相撲史に関心・興味のある方どうぞ

相撲史に関心・興味のある方どうぞ

「弘化二年春場所」序章

2024-06-03 21:32:06 | 日記
 江 戸 大 相 撲 熱 戦 譜 第87回
☆ 弘 化 二 年 春 場 所 ★

 約13年11箇月つづいた天保は十五年の旧十二月二日
弘化と改元。翌二年(1845)春場所は当初二月十二日
開幕予定が延引して三月十六日(陽暦四月二十二日)より
本所回向院境内にて晴天10日間興行となっている。
 昨冬の全休5力士の処遇は如何。先ず西関脇猪名川が
番附面から消えた━不出場で除名は天保十二年冬場所の
鷲ヶ濵(現常盤山)以来。後関脇荒馬が小結に据置かれた
のに、入幕10場所めの相生は1枚下降、更に西方の常盤山
や千年川が1枚上昇したのは不可解。
 前頭筆頭で関脇武隈(元大関湖東山)を破り、対平幕に
5勝1引分けの元小結御用木を新関脇に抜擢━反面、昨
冬は幕尻で7勝1敗…の好成績だった桂野が旧地位の侭
──尤も、白星に幕下戦の4勝が含まれていたが………。
 東方は前記、最年長の武隈ら6人が四十代、対する西
では前出の常盤山ひとり四十代で頑張っており、“東老・
西若”みたいな感じ。数え年が判明している23力士の
平均年齢は36・9歳と算出し、前場所より若干上昇した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和35名古屋の幕内対十両戦15番

2024-06-03 13:40:33 | 日記
※昨日の閲覧…834・訪問者…416
トータル訪問者数 1,124,961

 有史以来はじめて幕内全力士「皆勤」を
記録する“快挙”を成し遂げた昭和三十五年の
名古屋場所。その幕内力士数は横綱・三役が
9名、平幕が東西あわせて32名━全体で“奇
数”なので、初日~千穐楽の15日間、各々1
番の幕内対十両戦が組まれたのであった。
初 日 西前十六●開隆山(浴せ倒し)羽子錦(東十両1)
二日目 東 〃 〇泉 洋(足取り)明歩谷(西 〃 )
三日目 前十六●開隆山(掬い投) 仝 (仝)
四日目 西前十五●宇田川(突出し)星 甲(東十両2)
五日目 前十六〇泉 洋(突落し)羽子錦
六日目  〃 ●泉 洋(寄切り)佐田の山(西十両3)
七日目 東前十四〇若杉山( 仝 )羽子錦
八日目 〃前十五〇及 川(突出し)明歩谷
九日目 前十六●泉 洋(上手投)常 錦(西十両2)
十日目  〃 〇開隆山(寄切り)羽黒花(東十両3)
十一日目 前十五●宇田川(押出し)常 錦
十二日目 前十六●泉 洋(外掛け)天津灘(西十両4)
十三日目 〃 〇泉 洋(送出し)大瀬川(〃十両6)
十四日目 前十五●及 川( 仝 )花田(東十両5)=後…栃ノ海
千穐楽 前十六●開隆山(寄切り) 仝

 幕内力士の6勝9敗だった。5人の幕内と、
9人の十両力士が対象になっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする