相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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『相撲史発掘』第106号 頒布中 !

2024-06-10 21:27:34 | 日記
 拙作&私家版『相撲史発掘』第106号を
御希望の方に洩れなく進呈しております。
(題簽は元大相撲立行司40代・式守伊之助氏)

1~4ページ
〇“時代”を超えた力士たち (第5回)
 ●明治→大正篇 ③
 ◎平幕止り3力士の写真つき

5~7ページ
〇江戸大相撲熱戦譜 (第86回)
 ●天保十五年冬場所
 ◎幕内略歴・関係勝負&星取表

8~9ページ
〇大正期の新聞記事から (17)
 ●『國民新聞』大正7.5.17~18

10ページ
〇昭和三十年代前半の軽量力士
 ●起雲山から大ノ浦まで12名

折込み表面
〇京都府出身入幕力士一覧
〇昭和十九年夏場所七日目、63,000人の大観衆

折込み裏面
〇不知火諾右エ門 対手地位つき星取表
〇彦山光三を感銘→堪能させた國貞の錦絵

11ページ
〇古今平幕最優秀力士星取表(36)

 頒布を御希望の方は、二折り定形郵便ならば
94円切手…、折らずに定形外郵便ならば120円
切手…、何れか同封の上…下記宛てへ
〒852-8113 長崎市上野町14-11
       田   中       健
 お問合せは jhisa104@ybb.ne.jp まで…お気軽に。
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5連敗で土俵を去ったが…

2024-06-10 13:43:57 | 日記
※昨日の閲覧…833・訪問者…477
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 幕末の弘化二(1845)年春場所六日目の
中入り前、幕内力士一番手として土俵へ
上った数え41歳の音羽山(←十万ノ海←
笘ヶ嶋←象ヶ鼻)は、二日目から黒星が
続いていた。〔彼は、在幕中の引分けが
皆無の当時の珍しい力士なのである。〕
 対戦相手は、番附頭書が片仮名で「カ
ラツ」とある“万年幕下”玉ヶ橋で当場所も
前半戦白星がなかった。それでも、“貧乏
神”〔隠語で幕下(現十両)筆頭のこと〕を
当場所を含み通算5場所つとめている。
当然、幕内挑戦が数番あり白星も得てい
る。
 勝負は熱戦・凡戦いずれか不明だが、
音羽山は遂に5連敗を記録してしまった。
拙稿「熱戦譜」には「引退間近?」と書
く…が、どうやら限界を悟って土俵へ再
度上ることはなく、翌場所番附から名が
消えている。
 一方、玉ヶ橋は安政三(1856)年まで幕
下番附にその名が載っている。不運なの
か、古今の入幕力士に列することはない
ばかりか、「年寄」を襲名する機会もなく
角界を去り、『相撲の史跡』に採りあげ
られず、その後の消息や・墓碑の存在も
判然としない。唐津出身だったと思える
が、如何ともし難い。
 反して、音羽山の方は、年寄Ⅵ音羽山
からⅧ雷 権太夫を襲って慶應年間には
相撲會所の重鎮になり、明治二年65歳で
逝った。
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