入れ掛けの「や」は不可抗力だ

　 文政十年三月場所三日目は、中入り前の幕下〔現十両格に
非ず〕取組途中で降雨のため“入れ掛け”になったことが判明
━そのため幕内全20力士の星取表において三日目は「や」印
が記入されたわけである。
　これは、その丁度10年前の文化十四(1817)年正月場所初日
三段目取組の途中、“入れ掛け”になって以来の出来事だった。
このとき幕内力士は22名で、うち不出場が５名なので、いわば
“不可抗力”で17人の初日が星取表「や」だらけになってしまった。

　拙稿における「幕内綜合成績」の「休数」には当然上記の如き
「や」はノーカウントで算出している。

菠薐草を喰ったポパイじゃあるまいし…

　初場所終盤戦展望…?!
　某力士の星が十一日目から
○○○○○
なんてことにならないように望んでいる。

　かつて、昭和戦後の名人横綱栃錦清隆は平幕のとき
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　７勝７敗で迎えた千穐楽は、“水入り”の大相撲と
なって…、昂奮した溜席の老人が土俵へ上って両力士を
激励〔?!〕するハプニングまで……。