2023年8月3日(木)
仙丈ケ岳山頂から仙塩尾根を望む
右の方に立っているピーク一番高いのが大仙丈ヶ岳
そちらへ進み塩見岳まで続くのが仙塩尾根
塩見岳は手前ピークに立っている人の左上辺り
朝ご飯を終え、支度を整え、6:30頃に出発。
予定ではサッサと北沢峠に下山して栗沢山に登ろうと思っていたが、
前日山頂では雨、この日は展望が良いので、やはりもう一度山頂に寄ってから下山することにした。
チシマギキョウ
前日の雨でこんなにたくさんのお花を撮れなかったことも、戻りたかった理由のひとつ。
カールの稜線から眼下に仙丈小屋。
奥に鋸岳~甲斐駒ヶ岳、その奥に八ヶ岳
仙丈ケ岳山頂と~ちゃく!(6:57)
いやぁ~、やっぱり素晴らしい眺めだ!(中央アルプス&御嶽山)
やっぱり、こうやってじっくり山頂の喜びを味わえて良かった。
南アルプス 仙丈ケ岳山頂からの展望
富士山 北岳 間ノ岳
右奥に塩見岳、赤石岳など
前日歩いてきたトレイル
左から甲斐駒ヶ岳、栗沢山~アサヨ峰~鳳凰三山(早川尾根)
ミヤママンネングサ
山頂でゆっくり登頂の喜びを味わい、小仙丈ケ岳方面に下りてきた。
このまま前日のルートで下山しようと思っていたのだが、
山頂で時間を使ったし、まだあまり具合も良くなかったので、栗沢山に行くのは辞めて、
馬ノ背ヒュッテの方のルートで下山することにした。
(仙丈小屋~馬ノ背ヒュッテ~藪沢大滝ノ頭(五合目)~北沢峠)
ミヤマシオガマ
なので、もう一度仙丈小屋の前に戻り、そこから馬ノ背ヒュッテの方に向かう。
何だか前日から藪沢カールの上をグルグル歩いてしまった。
ウサギギク
仙丈小屋から30分程下ると見晴らしの良い所に出た。
仙丈小屋と藪沢カール
馬の背ヒュッテに向かうトレイル沿いはシカ除けネットが設置されていた。
タカネコウリンカ
タカネヨモギ
背景の黄色はマルバダケブキでたくさん咲いていた。
ミヤマバイケイソウもたくさん咲いていた。
馬の背ヒュッテ到着 (9:01)
仙丈小屋では水が枯れていたが、こちらではたくさん出ていたので水分補給。
その後のトレイルは樹林帯で展望もなく(ここは甲斐駒がきれいだが)、
具合もあまりよくなかったため、大変長く感じて少し辛かった。
ホソバトリカブト? もう咲いていた!
ただ、こちらのルートは沢を3回くらい渡渉するので、
植生が面白いという事はある。
クロクモソウ
クロクモソウ
このような沢があるとなんだか楽しい。
ジンヨウスイバ(マルバギシギシ)?
ミヤマダイモンジソウ
ウラベニダイモンジソウがあるのだそう。葉の裏を見れば良かった。
コフタバラン
コフタバラン
キソチドリ
キソチドリ
コイチヨウラン
キノコ
なんとなく具合が良くならず重い足取りで藪沢大滝ノ頭(五合目)まで来た。 すると山荘でよく話をした女性がそこで休憩をしていたので、私も一緒に休憩し、その後の下山は彼女と一緒に歩かせてもらった。 楽しく話しながら下山できたこともあり、その後は順調に北沢峠まで下り、バスに乗って仙流荘まで戻った。 北沢峠のバス待ちでは少し冷えたのでレインウェアジャケットを羽織っていたが、バスを降りたとたん灼熱の暑さで本当に驚いた。 一気に現実の世界に引き戻された。 帰りのお風呂はバス営業所で割引券を頂き、「さくらの湯」に行ってみた。 ヌルッとしたお湯で気持ち良かった。
2年かかったが、北沢峠からの甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、King&Queen を登ることができてとてもうれしい。 北沢峠は決して近くはないのだが、こちらもまた季節を変えて来てみたいなぁ、という気持ちになった。
植物の名前はリンク先を参照 → 「南アルプス net 高山植物」