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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

欅坂武道館中止はなぜ13日なのか?「インフルエンサー」が乃木坂人気No.1も届かない平手友梨奈の連動性 [17Jan18]

2018-01-17 03:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

01月17日(水) [舞台] 舞台『三人姉妹』in 銀座・博品館劇場の初日第1公演(18:30)。伊藤純奈、衛藤美彩、久保史緒里がオリガ、マーシャ、イリーナを演じるチェーホフ原作の舞台
01月17日(水) [地デ] 19:00~20:54 テレビ朝日系『くりぃむクイズ ミラクル』に、松村沙友理が出演
01月17日(水) [地デ] 19:00~21:57 TBS系『生き物にサンキュー & VSリアルガチ最強生物 合体3時間SP』に、堀未央奈が出演
01月17日(水) [地デ] 21:00~22:48 テレビ東京系 『家、ついてってイイですか?』に、秋元真夏が出演

01月18日(木) [舞台] 舞台『三人姉妹』in 銀座・博品館劇場の2日目第2公演(18:30)
01月18日(木) [地デ] 25:00~ テレビ東京系「木ドラ25『モブサイコ100』」第1話放送。与田祐希がヒロイン役でレギュラー出演

01月19日(金) [舞台] 舞台『三人姉妹』in 銀座・博品館劇場の3日目第3公演(13:30)&第4公演(18:30)

01月20日(土) [舞台] 舞台『三人姉妹』in 銀座・博品館劇場の4日目第5公演(12:00)&第6公演(17:00)
01月20日(土) [イベント] オールナイトニッポン50周年『ALL LIVE NIPPON Vol.6<DAY1>』16:30開演 in 横浜アリーナ。MC山下健二郎・三四郎・新内眞衣・SUPER BEAVER・ランパンプス
01月20日(土) [地デ] 22:30~ NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』に、生田絵梨花と新内眞衣が出演

01月21日(日) [特典] 19枚目シングル「いつかできるから今日できる」第1回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
01月21日(日) [地デ] 18:00〜 テレビ東京『車あるんですけど…?』に、鈴木絢音が出演。超絶景!航空マニアへの参戦第2弾
01月21日(日) [地デ] 23:00~24:00 NHKBSプレミアム『乃木坂46のガクたび!』に、生田絵梨花、新内眞衣、高山一実、山下美月、与田祐希、渡辺みり愛が登場



紅白歌合戦における内村光良との「不協和音」コラボの過呼吸事故、1月末欅坂武道館3Days開催のアナウンス、年明け握手会の平手友梨奈欠席、武道館初日の平仮名「けやき坂」公演への振り替え、てちの上腕三頭筋損傷の発表、そして3Days全公演への欅坂不参加。

欅坂46を巡る一連の出来事を眺めると、強い疑問を感じる二つのポイントがあります。

一つは、ウッチャンとのステージで複数のメンバーが倒れた後、なぜ直ぐに医療機関に連れていかなかったのかという点。


鈴本美愉は失神、平手友梨奈は右腕の震えが止まらず、足元がふらついており、パフォーマンス中、かなり激烈な症状が出ていた。

楽屋に戻って、ある程度回復したとしても、看護師の手当てだけで済ませ、医師の診察を受けさせないのは、ちょっと考えられない。

しかも、何らの検査もせず、正式な診断も出ていないのに、NHK広報が「軽い過呼吸」と即座に発表するのは、日本を代表するマスメディアとして、理解できないやり方です。


てちに関しては、右腕のレントゲンだけでも撮らないと、万一、シビアな損傷が発生していたら、何より治療が遅れてしまう。

彼女の怪我がいつ起こったのか、未だに説明がないままですが、紅白の当時、右腕がおかしくなっていたのは間違いないのだから、何をおいても、まず病院へ行くべきでしょう。

NHKホールにいたある記者は、ステージ後、倒れた人を、メンバーだけで手際よく運び出す様子を見て、彼女たちは、こういう状況を何度も経験しているのかもしれないと書いている。

また、欅坂と過去に共演した人の、パフォーマンス後、廊下で何人かのメンバーが抱えられていたとのコメントが載った記事を目にしたことがある。

もし、こういった状況が常態化していて、紅白でも同じように内々で済ませようとしたのであれば、悲惨な話としか言いようがありません。


不可解なのは、年明け8日(月祝)の幕張メッセ個別握手会、さらには13日(土)と14日(日)のポートメッセなごや全国&個別握手会も、平手友梨奈の不参加は直前になってからアナウンスされている。

全治1ヶ月というのは相当に重い怪我で、握手会なんて出来るわけがなく、武道館ライブを含め、即座に1ヶ月以上の活動休止を宣言するのが当然なのに、なぜかジリジリと、イベントを1個づつ「中止」している。

しかも、1月7日(日)は、武道館3Daysの詳細として、初日を平仮名「けやき坂」の単独公演、残り二日は漢字「欅坂」のライブと発表しただけで、「平手友梨奈は参加しません」との但し書きはない。


とても全治1ヶ月の診断が下されているとは思えないやり方で、平手友梨奈は、一体、いつ医療機関で診察を受け、13日(土)に上腕三頭筋損傷と公式に発表されるに至ったのか、首を傾げざるを得ない流れです。

昨夜放送の出演ラジオに合わせ、てちのオフショットが公開されましたが、右腕全体を三角巾で吊っており、この姿を見て、握手会やライブへの参加を検討するなんてことは、まずないでしょう。

まさか全治1ヶ月だから、1月31(水)と2月1日(木)のライブには間に合うといった、リハーサルや体力回復を無視した、鬼のような計算はしないと思うので、7日(日)から13日(土)の間に、診断が下ったというのが妥当な見方になる。


いつどこで怪我したかは未だ説明がないものの、もしそれが紅白ならば、直後にしかるべき診察を受けることで、1月1日(月)の「欅坂武道館3Days」発表をサスペンドし、ファンへ告知する前に事態を収拾する道が拓けたかもしれない。

30分しか間を空けずに「不協和音」2回という無理なプログラムを組んだこと以外に、大晦日の夜、NHKと欅坂運営は、もう一つ判断ミスを犯した可能性がある。

ウッチャンとのコラボ後、メンバーの状態を「軽い過呼吸」に留めてしまったことが、後々、大きな混乱をもたらす出発点だった気がします。


さらに、初の武道館ライブという、欅坂にとっての「晴れ舞台」を、火曜、水曜、木曜という、完全な平日開催にしたことも、疑問を感じる点です。

乃木坂にとって初めての大舞台は、2013年10月6日(日)に行われた、代々木第一体育館での単独ライブかと思います。

私は昼の部を観覧しましたが、会場に向かう時、大きなキャリーバッグを引っ張っている方がいて、地方から泊まりがけで来ているんだと、乃木坂人気の広がりを実感しました。


12月の段階で、平手友梨奈の体調が思わしくないのは、音楽番組のステージを観た多くの視聴者が感じたことで、ファンの間からも、休養させた方が良いという声が続出していた。

紅白では、かなりシビアな出来事が起こってしまったものの、年末の大型歌謡祭シーズンが終わったことで、メンバーはしばらく活動を緩めて、英気を養えるのだろうと、ホッとするものがあった。

ところが、元日早々、1月末の武道館3Daysが発表され、握手会日程とリハーサルを考えると、ごく短期間しか休む時間がない。


しかも、土日に開催したいから、タイトな日程を組んだというなら、まだ理解可能だけど、完全な平日ライブで、しかも告知が1ヶ月前。

地方ファンへの配慮が感じられないスケジュールで、メンバーの疲弊を考えても、少し先に延ばして、土日か金曜に掛かる日程にした方が良い。

欅坂の観客動員数やアーティスト売り上げは、まだまだ伸びる余地があり、人気の高いうちに、それらを急速にアップしたいという気持ちがあるのかもしれない。


しかし、是が非でも前進速度を落としたくないため、平手友梨奈以外のセンターを試す余裕が持てず、彼女に過大な負担の掛かる楽曲を積み重ね、さらに、夏の全国ツアーや初の武道館ライブは超タイトな日程を組む。

その結果、平手友梨奈は体調を崩し、音楽番組のステージで表情と動きに精彩が乏しくなり、大きな怪我をして、念願の武道館ライブは中止に追い込まれてしまった。

チケット販売開始後に、出演アーティスト全員が全公演をキャンセルするのは、とんでもない異常事態で、2018年の欅坂は、ファンの不信感を買う、ダメージの大きなスタートを余儀なくされている。


発炎筒事件を機に、平手友梨奈の心身に配慮して、1シングル休養させるなり、センターを交代するなり、代役を立てるなりして、早めに手を打っていれば、こういった事態は避けられた可能性がある。

心配するファンの声をよそに、まだ大丈夫、まだ問題ない、それは「アーティストの苦悩」と、根本的な改革をしなかったことが、12月の顕著な不調となり、欅坂武道館ライブの無念の中止につながっていく。

怪我が治って平手友梨奈が復帰しても、以前と同じことを続ければ、また同じことが起きるだけなので、今度こそ、武道館中止という苦い経験を糧にして、新しく生まれ変わった欅坂を見せて欲しい。

グループ解散や有名メンバー「卒業」が相次ぎ、落日の感が否めない今の女性アイドルシーン、数少ない牽引車の一つは欅坂46の楽曲人気で、ぜひ元気なステージを期待しています。

メンバーが苦しみながら倒れる姿は、もう見たくないので。


さて、ここからは、乃木坂を中心に、最新の楽曲指標を紹介していきます。

まずは、レコード大賞を受賞し、紅白効果によって新年第1週目に上昇気流に乗った「インフルエンサー」配信人気のその後を。

(表1) iTunes Store トップソングにおける乃木坂シングル表題曲の週単位で見た順位帯分布推移

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z]:配信開始後経過週 曲披露の音楽番組

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「配信開始後経過週」は、配信開始日から初めての日曜までを「1W」、翌月曜から次の日曜までの1週間を「2W」と順に数えたもの
# ランキング対象の配信源は、Special Edition に収録されたもの
# 2018年の第1、2週目データ

いつかできるから今日できる
逃げ水
インフルエンサー
サヨナラの意味
裸足でSummer

01/01(月)〜07(日)
0-0-0-0-0 / 0-7-0 [0] : 16W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 23W
3-4-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 43W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 62W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 77W

01/08(月)〜14(日)
0-0-0-1-1 / 2-3-0 [0] : 17W Mステ2時間SP
0-0-0-0-0 / 0-0-4 [3] : 24W
0-0-4-3-0 / 0-0-0 [0] : 44W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 63W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 78W

「いつかできるから今日できる」17Wの日単位変化
134位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 109D 01/08(月)
110位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 110D 01/09(火)
099位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 111D 01/10(水)
114位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 112D 01/11(木)
034位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 113D 01/12(金) Mステ2時間SP
042位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 114D 01/13(土)
051位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 115D 01/14(日)


「インフルエンサー」は、2018年第2週目に入って、順位に下降傾向が出ています。

一方、「いつかできるから今日できる」は、逆に、2週目で大きくアップ。

日単位変化を見ると、12日金曜に前日の114位から34位へ大幅上昇しており、この日放送された『MUSIC STATION 2時間SP』で、パフォーマンスしたことが効いたのだと思います。

「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」は、新年1週目と同じく、2週目でも完全圏外で、配信人気における楽曲「連動性」が乏しい印象は相変わらずです。

ただ、「逃げ水」が、久しぶりに200位圏内入りを果たしていて、1月6日(土)にインテックス大阪で開催された、18枚目最後の全国握手会の影響かもしれません。


「インフルエンサー」がやや落ち始め、「いつかできるから今日できる」がMステ効果で上昇し、「逃げ水」が少しアップしたという、まあコツコツした動きなんですが(笑)、実は、配信全期間で眺めると、レコ大受賞の17th表題曲が、乃木坂楽曲史上、最高の数字に王手を掛けた週だった。

(表2) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂・欅坂のシングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (50位以内/200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2018/01/15(月)までのデータを示している

# ランキング対象の配信源は、Special Edition に収録されたもの
# カップリング曲に関しては、ランクイン日数のより長い方を上に、同じであれば、最高順位がより高い方を上に載せている
#「^」は最新日付で200位圏内にランクインしている曲で、直後の数字はその順位

乃木坂46
14-11-02-06-02 / 26-29-17 [009] (35/107日/116; 3位^056位) いつかできるから今日できる
08-02-06-05-02 / 24-31-22 [067] (23/100日/167; 4位^180位) 逃げ水
13-12-19-16-10 / 59-66-64 [048] (70/259日/307; 4位^024位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [268] (70/172日/440; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [467] (26/078日/545; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [613] (19/051日/664; 5位) ハルジオンが咲く頃

欅坂46
17-27-19-15-04 / 01-00-00 [000] (82/083日/083; 1位^016位) 風に吹かれても
20-11-07-05-12 / 65-52-49 [065] (55/221日/286; 1位^017位) 不協和音
12-16-22-19-09 / 69-53-42 [170] (78/242日/412; 2位^104位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [381] (14/143日/524; 3位) 世界には愛しかない
47-40-48-59-88 / 283-84-01 [00] (282/650日/650; 1位^043位) サイレントマジョリティー


「インフルエンサー」の200位圏内ランクインは259日で、2番手の「サヨナラの意味」172日を大きく引き離す、過去最高の座をしばらく前から保持していました。

しかし、50位以内へ入った日数で競うと、橋本奈々未の「卒業」シングル表題曲の方が長らく上回っていた。

TOP50に再ランクインするのはなかなか難しいことで、その差を縮めることが出来なかったんですが、レコード大賞を受賞した日から一気に上位へ食い込み、ここ2週間ほどで数字を荒稼ぎして(笑)、昨日、ついに「サヨナラの意味」の70日に追いつきました。


「サヨナラの意味」の方は、圏外に留まったまま動きがなく、一方、「インフルエンサー」は24位なので、TOP50のランクイン日数でも1番手になるのはほぼ確実です。

MV再生回数に関しては、唯一、2千万を越え、3千万に迫っている楽曲で、動画人気はもともと断トツでしたが、年末年始のレコ大・紅白効果によって、配信人気でもトップと呼んで良いレベルに達してきた。

乃木坂でNo.1の楽曲人気を誇るのは「インフルエンサー」だと言える段階に入ったと思います。


しかし、あくまで乃木坂楽曲内におけるNo.1で、J-POP全体を見渡しての評価となると、まだ「ヒット曲」という範疇に入るかどうか微妙な部分がある。

確かに、200位圏内259日、TOP50入り70日は、欅坂表題曲と比べて、「サイレントマジョリティー」は別格としても、遜色のない数字です。

ただ、TOP20に絞ると、「二人セゾン」28日、「不協和音」31日、「風に吹かれても」44日に対して、「インフルエンサー」は25日に留まっており、トップのトップへの食い込みが弱いことが、乃木坂楽曲のヒット感を薄めている。


欅坂の5表題曲は、レコ大・紅白の週以降、「世界には愛しかない」以外の4曲が200位圏内にランクインを続け、「風に吹かれても」と「不協和音」は、現在でも両方がTOP20に入るという強力な「連動性」を見せています。

平手友梨奈をセンターに固定し、TAKAHIRO振り付けの激しいダンスナンバーという路線をキープしたことが、欅坂楽曲群の「連動性」の源泉だと考えられます。

冒頭述べたように、まさにそのことが、今、欅坂を苦しめている面がありますが、乃木坂の楽曲指標を「ヒット曲」と呼べるレベルにまで引き上げるには、楽曲間の「連動性」がもう少し欲しい。

楽曲イメージを体現する「センター」はシングルごとに変えるとしても、歌唱やダンスの軸となるメンバーは、ある程度固定して、乃木坂を象徴する「歌声」や「踊り方」を提示した方が良いんじゃないかと思います。


一応、MV再生回数も載せておきます。

(表3) 乃木坂シングル表題曲MVの週単位で見たYouTube再生回数増加速度の推移

凡例
対象週の再生回数平均増加速度 (週終わりの累計回数 / +対象週に積み上げた回数) @ MV公開開始後経過週

#「回数」は「万回」単位
#「公開開始後経過週」は、MV公開開始から初めての日曜までを「1W」、翌月曜から次の日曜までの1週間を「2W」と順に数えたもの
# 2018年の第1、2週目データ

いつかできるから今日できる
逃げ水
インフルエンサー
サヨナラの意味
裸足でSummer

01/01(月)〜07(日)
03.1万回/日 (0837/+021.6) @ 16W
01.9万回/日 (0770/+013.3) @ 25W
14.0万回/日 (2766/+097.9) @ 45W
01.0万回/日 (1555/+007.0) @ 64W
02.4万回/日 (1781/+017.0) @ 79W

01/08(月)〜14(日)
04.0万回/日 (0865/+028.2) @ 17W
01.9万回/日 (0783/+013.0) @ 26W
12.6万回/日 (2855/+088.2) @ 46W
01.1万回/日 (1562/+007.5) @ 65W
02.8万回/日 (1800/+019.4) @ 80W 齋藤飛鳥『セブンルール』


新年第2週目で「インフルエンサー」は減速傾向を示し、「いつかできるから今日できる」が加速しているのは、iTnesトップソングの順位推移と似ています。

また、「逃げ水」と「サヨナラの意味」には、ほとんど変化がなかった。

ところが、「裸足でSummer」の再生数積み上げに、やや勢いが出ていて、齋藤飛鳥を単独密着取材した『セブンルール』が、1月9日(火)に放送されたことが効いているように思えます。

あしゅがセンターで活躍するこのMVは、もともと根強い人気があって、12月以降は2.5万回/日前後のペースで再生数を増やしてきた。

このまま勢いが落ちなければ、2千万再生を十分に狙える累計で、最近、とくにフィーチャーされ始めた感のある齋藤飛鳥への期待感が、MV人気を押し上げているのかもしれません。

「インフルエンサー」が3千万再生を達成するのは確実ですが、現在、再生数増加速度が大きく動いている最中なので、時期を予想するには、あと2、3週間は欲しいところです。


レコ大・紅白効果を、これまで配信や動画の楽曲人気に関して調べてきましたが、次に、CDセールスがどう動いたかを見てみます。

(表4) オリコン・シングル週間ランキングにおける乃木坂シングルの順位推移

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 対象週の売り上げ枚数 (累計枚数):CD発売後経過週 曲披露の音楽番組

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインしたことを表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「CD発売後経過週」は、発売日から初めての日曜までを「1W」、翌月曜から次の日曜までの1週間を「2W」と順に数えたもの
#「50外」は50位圏外
# 2017年の最終2週と2018年第1週目のデータ

いつかできるから今日できる
逃げ水
インフルエンサー
サヨナラの意味
裸足でSummer

12/18(月)〜24(日)
17位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 0.5万枚 (097.2) : 11W
39位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] 0.2万枚 (103.9) : 20W
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 0.0万枚 (102.9) : 40W SUPERLIVE
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 0.0万枚 (097.2) : 59W
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 0.0万枚 (086.1) : 74W

12/25(月)〜31(日)
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 0.7万枚 (097.9) : 12W
16位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 0.3万枚 (104.2) : 21W
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 0.1万枚 (102.9) : 41W レコ大・紅白
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 0.0万枚 (097.2) : 60W
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 0.0万枚 (086.2) : 75W

01/01(月)〜07(日)
02位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 1.5万枚 (099.4) : 13W
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 1.6万枚 (105.8) : 22W
21位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 0.2万枚 (103.1) : 42W
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 0.0万枚 (097.3) : 61W
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 0.0万枚 (086.2) : 76W


上述のように1月6日(土)に「逃げ水」最後の全国握手会があり、8日(月祝)は「いつかできるから今日できる」最初の全国握手会が幕張メッセで開催されています。

さらに、19枚目に関しては、個別握手会応募がまだ続いており、スペシャルイベントへの応募が12月25日(月)まで行われていた。

特典イベントの応募や開催が終わっていない段階でのCDセールスは、それらへの参加を目的とした購買が、数字を大きく動かすので、レコ大・紅白などの効果は、あったとしても薄まってしまい、よく分かりません。

従って、18、19枚目の売り上げ動向は、この2シングルが1、2位を獲得してオリコンのニュースになった新年第1週を含め、音楽祭への出演効果を分析するには適していません。


一方、「インフルエンサー」のように、特典関係がすべて終わっているシングルでは話が違ってくる。

昨年最終週にTOP50に入っていなかった順位が、新年第1週目に21位まで上昇しているのは、レコ大・紅白と捉えて良いと思います。

2千枚程度のセールスですが、純粋に収録コンテンツを目当てに売れたのなら、今の時代、相当なフィジカル人気と言えるんじゃないでしょうか。


興味深いのは、iTunesトップソングでは圏外に留まり、動きのなかった16枚目「サヨナラの意味」と15枚目「裸足でSummer」が、オリコンでは順位のアップが確認できることです。

売り上げとしては数百枚ですが、それでも今まで長らく200位圏外だったシングルCDが、レコ大や紅白を期に、圏内入りを果たしている。

こういった歴史のある歌謡番組を視聴する方々の中には、気に入った曲があると、ダウンロードではなく、CDを買う人が通常より多く含まれているのかもしれない。

通常の音楽番組では、iTunesトップソングの順位が上がることはあっても、オリコンの数字までアップすることは、ほとんどなく、そういう意味からも、レコード大賞や紅白歌合戦は「特別な番組」なのだと思います。


最後に、先週発売されたアンダーアルバム「僕だけの君 〜Unedr Super Best〜」の最新状況を紹介しておきます。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂アンダーアルバム「僕だけの君 〜Unedr Super Best〜」収録新曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (50位以内/200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ランキング対象の配信源は、「コンプリート・マイ・アルバム」に収録されたもの
#「^」は最新日付で200位圏内にランクインしている曲で、直後の数字はその順位
# 配信開始から2018/01/15(月)までのデータを示している

0-0-0-1-0 / 4-1-0 [00] (1/06日/06; 37位^95位) 自惚れビーチ (鈴木絢音センター)
0-0-0-0-1 / 1-1-0 [03] (1/03日/06; 50位) 自分のこと (中元日芽香ソロ)
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [03] (0/03日/06; 58位) 誰よりそばにいたい (樋口日奈センター)
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [04] (0/02日/06; 71位) その女 (寺田蘭世センター)


新年に入って2回に渡って放送された『乃木坂工事中』の「軍団対抗バトル」で、鈴木絢音はロシアン顔面パイを無駄に受けたり(笑)、耐久縄跳びで力尽きたり、かなり目立っていました。

また、年末の音楽番組では、17th選抜欠席メンバーの代役として、有線大賞、SUPERLIVE、レコード大賞、紅白歌合戦と、重要なステージに抜擢され続けました。

こういった露出が効いているのか、絢音ちゃんセンターの「自惚れビーチ」が、他の3曲を上回る順位推移を見せていて、200位圏内ランクインを6日まで伸ばしています。


以前、ライブで鈴木絢音のパフォーマンスを観たとき、ダンスは今ほど上手くなかったけど、人を惹きつける強いオーラを発していて驚きました。

ダンスレベルが上がってきた今、選抜を引っ張っていくメンバーとして、期待できる存在だと思います。

やはり、数字を持っているのは強いので、「自惚れビーチ」の好調ぶりは、彼女にとって追い風になるでしょう。


次は、配信6日目となるトップアルバムの成績です。

(表6) iTunes Store トップアルバムにおける、乃木坂・欅坂アルバムの配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ

06-00-00-00-00 / 00-00-00 [000] (06/006日/006; 3位^009位) 僕だけの君
12-03-07-17-14 / 41-53-29 [061] (53/176日/237; 1位^126位) 生まれてから初めて見た夢
18-02-02-07-06 / 24-54-74 [414] (35/187日/601; 1位) それぞれの椅子
10-10-16-22-14 / 67-26-14 [002] (72/179日/181; 1位^058位) 真っ白なものは汚したくなる


知名度やプロモーション量の違いがあって、なかなか1位は難しいですね。

ただ、アンダー曲には優れたものが多く、粘り強く人気を博する可能性があって、200位圏内のランクイン日数に注目しています。

ところで、欅坂1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」は、配信181日にしてTOP50入り72日、200位圏内179日ランクインを果たし、現在も58位に付けている。

この辺の数字を見ていると、欅坂の楽曲人気を実感させられます。


オリコンのアルバム週間ランキングでは、発売第1週売り上げ、つまり「初動」は10.1万枚でした。

(表7) オリコン・アルバム週間ランキングにおける、乃木坂・欅坂アルバムの初動とランクイン回数

凡例
発売第1週目売り上げ枚数 (累計) A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 最高順位 50位以内回数(比率) / 300位以内回数(比率) @ CD発売後経過週

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインしたことを表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜200位)、H(201〜300位)、Z(300位圏外)
#「比率」の分母は、50位、300位ともにCD発売後経過週数
#「僕だけの君」は2018/01/22付、残りは01/15付までのデータ

10.1万枚 (10.1) 1-0-0-0-0 / 0-00-00 [00] 1位 01回(1.00)/01回(1.00) @ 01W 僕だけの君
34.2万枚 (41.4) 4-2-1-2-2 / 6-11-05 [00] 1位 11回(0.33)/33回(1.00) @ 33W 生まれてから初めて見た夢
27.5万枚 (34.7) 4-1-2-0-1 / 8-24-35 [10] 1位 08回(0.09)/75回(0.88) @ 85W それぞれの椅子
22.2万枚 (32.8) 3-2-2-4-1 / 6-26-63 [50] 1位 12回(0.08)/107回(0.68) @ 157W 透明な色
27.9万枚 (37.5) 6-2-3-2-4 / 8-00-00 [00] 1位 17回(0.68)/25回(1.00) @ 25W 真っ白なものは汚したくなる


アルバムは、それぞれCD・DVDの構成や値段が異なり、特典の内容も様々なので、売り上げ枚数を比較してもあまり意味がありません。

それより、TOP50や300位圏内へのランクイン回数が重要で、発売25週目にして、TOP50入り68%17回の「真っ白なものは汚したくなる」の数字がやはり目立っている。

ただ、157週目で200位圏内ランクインが68%107回の「透明な色」も、粘り腰の人気を見せていて、長くじわじわ売れている印象を受けます。

「僕だけの君」のCDセールスがどういう特徴を持つのか、判明するのはまだまだ先のことでしょう。


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// 最近のツイート抜粋

アレチボルト@sabakunonezumi のツイッターアカウント

欅坂メンバーからファンに対して謝罪が相次ぐ中、肝心の運営幹部は誰も姿を現さず、何の説明もない。12月時点で平手友梨奈の体調不良は明白だったのに、紅白で事故を起こし、1月に武道館を入れ、破綻した責任は重い。せめてライブ延期を早期に決断していれば、メンバーもこれ程苦しまずに済んだだろう
2:20 - 2018年1月16日

小林由依ブログの「とても悔しいし悲しいです」は心に刺さった。欅坂ライブだった武道館3daysなので、1日でも漢字メンバーでやりたかったと思う。しかし、センター不在の上、表題曲一斉披露は負荷が桁違いで、紅白のような事故も危惧され、「私たちの力不足」と無念を飲み込むしかなかったのだろうか
1:15 - 2018年1月16日

AKB48SHOW!の紅白舞台裏。ステージ後の欅坂メンバーがTAKAHIRO氏に寄書き色紙を贈っている場面が、お別れ会のように見えてドキッとした。彼の去就は平手友梨奈のセンター続行に絡む重要事項。乃木坂同様、6枚目が欅坂の転換点になるのであれば、武道館不参加は今後起こる一連の出来事の第一歩なのかも
22:03 - 2018年1月14日

欅坂武道館3daysのひらがなライブへの変更。平手友梨奈の怪我が原因なら、もっと迅速に決断すべきだった。握手会中止も当日前日発表が続き、批判や動揺を巻き起こしてしまった。あの紅白ステージを問題視するNHK会長の発言と同時に事態が一気に進んだ感はあるけど、兎に角てちにはゆっくり休んで欲しい
23:03 - 2018年1月13日

Mステ2時間SPの乃木坂46「いつかできるから今日できる」は、白いワンピースに鮮やかな花模様をあしらい、薄いシースルーを羽織った衣装。ダンスもそれに合わせたのか、あさひなぐの武道的な力強さを抑えた優美な仕上がり。華やかなビジュアルを前面に打ち出した、久しぶりの乃木坂らしいステージだった
22:57 - 2018年1月12日

最近、AKB48Gや坂道ほどCDの売上アップにこだわるアーティストは少ないく、相対的にオリコン順位が高くなる傾向がある。「逃げ水」の1位返り咲きもその一例。かりにCDを1千枚買うファンが1人現れると、その売上だけで週間チャートの50位付近ランクインできるが、楽曲人気とは無関係の順位変動になる
1:56 - 2018年1月10日

乃木坂46春シングルの選抜メンバーは、2016、17年とも、1月最後の日曜に『乃木坂工事中』で発表されている。今年も同じなら、1月28日深夜に20th選抜が判明する。今夜、齋藤飛鳥の密着特番が地上波で流れたことから、センターあしゅ?と考えたくなる笑。ちなみに2015年は1月最後から2番目の日曜に発表
1:42 - 2018年1月10日

CD購入者が収録音楽を聴くだけでは納得せず、添付のオマケを使い、歌手本人と握手して、始めて満足を感じるのだとすれば、それは異常なことだと思う。会いに行けるアイドルを、会わないと価値のないアイドルにしている商法が、握手会欠席メンバーへの不満を加速させ、ファンと本人たちを疲弊させている
1:11 - 2018年1月9日

握手会は本来、任意のファン感謝イベントだったが、AKB商法以降、アイドルの果たすべき「義務」になってしまった。そして義務遂行を求めるファンが現れ、メンバーは売上序列に縛られ、夢を与えるアイドルと彼女の夢実現を願うファンの程よい距離感はもうない。故に生駒平手の握手会欠席が大問題になる
1:58 - 2018年1月9日


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