2024年8月7日(水)
鷲羽岳を登り終え、三俣山荘でコーヒーブレイクしたら鏡平山荘へ向け出発。(9:30)
まずは三俣蓮華岳下の巻道分岐までCT40分登る。
途中振り返ると水晶岳、見えている。(;^ω^)
更に登ると祖父岳の左に見えるのは薬師岳!
薬師岳も行きたいなぁ~。 北アルプスの貴婦人。
三俣蓮華岳もスッキリ青空に映えて美しい。
双六小屋近くまで行く巻道は写真上の方の台状に張り出した部分にある。
10:29
ようやく巻道分岐まで来た。
巻道近辺、特に山側斜面にはお花がいっぱいだ。
まだチングルマも咲いていた。
お花がいっぱい
本当にきれい!
前日はあの上の稜線を歩いていた。
ミヤマリンドウ
巻道はCT 1:25。 甘く見ていた気持ちもあり、なんだかいつまで経っても着かない。
写真右に見えるトレイルをず~っと写真左の方へまだまだ歩かなければならない。
稜線をまっすぐ進むのではなく、山ひだを拾ってゆくしアップダウンもある。
少し気持ちが焦って心配になってきた。
とは言え、焦っても仕方がないのでお花を見ながら。
クルマユリが花盛り。
ミヤマカラマツ ミヤマキンポウゲ
お花の斜面のずっと奥は燕岳辺りだと思う。
たくさんのハクサンフウロ
そしてやっぱり登る~。 しかも岩~。
ミヤマバイケイソウ
うわぁぁ。 タニギキョウがいっぱい咲いてる!
鷲羽岳が随分遠くなった。
シャンデリアのようなクルマユリ
12:17
ようやく双六小屋上の分岐に着いた。
花を撮ったりしたが、せっせと歩いたつもりでもCTより30分くらい遅かった。
そんなに遅かったのかぁ。。。ちょっとがっかり。
気を取り直して、双六小屋に向かう。
12:43
お腹もすいたので双六小屋の五目ラーメン(1,200円)を頂いた。
「汁は残しちゃダメですよね?」と伺うと、「大丈夫ですよ!」と言って下さったのでこれにした。
汁もの麺類、ありがたい~。 美味しかった!
美味しい物もいただいて、良く休んだが、双六小屋から弓折乗越は上り基調。
「あ~、こんなに登るのだっけ?」と少し心折れつつ、「あと少し!」と唱えながら歩き続ける。
双六小屋から弓折乗越までも 1:20。 1:20って長いんだな。
鏡平山荘が見えた!
ハクサンフウロ
ミヤマアキノキリンソウ エゾシオガマ
それでもYAMAPによると弓折乗越まではほぼCTで到着できた。
前日「きついなぁ~。」と思いながら登ってきた弓折乗越までのトレイルを下ってゆく。
鏡平山荘には 14:59到着。 17:00夕食。
連泊するとメニューが違うようだが、私は一日置いての再宿泊だったので、夕食内容は前回と同じ。
でも美味しいから大丈夫。 完食!
到着時に「お帰りなさいですね?!」と言われてうれしかった。
鷲羽岳とコーヒブレイクだけで三俣を離れ、もっと余裕で鏡平に着くつもりだったが、そうも行かなかい事がよくわかり、ちょっとガッカリしたり、北アルプス最深部の深さをまた思い知らされた。
あと1時間遅くても問題はなかっただろうが、自分的には15:00到着でギリギリという感覚だった。 山小屋はどこも 17:00夕食開始だ。 その前にチェックイン、寝床に案内され、荷物を整えて、手、顔、身体を洗ったり拭いたり、着替えをしたり、また汚れ物を乾燥室に干したり、ザックに詰めたり。 そんな時に洗面所や更衣室、乾燥室が順番待ちの場合も往々にしてある。 その後ゆっくり座って休む時間がないと、ただただ焦ったり、慌ただしい思いで疲れが取りきれず食事が喉を通らなかったり、眠れなくなったりもする。
今回毎日少し歩き足りないようなルートで、午後早めの小屋着、というスケジュールはそんな事を回避するためにも良かったと感じていた。 本当はもう少し無理して遠くまで行きたいという気持ちもあったが、幸い(?)山小屋も予約できなかったし、自分の足にも自信がなかったのでそうしなかった。 特に今回は初めてのエリアだったので、このスケジュールが自分には最適だったと本当に感じていた。 まぁ、正直なことを言えばこのスケジュールでも日々少しずつストレスがたまってゆく面も感じていた。
そうとは言え山での最後の夜。 やはり離れがたい気持ちと、また来たい気持ちと、あとはサッサと下って早く温泉入りたい!、という気持ちで床に就いた。 つづく。