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N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

山口県10人で3泊4日半の大旅行 1日目 その19

2010-05-09 15:40:19 | 旅行
部屋に戻ると俺と母以外は既に浴衣姿になっていた
もしかしてもう先に温泉に入ったのかと思い聞いてみたらどうやらそうらしい
俺を差し置いて...!
などとは微塵も思わなかったが
そして食事までまだ少し時間があるので俺もとっとと天然温泉に入ろうと思う
温泉は2階にあり部屋を出て右方向にまっすぐ突き当たりに位置している
暖簾をくぐると短いクランクがあり脱衣所がある
籐の籠が何十個も置いてある典型的な日本温泉風の脱衣所だ
体重計、扇風機、洗面所にドライヤーも完備している
複数脱いだ服が置いてある所を見るとどうやら何人かは居るようだ
俺は部屋から持ってきた浴衣、帯、タオル、バスタオルを籠に入れて服を脱ぎ
タオルを持ってそそくさと中に入る
途端に熱気にあおられ水蒸気でむしむしする
壁一面に鏡とシャワーと腰掛椅子、桶が置かれている
これもごく一般的に見る光景だ
シャンプーとリンスはリンスインシャンプーの一体型と少しけち臭いが
気にしないことにする
ボディーシャンプーと石鹸はちゃんとある
一通り体を洗いお湯につかる
うーん、ものすごい熱い
42度ぐらいあるであろうか
俺は39度ぐらいが自分自身の適温なのだ
これは、きつい
1分ぐらいして限界を感じ腰掛ける部分に腰掛けて半身浴状態になる
これがベストだ
正面は一面ガラスで海が眼前に眺望できるようになっている
そして孤島も見える、絶景かなかな
そして半身浴でも全身があったまってきたので
というか熱いので出る
そしてそそくさと頭を拭いて体を拭いて頭にタオルを乗せて
これは俺にとって重要なのだが頭にタオルを乗せないと髪の毛がもわってなるので
嫌なのだ
そして部屋に戻ると丁度もうそろそろお食事の時間
食事は部屋に持って来てくれるのではなく一階のレストランで食べるらしい
少し暇なので持ってきた小説を数ページ読むと時間が来た
皆で一斉にというわけには行かず、一番遅い祖母を先に部屋から出して車椅子に乗せる
そしてガキ共は早いやつもいれば遅いやつもいるといったようにてんでバラバラだ
そして皆がでたのを確認して鍵をかける
エレベータに向かって車椅子を中心とした速度でゆっくりと
移動しているのは20歳以上のみと2歳児以下だけだ
エレベータで1階に下りてエントランスを横切りレストランに入る
既にどの場所がどの部屋のテーブルかどうか分けられている
俺達はレストランの入り口を入り厨房の前を抜けた目の前にあった
椅子は10席用意してある
だけどもその椅子に座れるのは8名だけなのであとの2人は母親の膝の上か幼児用の椅子だ
料理は純和風である程度お値段の張る料理にほとんどあるといっても過言ではない
一人用の携帯式の下に青い火のつくロウソクみたいなのがある小さい鍋
に他10種類程度、焼き魚、山菜、刺身、味噌汁、漬物、茶碗蒸しなどなどある
俺は料理の食べ方は殆どの人が2種類に大別されると思っている
1つは1つずつ料理を完食していくタイプ
もう1つはいろんな種類をちょいちょい食べていって大体全部を同時に終らすタイプ
ちなみに俺は後者だ
なのに俺の周りには前者ばかり、なぜかは分からないが
しかも俺は食べるのが遅いもんで早食いの人によく迷惑かけます
本当にごめんなさい...
でもこればかりはどうしようもないんです
そして子供達は「これなに?」だの「これ食べれない」だのとギャーギャー騒いでいる
こういう後始末は大人たちがしないといけないのだが
俺も少食だし他の人たちも自分のだけで精一杯と言う感じで
結局残ってしまう
俺は大食いのほうが良かったのだろうか?と思わされる複数の状況の1つを味わってた
しかし少食が省エネということも間違いではないのでそこはなんともいえない
そしてまず自分の赤ちゃんにご飯を上げないといけない姉2人は
ようやく赤ちゃんのご飯タイムが終了し
今から本格的に自分も食べる時間に突入
俺は待つのも暇なので戻る事にする
時間は8時30分を回っていた
部屋に戻ると既に10人分布団が敷かれていた
キラン
という擬声語と黄色いひし形が俺の眼前に瞬く
この部屋には・・・・枕が10個もある!!!!!!!!!!!!!!
枕、それは寝具に非ず
友情を紡ぐ道具也
と言うことで手短に目の前の枕をひょいと持ち上げ
村正に向かって痛くない程度に放り投げる
まだ向こうは気づいていないらしく唐突に来た横からの衝撃に意識を集中させ、それが枕だと知り
そしてそれを投げたのが俺と言うことを知るや否や
笑いながらその枕を持ち上げ俺めがけて投げ返してくる
この手の遊びでは俺は誰にも負ける気がしない
が、そのとき丁度月奈が戻ってきて
「こらー、枕を投げるな!」という怒号が響いてきた
村正が投げる直前で聞こえてきたもので、枕に加えるはずだった
水平方向に対する運動エネルギーが突如途切れ
本来は俺の体に当たるはずであった枕は中途半端な位置で失速し
村正と俺の間に墜落した
その後軽くお叱りをうけ(俺はギリギリばれなかったが、ばれたら一緒に怒られていただろう)
俺は小説を鞄からゴソゴソと抜き出し自分の布団の場所をどこにしようかなと吟味していた
色々考えた結果一番入り口に近い場所になった
まあ吟味するといっても予め「ここかここ」という風に2箇所しか選択権が無かったわけだが
万が一悪人が入ってきたとして一番戦闘力の高い俺が入り口に一番近い場所がいいだろうという考えだ
そして一人小説を読みふける
暫くすると全員戻ってきてそろそろ寝ようという話になる
明日の朝は8時に晩飯と同じレストランで朝飯だ
そして電気を消すと仄かに外が明るかったがほぼ暗闇に包まれた
次に意識があったのは次の日の朝だった
ん?
何の小説を読んでいたか気になる、だと?
それは、俺の人生という小説を書き、直ぐに読んでいたに決まっているだろう
すべからくこの世は、そして人生は不安定で自分の思い通りにことが進まない
非常に面白いじゃないか