N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

THE HOLIDAY OF LAST WEEK 「SATURDAY」 終編 NEXT IS・・・

2010-05-30 23:16:39 | 日記
「ロン!」
「和了」
「立直」
「一発」
「三元牌・白」
「ドラ3」
「跳満」

(俺の勝ちだ、一位は誰にも譲らん)
珍しくもタバコ臭くないゲームセンターで俺は麻雀をしている
ちなみに俺がゲームセンターで麻雀など数ヶ月に1度も無いぐらいの頻度だ
時間制限がある方を選んでしまったので1位を何連続とろうともいつか終わりが来る
まあ、その方が都合がいいのだが
東風戦(普通時計回りに2周するのだが1週で終わる早く済む試合)2連続1位を取って時間制限がきてしまった
まあいい、今回は勝ち逃げとしておこう(ふふ)

ベルシティを出て晩飯をどうするか2人で考察していると
俺は思い出したように前見つけたもんじゃ焼き専門店「モンスーン」を思い出す
そこは中央通沿いのケーキャットという中々大きいゲームセンターと
駐車場を共有している場所にある
でだ、そこは夕方5時からなのだ
今は3時過ぎなのでゲームセンターで時間を潰す事にした
そしてビートマニアは同じやつがずっと粘着しているのでもうどうでもいい
そこまでしてやりたいと言うほどの気持ちも特に無い
誰も居なければするか、程度なのだ
家にあるからというのが一番の理由だが
それで麻雀に目をつけて200円分ほどやってみたってわけだ
それで、今回のメインイベントを引き起こしてしまったのは俺ではなく
俺の友達だ
このゲームセンターはメダル、筐体ゲーム機のエリアと
クレーンゲーム、プリントクラブ、きしゃぽっぽゾーン(今全世界で最も盛んなゾーン、年間数十人~数千億人が来訪するらしい)
エリアに別れている、どちらかと言うとクレーンゲームの方は人気が少ない
まあ俺もクレーンゲームやプリントクラブに列をなしている光景など見たことが無いのでこれが普通なのだろう
クレーンゲームエリアに友達と二人でなんとなく突入
色々見ているとある場所で友達が止まる
目の前には全て黒髪で目の色と髪型が様々な握り拳程度の大きさの
俺にはよくわからないキャラクターの人形が山盛りにしてある
全6種類なのだが友達はある1種類のに目をつけたらしい
確かポニーテールで常磐色の瞳を有していたはずだ
初見、クレーンの挟み力の設定があまり弱すぎなければ明らかにあれはいけるんじゃないか
というほど取ってくださいと言わんばかりの位置及び体勢の奴が一人
だが照れ屋なのか反対方向を向いている
これは後ろから抱き締めるしかない
などという妄言は置いておいてだな、数cm持ち上げるだけで落ちてきそうなほど落ちそうなのだ
ワンプレイ100円3プレイ200円というなかなか安めの設定である
友達は100円を投入し狩りに行く、武器は無し「己の右腕」だけで十分だという猛者だ
緊迫―――
1秒が1.1秒に思えるほど時間が圧縮し、俺はそばでただただ見守る
まずは横のライン、ほぼ初期位置から変わらない
横方向に移動するボタンを1秒押したか、押していないか程度だろう
次に右腕をボタンの上に乗せたまま側面にぐるっと回って真横からの視点に移動
縦のライン、これは2秒ほど押しただろうか
前から見ている俺からは奥行きの間隔が掴みづらいので良くわからないが
最善の場所に移動できたように感じた
クレーンが停止、遅めのエレベータがゆっくりと下降するように
前時代ロボットの手の形の様なクレーンが目標に接近
ぐいっとぬいぐるみを押しながら少食い込む
いい感じだ
がたっ、ぐい、うぃーん
「おっ!?・・・あー惜しい!っていうか次ぎ取れるんじゃないかこれ」
という具合に寝ころんでいた標的は立ち上がった
周りにある人形に圧迫されながらうつ伏せから仁王立ちまで状態を変化させた
これなら、本当に真上なら確実にいける
第2波、工程は先ほどとほぼ同じ
がたっ、ぐい、うぃーん
「ああああっっ!・・・ああ~~~!!」
今度は仁王立ちを通り越し仰向けで頭はもうすでに脱出口に飛び出している
早くその晒しものにされている透明の密室コレクション空間から無限の世界に飛び出してきなさい
次は絶対にいけるという二人の合意の下、3枚目の銀貨が投入される
がたっ、ぐい、うぃーん
「こいこいこいこい・・・!うおおおおおお・・・!!!!!」
「やべえええええ!!」
周りに人が居ようが居まいが二人のテンションはもはや臨界点を突破していた
使用した金額は100円硬貨3枚
採集した人形はなんと3人
しかも全てが違う種類というまさにミラクル、奇跡!
全6種類のうち3種類をたった300円で取れてしまったのだ
しかも最後の3つは同時に来たという、これはもう1回のクレーンゲームで
何個同時に取れるかというギネスに乗るかもしれないぐらいの状態だと言える
(内容のの大きさに左右されるがこの大きさなら文句なしな気がする)
だって握り拳大の人形3つだぜ?
そんで俺はちょっと淡い期待をしてしまった
ほしい人形が1つあってそれ以外に2つ手に入れたから1個俺にくれないかな、とかいう
甚だ他力本願まっしぐらな思考回路にここで陥ってしまった
我ながら情けない、もちろん何もなかったよ
やはり他人に期待するのはダメなのか、しかし自分に期待するというのも些かよくわからない状態ではあるが

そして時間は流しそうめんのように流れ
申の刻が終わりを告げようとしていた時、丁度良い時間なのでここを後にする
モンスーンは目の前だ、入ると半分ぐらい人が入っている
厨房に一番近い席に座るとメニューを見る
今回は、塩もんじゃ(豚肉+青ネギ)とイタリアン(チーズ+ワスレタ)もんじゃにした
塩もんじゃはあっさりしていて癖がなく豚肉も相性がいい
イタリアンはトマトベースの生地にチーズが合う
悪い言い方をすればドロドロのピザというイメージ
それともう一つトンペイ焼きを頼んだ
トンペイ焼きなる存在を俺は知らなかったのだが
外見は長い卵焼きだった、中にはネギが入っているシンプルなもの
友達はネギバージョンは初めてだという、味はいけるらしい
友達が食べたことのあるバージョンは忘れてしまった、申し訳ない
そして友達に家まで送ってもらいバイバイだ

そして一息つく間もなく俺は次の友達の家に向かう準備をし
約1時間かかる原付の旅が始まろうとしていた
悪夢の始まりは今か、それとも―

朝の掃除 verβ

2010-05-30 10:26:07 | 日記
ムカムカ・・・・ソワソワ・・・・
今の俺の心境は結構よろしくない状況にある
2人が楽しそうに2階の俺の部屋でゲームをしている
俺はというと、忙しなく1階で服を着替えたりと喋ったりしている
どうも落ち着かない、だがこの状況を打破する術を俺は知らない
しかし傍から離れるともっと嫌な感じがするので
俺は猛然と階段を駆け上がり自分の部屋へ戻る
俺が部屋に入っても2人は俺に気をとられることも無く談笑していた
このどうしようもない気持ちを誰かに話せば気が楽になるのか
すると俺を呼ぶ声が聞こえる
「おーくん、そろそろ時間。起きて」
(ん?)
俺の全身をふわふわした物が包んでいる
昨日寝たのは夜の3時だった、9時の今はまだ少し寝たり無い気分だ
今日は神社の掃除が9時30分からあるので、いかなければならない
(ああ、夢か。よかった)
ちなみに俺の部屋は1階だし、姉はもう自分の家があるので俺の家には居ないので
知っている人間ならばおかしいことは直ぐに気づいただろう
まったく、悪夢というほどではないが、なかなかよろしくない夢だった
その2人のうち一人は最後に会ったのが1年以上前の友達
今どうしているのかはよくわからない
もう一人は―

手っ取り早く着替えて助手席に座る
眠いので運転してもらうと、気づいたら着いた
まだ眠気が俺を夢の世界へ誘っているが、ふらふら歩いていると次第に目が覚め始める
まだ誰も来ていない
いつもなら20人前後は来る
とは言っても俺ぐらいの年代の人は全くおらず
40代以上か、その付き添いの3歳ぐらいの子供だけだ

ピロッピロリー!
ここで問題です、この神社は漢字で「彌都加伎神社」と書きます
なんと読むでしょう?
正解は「みずがきじんじゃ」です
(↑ドラッグすれば文字が分かります)
正解された方は俺にメールもしくは電話を下さい
業火なプレゼントを誤用意させていただきます
先着1名様のみなのでお早めに
ちなみに私の電話番号及び携帯のメールアドレスは
レオナルド・ダ・ヴィンチのそれより入手しづらいので
その点で、知っているだけでも貴公はかなり幸運者と言えるでしょう
ちなみに答えを知っていた俺でも、この漢字を見たときは気づけなかった
まったく、ありえない当て字だ

(む)
違和感がある
これは通常時、確実に覚えない感覚
外に居る時この感覚を覚えるのは個人的に好ましくない
神社、確かに無いことは無いが、あったとしてもあまり良いイメージが浮かばない
奴は来た、もう門の前で何度も何度もノックをしている
ちょっと待て、お前の出番はまだだ
この行事が終わるまで待ってろ
その、なんだ、お通じが

とりあえず玄関先で待たせておいたあいつはまだ時が来てないと察してくれて、沈黙している
次第にちょろちょろと人が集まってきて気づいたら20人近く居た
俺が黙々と落ち葉や枯れ枝を集めていると
一際姦しい人間が一人いる
誰が反応するわけでもなくても一人で延々と喋り続け
誰かが反応すると更にその舌が加速する
はぁ、やかましい、黙れ
それは俺の父親なのだが
こいつは「陸の本マグロ」という異名が付いてもおかしくない人間なのだ
しかも通常時の声量が大きいため鬱陶しい事他ならない
俺は、反面教師的に父親とは真逆の人間になった
なので初対面では全然喋らないし、寡黙な印象を与えるんだ
・・・・だけど仲良くなるとそうではなくなる
俺が寡黙という印象を受けている友達など恐らく一人も居ないだろう
何事にも抗えないものはあるんだよ、まったく
もし悪い意味で想像と違ったのならごめんなさいとしか言い様が無い・・・
だが恐らくだが本当の俺はお喋りの方の人格なのだ、すまない
初対面寡黙なのは理由があって、相手の気持ちをより顕著に際立たせるためなのだが
これについて今は深く語らないでおく
特に何事も無く佳境を迎え、俺の父が取り仕切っているので
「あと10分でお願いします!」
という言葉を声を大にして放っていた
「あと10分でお願いします!」
「あと10分でお願いします!」
「あと10分でお願いします!」
「あと10分でお願いします!」
うるせえ!!!!!何度言えば気が済む!!!!
と、胸中で苛立っているとたまたま傍に居たおじさんが
「あんた、使い慣れているのかしらんが、集めるのうまいね」
と声をかけてきた
「え、そうですか?」
と俺は返事をしただけで会話は終わってしまったが
あまりにも唐突に唐突な話題だったのでなんと反応していいかわからなかった
無事に終わり、お父さんと、知らないおばさんと、俺の3人で駐車場の方に向かっている途中
気にはなっていただろうおばさんが遂に俺に話しかけてきた
「中田先生と一緒に来たの?」
俺の父は30年以上教師をしていたので父を知っている大半の人間は父を「先生」と呼ぶ
うちの近所の昔から居る人たちは全員先生と呼んでいる
昔、うちで塾をやっていたというのも1つあるが
「はい」
「もしかして先生の息子さん?」
「そうです」
「そうなの!流石先生の息子さん。賢そうやね」
良く分からないが1つだけ気になったのは「流石先生」という部分だ
ふざけないでほしい、俺の人生唯一の汚点に流石などという副詞を付けないで
しかし、俺が賢そう?・・・良く分からない
自分という人間を客観的に見れる人間だとしても自分が賢そうなどと思っているやつは
ナルシスト以外の何者でもないだろう
しかし賢いという意味は俺の中で2種類ある
1つは俺からするとどうでもいい「テストの点数で良い成績を取れる」賢さと
もう1つは「金儲け以外での生きるために必要(もしくはより良くする)な知識及び器の広さ」という賢さ
俺は別に賢い人間になろうと思ったことは無いし、その点で人を見下したりした事はないが
なんというか結論は、「幸せとはただ動物として生きるための人生に必要ではない、生きるためだけ以外にあるものこそ幸せ」
なのではないかという事だ
そしてそれは必要ではないが必要という矛盾を孕んでいるが
そんな事がどうでも良くなるほど幸せな時の気分は心地よいものだ
あれは、一度味わってしまうと忘れる事など
できるわけがないじゃないか
ばか

最後にお茶とお菓子(ハッピータンと紅茶の飴玉)を貰って岐路に着く
そして今日という日の幕が明けた