかった銅像を後にし、意外とあっさり乗り場を見つけた
どうやらここから乗って自由が丘と言う駅で乗換えをしないといけないらしい
ちゃんと急行も止まるらしいので、何に乗っても安心だ
そして丁度運よく急行が止まっていたので俺はゆっくりと乗車する
ちなみに自由が丘は急行でここから2駅目、中目黒の次である

昨日の夜のちょっとした出来事

2010-07-13 10:39:52 | 日記
俺の部屋は1階にあるのだが、寝る場所は2階にあるので
昨日の夜寝ようと思って階段を上がろうと電気をつけた瞬間
すこしふさふさした黒い物体が「ダダダダッ」っと超高速で駆け上がった
ビクッ!(な、なんだ!?)
音が消えるのと同時に理解したのは、その正体は猫だった
なんで家に猫が―
と思ったら1つだけ「猫ならば」出入りできる場所がうちの家にあるんだった
そう、それは俺の家の勝手口なんだが
俺の家の勝手口は網戸とガラス戸の2枚が付いていて
暑い時は、そのガラス戸を上下にスライドさせることによって半分だけ網戸にすることができる
それで、障子みたいに15cm×15cmのマスがあるのがだその一番左下のマスが
先代のアルファ(犬)がガリガリしているうちに犬の首がすっぽり入る大きさに
穴が開いてしまったのである
そして今のアルファもそばに近づくとそこから顔を突っ込んでくる、これは本能か?
と言うわけで最近は夏だし夜も開けっ放しになってるんだ
だから偶然そこから猫が入ってきたらしく俺の寝室に一瞬で進入していった
恐ろしくおびえているらしく、完全に敵地に潜入した新人スパイ並みの警戒心を抱いている
とりあえず外に取り出さないといけないので、お父さんを無理やり起こして挟み撃ちにする計画だ
俺の寝る部屋は入り口が2箇所あるので一人では捕まえにくい
俺の寝室をしのび足で歩いてる猫を板ばさみにしようと部屋に殴り込んだ瞬間
「ガタタッダダダダダダダダッガタタタタタッ!!!」
と一瞬視界に捉えれたかぐらいの超高速で猫が横をすり抜けて
13段もある階段を1秒もかからずに降り(これホント)一瞬にして姿をくらました
家の中をうろうろされても困るので2人で1階に下りて猫を探す
暫く調べてみても居なさそうなのでどうやら穴から出て行ったらしい
なんだ、ちゃんとそういうの覚えれるんだ
と猫を馬鹿にした俺は今度は猫が入れないように穴を少し塞いで我が布団に倒れこむのであった
ぐんない