N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

最高の  序幕

2010-07-10 21:46:12 | キリ番
「あぶないっ!!!」

全力で飛び出した後の事は何も覚えて無かった
気がつくと、静かで仄かに薬品くさい臭いがあたりにたちこめている場所で
真っ白に包まれた部屋のベットの上で寝ていたようだった


僕はとある高校に通っている高校2年生
僕の両親は4年前、海外旅行に「夫婦水入らずで」といって出かけた
食事、洗濯などにようやく慣れてきたけど、面倒くさいので両親の帰りを楽しみに待っていた
自分で一人暮らしもできるんだと、中学1年の僕は自慢げに両親に話そうと思っていた

ピンポーン

(帰ってきた!)

玄関までダッシュで掛けて行った
期待と高揚感で溢れ帰り、ダダダダダっと階段を降り途中で転げ落ちそうになりながら
裸足で玄関先のドアを勢いよくガチャっとあける

「おかえり!」

息を切らせながらドアの前に立っている「一人」の人間を迎えた
息が少しずつ安定してくると同時に昂ぶった気持ちも次第に冷め始める

「高有さんのお宅で、大丈夫ですよね?」

「はい、そうですけど」

「………息子さんでいらっしゃいますか?」

「はい…?」

よく考えると今日はまだ2人が帰ってくる日には早かった
その後の会話はほとんど覚えていない、覚えているのは1文のみ

「…ご両親が、先日の爆弾テロでお亡くなりになりました」

ニュースなど、ろくに見なかった僕はその情報を知る事などまず無く
玄関には両親が発った次の日から新聞が綺麗に山積みされていた
日本人の旅行者用のツアーバスが偶然襲われたらしい
捕らえられたテロの実行犯は無差別で「なんでもよかった」、と言っていたそうだ

その日から学校も無断で何日も休み、家に一人で引き篭もっていた
どうしようもなくひたすら絶望していた毎日
気を使ってか、どうでもいいのか、友達の誰も尋ねてこない
1週間ほど学校を休んでいるとある日

ピンポーン

インターホンが聞こえる
頭の中では行かなくちゃと思っても体が言うことを聞いてくれない

ピンポーン

15秒ほど後になったインターホンはどうやら少しだけ元気をくれた気がした
自分のことを必要としてくれる人間が、まだこの世の中に居るんだ
構ってくれる人が居るなら相手は誰でも良かった
とにかく一人になりたくない、その一心で玄関まで足を運べた気がした
玄関のドアを5秒ほどかけてあけると一人の男性が立っていた

「えーっと、こんばんは、祐生君」

目の前に居たのは担任の考野先生だった

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

そんなことあるわけ無いと思いつつドアの向こう側に居る人を心のどこかで期待していた
その期待を裏切られ、心を閉じるのと同時に玄関のドアを閉じ始めた
バシッ

「ちょ、ちょっと待ってくれ!」

閉まりきる前に先生が持っていたカバンをドアに挟んで閉めるのを阻止していた

応接間のソファーに向かい合わせで座る

「どうして学校に来ないんだい?」

「・・・・・・・・」

あの日から風呂も入らず着替えもしてないボロボロの姿をみても
先生は不愉快な態度は微塵も表に出さなかった

「・・・そういえば親御さんは居ないのかな?」

「・・・・・・・・・ぅぐっ、っぐ・・・先生・・・」

その後、先生に全てを話し、気が落ち着くまで一緒に居てもらったら結局夜になっていた
少しずつ学校に行きだして先生は独身だったので僕の家によく来てくれて
ご飯を作って一緒に食べたりしてくれた
そんなこんなで先生とは仲良くなったが僕が中学校を卒業するのと同時に
先生は結婚して遠くの学校に転勤する事になってしまった
それからは手紙で連絡は取り合っているが、ずっと一人で生活している
自分の生まれ育ったここを離れることはどうしても嫌で叔父や叔母のお世話にはならなかった
その代わり高校生になってバイトをするまでは最低限の生活費は仕送りしてもらってきた

高校に入ってからは友達も増え、僕の過程の事情をなるべく知られないように
気を使わせないように振舞ってきた
それでも僕は平気だ、例え知ったとしてもどうなるわけでもないし
気軽な友達付き合いのほうが気楽だし
なのでうちにはまだ誰も呼んだこともないし
来ると言ってもうちは無理だという風に断っている
最近はよくゲームセンターでボーリングをして
優勝者と敗北者に何らかの商品と罰ゲームを毎回与えるのがブームになっている

「あーあ、今日は退屈だな」

いつも一緒に遊んでいる友達はなぜか全員都合が悪いらしく
今日は一人で下校している
高校から家まで自転車で15分程度なので登下校はそんなに苦じゃない
僕は信号が嫌いなので、なるべく信号が無い道のりを探しているうちに
遂に学校まで1回も信号に出会わずに行けるルートを開拓した
高校生活も1ヶ月を迎えた頃だった
いつものように同じ道を通っていると、余り見かけない親子が手を繋いで歩いていた
30台前後の女の人と4才前後の男の子だった
何やら周りをキョロキョロしながら紙を見ては家の名札を見てを繰り返している
(誰かの家でも探しているのだろうか)
自分の家は目と鼻の先なので、もしかしたら分かるかもしれない

「あの、誰かの家を探しているんですか?」

「ええ、それが―」

女の人が男の子の手を離した瞬間、男の子は道路の反対側に向かっていた
青くて丸くてねずみが嫌いでアンパンが好きなたぬきの絵が描いてあり
「この辺りは視界が悪いのでキケンです、大人は子供から目を離さないようにしましょう!」
と書いてある板に向かって小走りに掛けて行った
突如家の影から車が飛び出して来る、男の子は気づいていない

ドンッ

車が急ブレーキを押した時の甲高い摩擦音、車と人が衝突した音、僕の叫び声が辺りの空間を支配した



今回のこのシリーズ長くなるので流石に分けました
というかうまく纏めるのにまだ時間がかかるのでそれも含めて
いつのまにか1日で書ける気軽に終わらせたくない内容になってしまったので
こんな形をとります
恐らく、最低3回分はあることでしょうw


今回初めて人名をつかってみました
今まで使わなかったのには理由があるのですが
やっぱり彼だとか彼女だけだと表現の幅が狭くなるし書きづらい・・・
読み方は何でも良いので適当に想像してくださいw

ああ、やばいです、かっぱえびせん

2010-07-10 17:58:54 | ゲーム
2年間休止っていうか引退していたRO
3次職が実装されたってことでちょっと繋いでみて
俺のスナイパーをレンジャーに転職させて触ってみました
こ・・・・・・これは・・・・
やばい楽しすぎる・・・強い!!!
しかもわんこに乗れるんです、大きいけど
しかもこの子が強くてモフモフしてて
ああ・・・止められない・・・!
と言うわけでROはじめました
昔から一緒にやってた友達も15人ぐらいまだ居たので寂しくない!
だがやりすぎるとあかんですね、また廃人になるので・・・
とりあえずいい解決方法を模索しようと思います
自分を殺さずに自分を生かす方法を見つけないといけない!
で、レベル150までいくようになったんですが
レベル99→100になるのに普通にやったら1ヶ月以上かかるって言うね
これは大丈夫かw