左、谷風─小野川、右と小野川━谷風

※昨日の閲覧…1,113・訪問…170
今年２度めの閲覧数“４桁”でした。

　250年以上連綿とつづいてる縦「番附」は、
右側を東方、左側に西方━これは逆に
なったことは全然ない〔地球の北極・南極
はジャンプしている〕。　
　ところが、土俵〔場〕は正面からみて
現在の如く、左側を東方、右側を西方に
なったのは果していつからなのか。

　谷風・小野川の横綱傳授披露の図では、
番附と逆に配置━左に小野川、右に谷風だ。
　では、この両力士を描いている錦絵は
すべてこのパターンなのかと云うと違う。
　勝川春章えがく両者の仕切り⇒立合いは
谷風を左に、小野川を右に…。

　なんで、同時代のおなじ両力士の絵で
左・右が異なっているのであろうか?

　尚、両力士ががっぷり四つに組んでいる
浮世絵は参考にしてはいけない。
　東方から上った方が西土俵へ廻り込むこ
とが充分あり得るのだから……。