相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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天保5春 5日目の椿事

2017-01-28 20:58:08 | 日記
 本場所大相撲の“概観”をつかむのに
星取表は手っ取り早い。
 けれども“日別”の珍しい記録などを
みつけるのは星取表を眺めただけでは
無理と思っている。

 「非売品の定期刊行物」だと自認してる
拙作&私家版『相撲史発掘』の六月完成予定の
第85号━折込みに掲げる「天保五年春場所
幕内関係勝負」を作成して発見した珍記録。

 五日目中入り前
東前三◯黒  岩─由良ノ海●西前七
〃前一◯荒  礒─武藏川●〃前六
〃〔横綱〕◯阿武松─和田ノ浦●〃前三
 五日目中入り後
東前三◯小 柳─頂(いただき)●西前四
〃前八◯鰐  石─追手風●〃小結

 取組番数が少ないと云っても、引分け・
預り等が日常茶飯事だった当時、一方の
片屋が5戦全勝なんて滅多にあるものでは
ございません。
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全敗が消えた星 その212

2017-01-28 13:14:43 | 日記
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 昭和三十四年初場所は、初日から5連敗
した幕内力士は皆無。前大関松登、元小結
時錦、中堅の清惠波が揃って五日目白星を
あげて全敗が消えている。

 松登はⅠ若乃花と一緒に大関昇進。だが、
若乃花に黒星を頂戴したことに因って陥落。
 その際、松登ファンから若乃花へ“抗議”
のレターが殺到したそうな━「情け知らず!」
なんて「相撲不安」になりそう…。

 清惠波は、「石川県…出身」となっているが
実は大鵬同様「樺太」生れであった。取口も
地味だったみたいで、相撲ぶりが印象に残って
いない。
コメント (1)
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